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桃仮面 其の壱
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが居りました。
ある日、おじいさんは芝狩りに
おばあさんは川に洗濯をしにいきました。
おじいさんが芝狩りをしているとそこには桃色の仮面が落ちておりました。
「なんじゃこれは…。こんなところにごみをおいて…。」
おじいさんはその仮面をごみと一緒に家に持ってかえってきました。
おばあさんはその仮面を見て
「おじいさん…。この仮面は…。」
おじいさんは怒られると思い
「すまんのう」
それを聞いたおばあさんは
「イカシテるのぅ!」
それを聞いたおじいさん
「じゃろぉぉぉぉぉ!!!?」
次の日ーーー
「おじいさん。それではまた洗濯に川に行ってきます。」
その日はとても暑くおばあさんを日差しが照らす。
「暑いねぇ」
………。
……。
…。
おばあさんは目の前の光景を疑った。
「なんじャコリャァァァァ!」