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クラスメイトとデスゲーム  作者: 奏 秀太
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最後の戦い

ベティが仲間になってから2ヶ月。幹彦達は全国の学校を潰し、制圧した。死者は出ず、アクティブスーツも今や50着ある。ちなみにアクティブスーツには「パワー」「スピード」「ディフェンス」の3属性に別れており、それぞれの特徴がある。

パワーはパワー重視でアブソープションはパワー重視の銃である。スピードはその名の通りスピード、ディフェンスも然りである。

それはさて置き、幹彦達は現在、最後の戦闘に向かう途中だ。戦力差は圧倒的だが、最後の一人一校まで手を抜かないのが幹彦の流儀だ。




戦闘はアブソープションを使い、一瞬で終わった。幹彦もアブソープションの近い方に慣れ、最大で7秒までならチャージができるようになった。なので、アブソープションの対抗策を使えない学校はすぐさま葬られてしまう。



「終わったな…」



それに応える心美。


「やっと終わったね…」



「やっと元の世界に帰れるな」



「うん」






次の瞬間、幹彦の視界はブラックアウトしてしまう。何も見えない。








幹彦が目を覚まして最初に目にしたのは真っ白な天井だ。そして、自分の腕に目を向けるとそこには投薬用のホースが身体にいくつも刺さっている。



(なんだこれ?どうなってんだ?)




「幹彦!幹彦が目覚めた…」



そこには、雫が…雫に似た女性がいた。


「雫さん?」



「そうよ、私は丸山雫、あなたの母親よ。2年も眠りっぱなしで、よく目覚めてくれたわね…」


抱きつく雫、困惑の幹彦。


「母さん?」



「そうよ、貴方のお母さんよ」



「心美は?」



「ココちゃん?すぐ来るわ連絡したから」



5分後



「幹彦君!」



「心美?」


「そうよ、千葉心美、幼馴染よ」



「サウザンドハート」



「え?なに?サウザンドハートって?」



「いや、なんでもないよ。」



「そっか、でも、本当に良かった…目覚めてくれて」


泣きながら心美は話す。だが、幹彦の意識はそれどこらではなかった。今までのは全て夢だったのか?それとも本当に?まさか、パラレルワールド?そんな事を考えていたが、途中で考えるのをやめた。考えても無駄で有ることに変わりは無いのだから。今は、喜ぶとしよう。二人の女性が自分の生還を祝ってくれているのだから。













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