プロローグ 1
温かい目で読んでほしいです
やっとここまで来た。俺たち4人パーティーの冒険者
魔法と剣両方使える俺ことアルミニア・ゴナ
そして力自慢でパワーならこのパーティー随一の戦士 モーリス・アウルス
魔法でなら誰にも負けず治癒魔法も簡単なものならつかえる ナウル・ガルル
素早い剣術が自慢の剣士
サルスター・メイス
俺たち4人は今まさに魔王城の魔王の間の扉の前にいた。
「ここまで長かったな。皆」
俺は3人に言うと3人ともほんとよーと言う感じの顔でいた。
「しっかし勇者でもないただの冒険者の俺たちがこうして魔王を討伐しようとしてるなんてな。ゆめにまで思わなかったぜ」
力自慢のモーリスは鼻息を荒くしながら言う。モーリスの体は全身むきむきに鎧の姿でいて何故か下半身は軽装備だった。
「いっつも思うんだけどモーリス。足狙われてたらすぐやられるよ!」
俺がモーリスに言うとモーリスは高笑いしながら
「はっはっは!これまでこの装備でワシがダメージを受けてもひるまなかったろ?」
「何を言っている筋肉変態。相手は魔王だぞ。そんな舐めてかかるとすぐに死んでしまうぜ」
モーリスに筋肉変態と言った男はサルスター・メイス。モーリスとは非常に仲が悪い。いつも揉めてばかりだ。
「あ?ワシが簡単にやられるだと?なら小僧も簡単にやられるな」
「あのな、モーリス。このサルスターよりも年が少し上なだけで小僧呼ばわりするのはやめていただきたい。それとも筋肉で年齢を判断しているのか?それなら仕方ないなぁ。脳筋と違ってサルスターは細腕だからな」
やるか?あ?と2人で睨んでいる2人を頭を掴んでおでこをバーンとぶつける女性。
「もう2人していい歳なんだからこんなところに来てまで喧嘩するんじゃないの」
「何すんだよクソババア!てめぇも同じぐらいの歳なのに大人ぶるんじゃねぇよ!」
おでこをぶつけられイラついていたサルスターが女性に言うと女性は笑顔で
「あらあら。ならもう回復してあげないしポーションや回復道具も一切あげないわよ~。もちろん状態異常を治す道具もね」
女性に言われるとサルスターは機嫌が悪そうに扉の前で座り込む。
彼女の名はナウル・ガルル。我がパーティーの要でありまとめ役でもある。俺も一応まとめ役だけどやはり後ろからの采配があるのがとても安心する。
この便りになる3人とともに俺たちは冒険者ギルドで依頼をこなしていき、魔王城への情報をギルドで手に入れ今現在にいたるわけだ。