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クラスメイトとデスゲーム  作者: 奏 秀太
3/21

殺し合い、そして軍人

久々で申し訳ないです。

男子は迅速に校庭に集まり女子は速やかに武器庫に集まった。女子には武器の運搬を手伝ってもらう。まぁ、たかが200m程度だ。


男子全員にアサルトライフルとハンドガン持たせた。5.56m弾を使うM4A1が武器庫にはあった。アメリカ軍が使うとても高性能な銃だ。ハンドガンはグロック17だ。


俺は少しだけ格闘技をし、武器や銃に精通している。そして、この学校は中々の進学校だ。そのため、武闘派の人間なんてほぼいない。ほぼな…


まぁ、今回は会長が校舎、本部の指示。そして、男子諸君を三分団に分けることにした。

第一分団を俺が請負、400人をが俺の指揮下に入った。第二、第三分団は後方援護だ。


第一分団の装備はアサルトライフル、ハンドガン、防弾チョッキ、シールドだ。とても基本的な武装だ、そして、初陣にはちょうどいい。相手は中学生、しかも全校生徒200人前後だろう。



本校の門は二つある。正門と呼ばれ、東の方角に位置する。後は裏門、西側にある。



戦争(ケンカ)を売ってきた奴らは恐らく東から攻めて来るだろう。第三東中は東の方角に位置するし、わざわざ遠回りはしない。いや、出来ないだろう。軍事境界線があるからだ。遠回りした場合は他の学校の軍事境界線に侵入することになるだろう。そんなことをすれば奇襲になってしまう。


10時間後


第一分団から第三分団までの配置は全て終わり、屋上にはスナイパー、及び重機関銃による援護射撃体制も整っている。第二分団にはロケットランチャー、グレードランチャー、C4爆弾などの爆発物を一任した。とゆうか、もう正門前と校庭にはありったけのC4を設置してある。起爆は会長に任せてある。最悪俺らがやられても爆弾で一掃すれば残存兵でなんとかなるだろう。


それから1時間後


皆の顔が一気に引き締まる後5分で開戦だ、何が飛んで来るかわからない。ロケットランチャーを持って来るかも、グレードランチャーを撃って来るかもわからん、正直俺も怖い。逃げたいし、校舎で見ていたい。クソッ、なんでこんな目に…なんてことを考えながら銃に弾を装填した。セーフティーも外すよう指示を出した。


〜5分後〜


開戦だ…ほどなくして敵の姿が見えた。小柄…とも言えないがまだ身体がしっかりしていない中学生が男女入り混じって突撃してきたのだ。正直俺は驚いた、何故かとゆうと俺はグレネードランチャーやロケットランチャーによる第一派をしかけてくると正直思い込んでいたからだ。だが、好都合。俺は直ぐに射撃の許可を出した。一斉に引き金を引く。ものすごい爆音が学校に鳴り響く。それと同時に若い男女の悲鳴も聞こえる。だが、俺たちは撃つのをやめない、撃たなければこっちがやられるからだ。


戦闘はものの10分で終わった。俺たちの一方的な虐殺にて幕を閉じたのだ。そのあと直ぐに、彼らの学校、司令本部を占拠するべく中学校に向かった。残党が残っているかもしれない、そう皆には呼びかけ、警戒を怠らせ無かった。


幸運な事に残党は一人もいない。とゆう報告を受けた。会長からだ。敵の残存率がモニターで観れたらしい。俺たちは敵の司令本部を占拠し爆破した。これで1200ptだ。恐らく300人は殺したので300pt合計1500ptは貰えるだろう。そう考えながら俺たち第一分団は帰投した。



帰投後。出迎えには生徒会メンバーと男子生徒がいた。会長が俺たち、いや、俺に話しかけてきた。


「お疲れ様でした丸山庶務、あなた達のおかげで今回は何とか難を逃れました。」


社交的な丁寧な言葉使いで会長はそう話しかけてきた。


「恐縮です。分団員が頑張ってくれたので問題なく作戦を完遂する事が出来ました。」


俺はこのような言葉使いに慣れている。


「はい、では、現時刻を持って作戦を終了します。」


「承知しました。」


疑問に思う人もいるだろうから今のうちに言っておくと高村雫会長のお父上は独立日本自衛軍、(通称防衛軍と一般的には呼ばれている)の大佐である。そして高村雫会長は国防軍特殊作戦立案部隊少佐、高村雫少佐とゆうもう一つの顔がある。なぜ、17歳の少女が軍人なのか、疑問に思うだろう。それは簡単なことだ。頭が良すぎるのだ。恐らく高校生では、いや、東大の連中でも歯が立たないくらい頭が良く、戦略家なのだ。そして俺はその部隊の実行部隊である、国防軍特殊作戦立案部隊実行班班長の丸山幹彦大尉が俺だ。そしてなぜ16歳の少年が軍人なのか、簡単に言ってしまうと実技戦闘の才能があるからだ。正直、普通の軍人なら100対1でも勝てる自信がある。


そんな事を考えていると俺は高村少佐、ではなく高村会長に呼ばれた。


「幹彦くん、ちょっときてもらえる?」


今は先輩と後輩のやりとりだ。


「あ、はい。わかりました。」



俺は武装を外さずに会長の後をついていく。恐らくこれからの方針を「軍人」として話し合うのだろう。


会議室の扉を開け中に入る、そこには千葉心美がいた。正直俺は驚いてしまった。これから「軍人」としての話をするとばかり思っていた俺は千葉の出現によりその幻想を打ち砕かれたのだ。


「お疲れ様です、会長。」


「えぇ、ココちゃんもお疲れ様」


会長は千葉をココちゃんと読んでいる。千葉は清楚系、とは言えないような活発な女の子だ。俺は千葉とクラスが一緒なわけでそういった活発な面を見ている。もちろん会長の前で猫を被っているわけではないが…


「ヤッホー、幹彦君」


軽い声と軽いテンションで絡んできた。いや、挨拶か…


「あぁ」


軽く流し、会長が話し出すのを待つ。その時は直ぐにやってきた。残念ながら会長ではなく少佐だったが。


「では本題に入りましょう。丸山大尉、貴方の同僚を紹介します。千葉心美大尉です。」


「は?」


思わず、阿呆な声が出てしまった。


「国防軍特殊作戦立案部隊実行班副班長千葉心美大尉であります。よろしくお願いします、班長殿」


ニコッと千葉が笑った。

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