エルフの住処
スイとは妖精の住処から少ししたところで別れ、そこから半日程度は一人で移動したため、いざエルフの住処についてもルナはどうすればいいのかわからず立ちすくんでいた。
すると、二人のエルフのうちの一人が声をかけてくれた。
「初めまして、私はシャルン。転移された方ですか?」
それに対してルナは、
「初めまして、私はルナと言います。妖精の住処に転移したのですが、私のように転移してきた人たちが住む場所があると聞き、そこを目指すことにしたんです。それでまずこちらに来たのですが勝手がわからず…」
とこたえた。するとシャルンは、
「そうだったんですね。こちらの彼はルークといい、私の彼氏です。もしよければ私たちがご案内しましょうか?」
と、もう一人のエルフの紹介とともに案内を提案してくれた。
ルナはその言葉に甘えることにした。
ルナはシャルンとルークにエルフの拠点を案内してもらっている間に、様々な話をしたりきいたりした。
そして、次の種族の住処までは少し距離があることや、意気投合したことなどから二人の家に招待され、数日身を置かせてもらうこととなった。
食事など、似ているものもあれば全く違うものもあり、ルナにとってはとても楽しい日々となった。