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45歳サラリーマンですが、自転車にひかれたら勝手に魔王に転職してました

 今俺は、猛烈なピンチに襲われている。

 俺の名前は高虎、ある会社の帰りに自転車にはねられ、異世界転生というものをして、魔王になってしまった…それだけならまだいい、まだ許せる。結果的にイケメンになったしね…ただ許せない問題は、異世界転生したら、天使と悪魔の戦争の真っ只中だったということ…

 しかも悪魔側が押されていて、いつ俺の元に敵が来るか分からないというとんでもないピンチなのだが、今俺は、あぐらをかいて、目を瞑っている。

 なんでそんなピンチな時にあぐらかいて目を瞑っているかって?そんなの決まっている。無能上司がピンチになったらやることなんてただ一つ…

 その時、俺の右横の窓ガラスが割れて恐らく敵の天使が入り込んできた。数は分からないし本当に天使かなんて分からない、だって目を瞑っているのだから。

 だが無能上司がピンチになったらやること全書その一

 すると………ズシャ……と、切ったような音がしたと思ったら、ドサ……と、倒れる音だけが俺の耳に届き俺の中で疑問が確信に変わった。

 やはり、やはりそうみたいだ。

 そう、できない上司は全て部下に丸投げする!!

 こんな身振り手振りだが、俺はできない上司だった!!

 まぁその部下は一瞬にして俺を追い越していったが…………そんなことはどうでもいいッ!!今の俺は超絶かっこいい魔王軍のトップ!!魔王なのだ!!!だから俺を追い越すような者は居ない!!………………とも言い切れないのか?もしかしたら魔王入れ替わり時とかあるかもしれないし…そうなったら終わりだ……魔王の座から落下してしまう……誇らしく美しい魔王というトップの座から……







 こんな事を無能な魔王が考えている間にも、優秀な部下は頑張っていた。


 最近…いや、ついさっきから魔王様の様子がおかしい……急に自分の部屋から出て何をするかと思ったら、急に自分の体をベタベタ触りだして驚いたり、鏡に反射した自分に驚いたり……挙句の果てには急に座りだす始末……しかも無防備に!ほんとに何がしたいんだこの人は………あ、人じゃないか…だが偉大なる魔王様だ。何かお考えがあるのだろう……

 俺はずっと座っている魔王様を切ろうとする天使の輩を逆に切り、骸を魔王様の周りに増やしていく。

 たが魔王軍はどんどん押されていた。最初こそ有利だったものの、天使軍幹部が来てからこのザマだこの野郎……せめて魔王様が前線に出て戦っていただければ………はッ!まさか戦うために力を溜めているのか!?そうだ間違いない!!よし!そうと決まれば!!

 俺は一度魔王様の周りから離れ、戦場で今も戦っている者たちの所へと向かった。





 俺はこの状態に危機感を覚えていた。ずっとあぐらをかいて座っていても、状況は何も変わらない。むしろ悪化するかも知れない。ていうかこの戦争の起こった原因、勝利条件が分からない以上、ここにいるのが得策なのか?ていうか絶望的じゃね?いや、間違いない、状況は絶望的だ。だって魔王(俺)の位置は奴らは分かっているだろう、だが敵の大将の位置がこっちは分からない!!多分だが…俺たち魔王軍の勝利条件は敵の大将を討つこと、恐らくだが………だがそれが難しい…ていうかこのまま行けば負ける………だって相手には大将の位置がバレているにも関わらずこっちは恐らく分かってない…圧倒的絶望……崖っぷちだ。

 あれ?ガチで詰んだ?

 退却……したいけど多分ここが俺の家だよな……

 てことは家なし…?魔王家なし?…………笑えない笑いない笑えない笑えないッ!!!絶対にダメだ!!!魔王の家がないなんて冗談じゃない!!!

 そして俺は大きく息を吸って叫んだ。

「お前らぁぁぁ!!!!絶ッッッ対に勝つぞおおおおおおおおおお!!!!!!!」

 会社の上司が部下を奮い立たせるには自分は動かなくても(絶対に勝てよ)とは言ってはならない。あくまで自分が動くかもしれないということを察させるために(絶対に勝つぞ)という。

 絶対に勝つぞ、と俺が言った瞬間。

「うおおおおおおおおおお!!!!!」

 という声が聞こえ、安心した。

 よし、それじゃあ俺は座ろうか…

 そして俺は再び床にあぐらをかき座った。




 俺が戦場にたどり着いた途端、魔王城の魔王様が、声高らかと「勝つぞおおお!」と叫んだ途端、仲間の士気が上がり少しだけ、ほんとに少しだけだが前線が上がった気がしたが、少し前線が上がった所で、ピンチということに変わりはなく、逆に魔王様が声を上げてしまったことで天使軍全員に位置がバレてしまった……ほんとに何を考えているのか私にはわからない………だが一つわかったことは、魔王様もこの戦に参加する可能性があるということ。

 さっきの言動から察するに、少しすれば魔王様が来る。たが当然諸刃の剣、魔王様が下に降りてくれば前線は上がる、だがそれと同時に魔王様に危険が及ぶ。この点を考慮した上で俺が出せる最適解は……

「動ける幹部クラス!全員戦場に降りろ!!!お前達も戦え!!!」

 城の中に居る幹部クラスに俺の声が届いてくれ……頼む………





 だいたい理解できるよ、青髪イケメン、君の考えていることはだいたい理解できる。おおよそ、魔王(俺)が下に降りるからこの城の中にいる幹部を全て下に集めようっていう作戦だね?わかるよ、考えていることはよ〜〜〜くわかる………た〜だ〜、それ"降りる前提"だよね?俺降りないからね?嫌だよ、戦場に降り立つとか、絶対、死んじゃう…………いやここにいるほうが死んじゃうか……なら降りる………………待ってここ何階?

 そう思って下を見てみると、高さおよそ30階、しかもこの城の階段の位置分からない、それ即ち詰み、詰んだなこりゃな……ワード選択をミスってしまったようだ俺は………







皆さん、お久しぶりです。第2話が遅くなり申し訳ございません……まだ小説作りに慣れていないものでして…………


これからも不定期な私の小説をどうぞよろしくお願いいたします。

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