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7荷造り

今日は2話投稿できました

pvが1100を超えました!ありがとうございます!

「ということだ。2人のことは本当の家族だと思って大切にしろ。明日からイソトマも公爵令嬢として――学園の一年生として入学するから面倒をよく見てくれ。あと部屋に置いてある物をすぐに移動させておくように。以上だ」


「……………」

 

 反論もできない。本当にどうしてしまったのだろう。学園に行くまでは、いつもの父だった。それが帰ってきたら急に再婚するとか言い出して……急すぎない?


 そんなことを考えていると……


「さっさとさがれ!目障りだ!」

 

 父に怒鳴られた。初めてのことだった。

 体が強張り、動けなくなっていると、

 

「こいつを前の部屋に連れていけ!片づけさせろ!」


 扉の前で待機していた騎士にそう命じる。が、騎士たちも父が私に怒鳴るなど初めてのことで、困惑している。


「早くしろ!クビにでもなりたいのか!?」


 唾を飛ばして、騎士たちに脅迫をし、私を部屋に連れていくように言うお父様。それをロベリア様とイソトマ様はクスクス笑いながら眺めている。


 騎士たちは、おそるおそるといったように私の腕をつかみ、客室に向かう。

 客室に行くまでで、騎士たちにすごく謝られた。この国では女性の体に触れていいのは、家族と婚約者か女性がゆるした相手のみと決まっているためだ。


 騎士たちには大丈夫だから、気にするなといい私の部屋に入った。子供のころからずっと使っていた部屋だ。ここが私ではない人の部屋になるとは……なんだか不思議な感じがする。


 本当はここで暮らしていきたいが、どうせ父に言っても変わらない。

 諦めて部屋を移すため、片づけをはじめた。


 私はあまり買い物が好きではないため物が少なく、すぐに荷造りが終わった。

 荷造りが終わったそのとき、ノックもせずに扉をバンッ――と開け、私がいることが分かると、途端に不機嫌そうな表情になるイソトマ様。周りをきょろきょろと見渡し、誰もいないことを確認した後、意地の悪そうな笑顔を私に向けてきた。


「ふぅん。結構広い部屋じゃない。あんたみたいなやつが使ってた部屋だと思うと、不快になるけど。」


「…………」


「あ。この宝石可愛いわね私がもらってあげるわ。このドレスもそれもあれも……」


「……流石に差し上げることはできませんよ?私が大切にしている物達なので」


 あげるわけねぇだr……コホン。あげるわけないでしょうが。


「お義父様が、この屋敷のものは好きにしていいってぇいってたのにぃ……うわあああああああん」


 ―――――うわ……この子私の1歳下でしたっけ?では16歳!?子供みたいに泣いて……みっともないたらありゃしないわ。


 すると、父とロベリア様がこちらへやってくる。書斎は私の――イソトマ様の隣の部屋のため、すぐにやってきた。


「どういう状況だ」


 さすがにこれは父もゆるすことはないだろうと、詳細を話すと、


「お前は姉なのだからイソトマに譲ってあげなさい」


「アネモネ。イソトマにあげて差し上げられないかしら?」


「この中には、母の形見もあります。イソトマ様に差し上げることはできません」


 私の持ち物は、本当に大切なものしかないため、あげることはできない。


「そうか。ならばお前の暮らすところは、一番グレードの低い客室だ。イソトマ。アネモネがすまんな。イソトマが欲しいものは、全部お義父様が買ってやるからな」


 私には地を這うような声で、怒りをあらわにし、イソトマには、優しい口調で話す。  

 凄く違う対応ね。


「本当!?お義父様大好きー!」


 父のなんでも買ってやる宣言を聞き、嬉しそうに父に抱き着く。父はとても嬉しそうにイソトマを抱き返す。ロベリア様は微笑みを浮かべてそれを見ている。


 私は何を見せられているのだろう。


 時間の無駄だわねこれは。私の新しい部屋に行って読書でもしてましょ。


 自分の荷物を持って、新しい部屋へ向かった。


 

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