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魔法省(2)


結局、散々魔法お披露目ショー(強制)を夕刻まで付き合わされた俺はMPの減少による倦怠感で疲れはてていた。

早々に帰りたいのでラドに聞いてみる。



「あの…そろそろMPも無くなってきたので、魔法使いの登録をしたいのですが…」



ホクホク顔で調子のいい声でラドは答える



「ん?そうじゃったな!ちょっと待っておれ」



そういってラドはほれと一枚の紙とペンを渡す。



「ここにサインするだけじゃ、何大したことは書いてはおらん、読んでみよ」



その紙には誓約書のようで、(1)魔法を正義に行う時にのみ使用すること(2)新しく作られた、又は発見した魔法は国に情報を提示すること(3)国に管理・保護されること、以上のことを履行する。


と書かれている。確かに大したことは書かれていないようだ。

だが疑問に思ったことを質問する。



「すみません、質問いいですか?魔法の情報提示なんですが…」



「これはな、先ほどレージ君が使ったような皆が知らぬ魔法を知り資料として残す為じゃ、これをしておくことで知らぬ魔法に怯える者を減らす。かつ、異端の魔法使いへの抑止力になる。ちなみに、情報の提供で新しい物だと分かれば報酬もある」



「なるほど、あとここに保護とありますが…」



「希少魔法を扱うもの達のことじゃ、回復魔法や神聖魔法そういう者は人を助けることは出来ても、自分を守ることは出来ん。」



「そういうことでしたか」



「他に質問はないかの?」



「ないです、ありがとうございます」



そういってサインをする。これでやっと魔法使いになれる…と安心したのだが…



「ふむ、では明日には魔法使いの身分証を作っておくからの属性のバッジの手続きでもしておくといい、新しいその魔法袋についての属性は王様と決めることになるからの、遅くても2週間後にはできるかの」



「2週間!!!?」



「うむ。だからそうじゃな、そのうちに反対側の火属性管轄魔法庁にでも行ってバッジ貰いに行くといい、それも時間がかかると思うからの」



「あの、そもそもバッジって…」



「おお、そうじゃった!そうじゃった!バッジが無いとなその属性の魔法を使うことは出来んのじゃ」



「魔法使いの身分証は魔力を持つ者の証というやつでな、それとは別にバッジが無ければ魔法使いとしてはダメなんじゃ、ほれ此れを見よ」



そういってラドは襟元を自慢するかの様に見せてくる。

そこには2つバッジがついている。まさしく燃えるような火を模した形の赤いバッジと斜めに切り裂いたようなうす緑色のバッジ。



「儂は火と風が使えるんじゃー」



と満面の笑みで答える。つまり、それがないと魔法も使えないということか。



「魔法使いによってはバッジを隠しておるものもいるがの、儂は役職に付いておるし、元は実力のある魔法使い。皆が儂の能力は知っておるからなこう分かるように着けておる。」



そう言いながら胸の内ポケットからラドの身分証を取り出す。

そして、バッジとともに俺に見せてくる。



「何かの所要で魔法を使い、国に報告をせなならん時、このバッジと魔法使いの身分証を提示する必要があるんじゃな」



まっ、こんな感じじゃと言いながら、身分証を胸の内ポケットにしまい、服を正す。



「で、2週間掛かる理由じゃがの、そのバッジを作成するのに時間が掛かるって訳じゃの。すまんが待っててくれるかのー、宿代は出しておくからの、あと先ほど言ったが明日魔法使いの身分証を渡すからその後、火属性管轄魔法庁にもよるんじゃぞ」



ラドはびしぃっ!!!と音が聞こえるかの様な感じで指を指す。



「はぁ…分かりました。」



「うむ、よしよし。今日の所はこんなことかの。」



そういって帰ってよいぞーと手の甲を向けてしっしっと降ってくる、自分勝手過ぎるラドに呆れつつも部屋を出る。


出口に向かうとカウンターの女性が目を伏せながら。


翌日にお待ちしておりますと一言。あぁ、どうもとふらふらと手を振り魔法省をあとにした。







昨日と同じ宿に帰るとカウンターにいたおばさんこっちに来た。



「突き当たりの噴水と城、どうだい?凄かったろう?それよりも!!ラド様!!!どうだい?本当、素敵な人だったでしょ~火と風を扱う魔法使い!若かりし時もクールで格好よかったけども今も渋くてイケメンよね~」



と語尾にハートが付いてるトーンでくねくねしながらしゃべる。

や、何いってるんだこのおばさん。流石にえっていう顔をする。



魔法使いが生まれ騒ぎが多くなった時に彗星のごとく…


と勝手に盛り上がるおばさんを阻止して宿を頼む。

興が削がれてこちらに真顔で対応する。



「ん、あぁそれなら大丈夫だよ、ラド様んとこの秘書さんからお金頂いてるから昨日の部屋を使っておくれ、流石、ラド様の秘書だけあるよねぇ」



「そうなんですか、分かりました。今日は疲れて早めに休みたいので食事お願い出来ますか」



「あらあらそうかい、仕方ない。分かったよ」



とラド様の話聞きたかったのだけどねぇ~と言いながらカウンター裏に消えていく。しばらくしてご飯がきた。



豚の様な肉のステーキと固めのパン、野菜がゴロゴロ入った濃い色のスープだった。


昨日と同じぐらい飯がすごく旨い。思わずパンを食べた所で噎せて慌てて飲み物を飲む。見かねておばさんが飲み物を持ってきて くれる。


いい宿だ、何故かラドにお熱なのはいただけないが。


昔は有名な魔法使いだったのかもしれないが、俺からしたら只の魔法好きのジジィでしかなかった。


昨日は沢山の方が読んで頂いたので喜びで急いで書きました。誤字脱字や補足して欲しいことなどがあれば報告お願いします!

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