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ルナの日常
※詳細はありませんが、「いじめ」という単語が一部出てきます。
言葉のみでも嫌な方などはご注意ください。
※噂の内容は本作内でのみのものなどで、絶対に実行等は行わないようにしてください。
私はルナ。どこにでもいる普通の学生……と言いたいところだが、いじめを受けている。
いじめの内容は日が経つことにエスカレートしている。
主にチカとシュリにいじめられ、周りは標的が自分に変わることを恐れて誰もが見て見ぬふりだった。
そんななかルナは、ある噂を思い出して実行しようかと考えだしていた。
実は、ルナの住む地区にはとある噂があるのだ。
その内容は、『とある坂道の頂上から午前四時半ちょうどに下りはじめ、自転車でブレーキをかけずに一気に下りきること。そうするとワープホールが開き異世界に行くことが出来る。』といったものだ。
だが坂道の先は雑木林で危険性が高いことや、信憑性の低いことなどから信じる者は少なく、いつしか忘れられ始めていた。