帰省そして異世界へ
初めて書きました、完全に処女作になります。
ストーリーは考えあるので出来たら暇潰しに読んで欲しいです。
10話ほどは設定上のストーリーとなっておりますので読み飛ばしてもらって結構です。
『 れいじぃー、元気かぁ? ? 』
携帯のスピーカーからじいちゃんの声がする。
「 あぁ、元気だよ 」
平然とした口調で嘘をついた。
じいちゃんは全部知っていて電話してきたことも自分自身分かりながら、悟られないようにワントーン明るい声で楽しそうに会話する。
俺は時実 玲二。
あっという間に時が過ぎ、気付けばもうオッサンだ。
なのにこの歳になって仕事を辞めた。どうしようもない馬鹿だと思う。
元々、社会に不向きな人間だった。
大した友達もいない、青春を謳歌するって時期には『青春』の『せ』の字すら無かった。
ごくごく地味に所謂『ボッチ』というやつだ。
社会に出てもブラックな会社で上司に毎日ガミガミ言われ、使えないと罵られサービス残業をし、身も心もボロクソになって気付けば無断欠勤。
外に出れば都会の雑踏がこんな俺を嘲笑っている気がして恐怖し引き篭る始末。
その後、何とか震える身体を起こして会社に辞表を出し今に至る。
そんなどうしようも無い俺でも……じいちゃんの声は温かかった。
じいちゃんと久々の会話をしながら思い更ける。
……じいちゃんといた頃は楽しかったと………
母子家庭の俺は、幼い頃はじいちゃんと住んでいた。
だから自然と『じいちゃん子』に育った。
じいちゃんがやることは全部興味を持った。
帰ったら直ぐにじいちゃんとこに駆け寄って、何してんのかを見てついて回るのが趣味だった。
じいちゃんの裏山で冒険したり、野菜の収穫手伝ったり、縁側で一緒に涼んだり。
とにかく、じいちゃんは俺の『じいちゃん』であり『父さん』でもあった。
きっとじいちゃんもそう思ってるだろう。
そんな父でもあるじいちゃんだから俺には甘いのか、仕事を辞めたことを責めることは全く無く、只々心配している声が電話口から聞こえた。
そして時間があるなら実家に来いと。
俺は直ぐにそっち顔出すことを話し電話を切った。
そして、キャリーバックに荷物を詰め込み家を出た。
……今思えば、俺が生まれてから30年間でこんなに早く行動したのは初めてだった。
後々そう気付いたりしたのだが、所詮後付けでしかない。
でも俺が異世界に行くきっかけの一つだったのだと今になってそう思った。
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「 ごめんなさいねぇ、時実 玲二君
」
おっとりとした声の女神が微笑む。
気付けば俺は何もないただ白いだけの明るい空間に何故かいた。
少し宙に浮いた女神が冷や汗をかきながらニコニコして様子を窺っている。俺はそんな女神を見ながら立ち尽くしていた。
………ん ? あれ ? どういうことだ ? というか、ココハドコ
? ? ?
女神は困惑する姿も構わす話かけてくる。
「 私、抜けてるところがあるみたいなのよね、先輩神々にも言われいるのだけど 」
……えっと、確か俺はじっちゃんの家に帰って畑の手伝いして……
「 少し地球が気になるから、お出かけ…じゃなくて視察しようと思って 」
……そうだ ! その後じいちゃんと裏山に行って……
「 異空間の扉を開いたら貴方が巻き込まれたみたい
」
「 ん? 」
「 まさか人が通ると思わなくて……貴方の身体、消滅してしまいました…… 」
深々と頭を下げる女神。
「 え 」
急に言われた衝撃的な事実。今置かれた状況から新しく入ってきた情報はさらに困惑させた、ぐるぐると思考が廻る。
……じゃぁ、俺は…死…
もう終わり。
じいちゃんは?
俺は? ココハ 生きれない。
「 ごめんなさい、本当に。私の世界で変わりに生きてもらえるかしら? 」
「 はい? 」
その瞬間、俺の身体は輝いた。キラキラと光る何かに戸惑っていると何も無い白いこの空間から落とし穴に落ちるが如く落下。
浮遊感の中、上を見上げると白い空間で手を振る女神。
「 本当にごめんなさい。さようなら、どうか良い人生を 」
俺は段々真っ暗な闇に落ちていく。
意識が……無く………なる……。
タイトルですら、いいの決まらないのに
…サブタイトル…困ります。