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第43話〜決着!

 




 

「…準備はいいかい?もうすぐ千秋がA組を連れて来る。A組が勝つか、それともB組が勝つか…」




話の展開が早くね?


もう最終決戦かよ…




あ、ついでに報告しておこう。




【残り人数】



A組⇒5/41


B組⇒4/41


C組⇒0/41


D組⇒0/41


E組⇒0/41




 

…というわけだ。


つまり千秋とスイレンを除けば、敵は三人だけだ。


数では一応勝ってるんだが…




「大地!もし相手が女の子でもちゃんとハチマキ取りなさいよ?」


「…うおぉぉぉ!!俺には…俺にはそんなこと…!」




…確実に足を引っ張るヤツがいるな…


下手したらコイツ敵の女子を守ったり、寝返ったりしかねないな…




「……邪魔になる前に失格にしておく…?」


「「賛成!」」


「待て待て待て!ここで俺が出番無しになったら俺のファンが悲しむだろ!?」




安心しろ、お前にファンはいないから。




「…ねぇ、もうすぐ近くまで来てるから静かにしてくんない?」


「ほら、大地うるさいってさ?」


「俺のせい!?」




とりあえず静かにしろや!!



俺は全員に軽くチョップすると声を小さくするように促した。




(ちょっと、何するのよ!?)


(うるさいから静かにさせようとしただけだ。実際静かになったろ?)


(俺の時だけ強くなかった?めちゃくちゃ痛かったんだけど…)


(気のせいだ。)


(……私何も喋ってないのにチョップされたんだけど…)


(…スマン。)




 

それから先は会話はなかった。




 

さて、後は澪と悠希がしかけた罠にかかるのを待つだけか…







「…おい、本当にコッチで合ってんのか?」


「スイレンから指示されたのはここら辺ッスよ。この近くに残りの人がいるみたいッス。」




 

…来たみたいだな。



「ったく、こんな所に隠れるなんて…こういう所って虫とか多いんじゃねぇの?」


「やだ〜、私虫キライなんだけど?」




 

(女の子!?)


(反応してんじゃねぇよ!)


(だって…)


(……この事言いつけようかな…?)


(スイマセンでした!この事はくれぐれも内密に!)




…コイツ澪に何の弱みを握られてるんだ?




「はは、虫がキライか?だったら変な虫が出たら俺が追い払ってやるよ。」


「ありがとう〜♪」




「オ…オイ、じゃ『コレ』取ってくれないか…?」


「はぁ?お前男だろ?虫ぐらい自分で…………………何だそりゃ!?」


「キャア!?ヘビ!?」




かかった!




「無理無理無理!!それは無理だ!大体俺は虫の話をしてたんであっては虫類は…」


「あっ!危ない!」


「え?うわっ!?何か飛びついて……………ギャアアア!!!!」




どうやらイグもミョージンも成功したみたいだな。


は虫類が苦手なヤツでよかった…




(……初仕事の割になかなか上出来ね…さすがミョージン…)


(イグだって負けてないんだから!)


「…いや、飼い主同士で張り合わなくていいから。それにもう普通に喋っていいから早くハチマキ取りに行こうぜ?」




…問題はここから何だけどな。




「げっ!?コレはB組の罠だったのか!?」


「マズい!このままじゃハチマキを取られる!こうなったらお前に頼るしか…!」


「…ふぅ、わかってるッスよ。」




そう、最後の難関はこの千秋だ!


他のA組の人と一緒に行動している以上、こういう流れになるのは仕方のない話だ。


一応手加減はしてくれるはずだが、他の人に怪しまれないようにする必要がある。


だから俺たちが考えたのは、誰か一人が千秋と戦っている間に他の人を失格にして、誰もいなくなった後に千秋がわざと負ける…って流れだ。


つまり、早くしないと千秋が手加減している事がバレるかもしれないから、なるべく急いで他の三人を失格にしないといけないのだ。




そして本来の役割は俺が千秋の相手で、イグがしがみついてるのが悠希、ミョージンが巻きついているのが澪、そして残りを大地が担当する予定だったけど…






相手が女子だったら大地はハチマキ取れないだろ!?




「大地!お前が千秋の相手をしろ!」


「えぇ!?」




大地なら多分そんなに持たないだろう。


だからなるべく早くハチマキを取らないと…!




「女だからって甘くみないで!」


「なっ!?」




俺が向かっていった女の子は、急にしゃがみ込み足払いをかけてきた!


反応しきれなかった俺はそれをモロに受けてしまい、地面に倒れ込んでしまった!




「チャンス!」


「くっ…!」




ハチマキに伸ばされた手を避けるように横に転がる。


そして急いで起き上がった。




「あっぶなぁ…格闘技でもやってんのか?」


「うん。これでも結構優秀なんだから。」




…こりゃ少し時間がかかるかな?









「……えい…」


「え?あぁ!ハチマキ取られたぁ!?」




アッサリ決着!?




「……油断大敵…」


「くやしぃ〜!」




…とりあえずこれでコッチは終わったな。


澪もどうやら終わったみたいだし、悠希は…






「へぇ、アンタあの子の事好きなんだ?」


「そうなんだ。でも何回か遠回しに気持ちを伝えてるんだけど、本人はなかなか気づいてくれなくて…」




 

恋愛相談!?




「わかるよ。私も似たような状況にいるから。きっとその内気持ちは伝わるよ。」


「そうかな…?」


「そうだよ。………………ってわけで相談料の代わりにハチマキもらうね♪」


「あっ!?」




 

バカだコイツ!!



…ま、とりあえずこれで三人とも失格にできたな。


後は……






「ちょっ…!早く助けてくれぇ〜!」


「コラ!逃げるなッス!正々堂々千秋と戦うッスよ!」


「ヤダ!」






…ある意味ナイスな時間稼ぎだな。









「…どうする?私としてはもう少しこのままでもいいと思うんだけど…?」


「…俺もそれでいいと思う。」


「……賛成…」




満場一致だったので大地はそのまま放置され、千秋の攻撃を2、3回食らった所でようやく解放した。


『まだA組の人が残っていると思ってやってたんスけど…』って千秋は言っていたが、とりあえずあの行動は正しかったということだけは教えておいた。










 

【結果発表】



5位⇒C組


4位⇒D組


3位⇒E組


2位⇒A組




 

そして…


〜〜〜〜〜〜〜〜

〜1位⇒B組!!〜

〜〜〜〜〜〜〜〜

…最後の方少し適当気味になってしまいましたが、ようやく学年レクが終わりました!         やっぱり私は無駄な会話が多かったりするので話が長くなってしまいますね(苦笑)          少し改良した方がいいんですかね…?       多分このままで突っ走ると思いますけどね(笑)              それでは今回はこの辺で。

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