5うん。なんで?
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スゴッ。壮絶な話だな。
創作が得意なんだなこの子。
「ということだから。この通りに行動してね!」
……うん。なんで?
「どうしてこの通りに行動しなきゃいけないのでしょうか?もし私があなたのお話通りにしたら、私にメリットはあるのでしょうか」
「だって、あんたが原作通りにしてくれなきゃどうなるかわかんないんだもん。そうすると、あたしもどうなるか分かんないから」
……うへぇ。自己中な子だなやばあ。
「無理です。生憎私は幸せを手放したくなんかないですから」
「……ふぅん。あっそ。でも、しょせんここは乙女ゲームの世界だし、うまくいくかなぁ」
「ぶつぶつ………あっ。じゃっ勝手にするから。まずはどうしよう……」
なんか……怖ぁ
独り言を言いながら去っていった……
でも、なんか話が似てたり似てなかったり?
お母様が亡くなったのは本当だ。しかし、それは私が10歳のときでそれまではお父様と一緒に私を溺愛してくれていた。そのため、お父様は私を恨まなかったし、再婚もしなかった。
スイレン様と婚約したのは、8歳のときで、これもあってる。
圧は……かけてたな。やばいかも。
聖女としての活動も今年16歳になり、聖女としての活動も開始した。
だが、私は光属性の魔法だけではなく、全属性の魔法が使える。
これは、全世界初ということで、それが分かったとたんに皇族で皇太子のスイレン様との婚約が決まった。
それを知っているのは、父親と皇帝と妃様だ。スイレン様や国民、他の国々には、光属性の1属性のみと伝えてある。
全属性の魔法が使えるといっても信じないだろうし。
ちなみにあの聖女の生い立ち、婚約などは完璧だ。
あの聖女の言ったことは、多分嘘だろうが、頭の隅っこに一応とどめおく。
スイレン様とは、付き合いは長いし、政略結婚の相手とは言えど良好な関係を築いてきたため、浮
気など不誠実なことはしないと思っているが……
少しの不安を感じながらも、私は裏庭を後にした。
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