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第103話〜ゲーム大会!【前編】

 




【放課後:部室】



「キョーヤ♪見て見て〜♪」




…何?


また何か変なモノでも造ったの?


そういうのは俺の所に持ってくる前にちゃんと安全性を確認しておいてくれない?


大抵、俺が被害を受けるんだから。




「…何だ?今度は何を造ったんだ?」


「じゃじゃ〜ん♪これだよ♪」




これって言われても…



…それってただのディスクだよな?


それが今回の発明品?


ディスクに見えるけど実は違う何かとか…?



…いや、意外と普通のCDかもしれないな。


だとすると……




「…オリジナルの歌とか?」


「ブー!確かにオリジナルだけど、これはゲームのディスクだよ♪」




…ゲーム?


お前ら、今度はゲームを造………



…あれ?


そういえば前にゲームについて話し合いしたことがあるよな…?



…もしかして…?




「もしかしてそれって…この前みんなで話し合ったあのゲーム?」


「違うよ。あの時話し合ったRPGじゃないよ。」




…そうだよな。


あんな変なRPG、実際に造るわけないよな。


だとしたら一体何のゲームを…?








「これはその時の案を参考にして私たちが勝手に造った格闘ゲームだよ♪」




ほぼ同じモノじゃねぇか!!


あの時の意見を参考にした時点でまともなゲームじゃないんだよ!!






「…待てよ?『私たち』ってことはヒカリも製作に関わってるのか?」


「もちろん♪プログラムとかはほとんどヒカリに任せてるの♪」




…それなら少しはまともなゲームになってるよな?


ヒカリならちゃんとゲームバランスも考えてくれそうだし…



…でも、あまりやりたくないな…


確かに暇つぶしになるだろうけど、どうせ俺もそのゲームに出てるんだろ?


ゲームの中でまで俺がイジメられてるの見たら泣いちゃうよ?




「ねぇ、早速やってみようよ♪」


「い、いや…!ほ、ほら!ここは学校なんだからゲーム機とか無いだろ?だからまた今度……」


「ちゃんと持ってきてるから安心して♪」




学校にゲーム機を持ってくんな!!


ヒカリも止めろよ!!


カゲリが悪い子に育っちゃうぞ!?




「いや…でも学校でゲームをやるっていうのは……」


「ダメなの?」




ダメに決まってるだろうが!!


携帯ゲーム機ならともかく、学校でテレビゲームをやるなんて聞いたことねぇよ!!




「なぁ、澪?学校でゲームやったらダメだよな?」


「……普通はダメ…」


「え〜…!」




さすがに澪に言われたら諦めざるを得ないだろ……


また今度別のゲームで遊んでやるから今日は大人しく……








「……でもこの学校は普通じゃないからいいと思う…」


「やった〜♪」




澪さん!?


何言っちゃってんの!?




「いやいやいや!!いくら普通じゃなくっても常識くらいは守ろうよ!?」


「じゃあ、せっかくだからみんなで対戦しようよ♪トーナメント方式でさ♪」




俺の話を聞けぇ!!










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「それじゃ、今から第1回ゲーム大会を始めま〜す♪」




…うん、やっぱり俺一人じゃコイツらの暴走を止められないよね。


澪が裏切った時点でこうなることは予測できてたよ……




「…カゲリちゃん?大会をやるって言ってもここには5人しかいないんじゃ…?」




そうだ!


この『発明部』は全部で5人!


トーナメントをやるには中途半端な人数!


これなら諦めるしかないだろ!








「違うよ。KYO-YAがいるから6人だよ。」


『え!?俺も参加するの!?』




待てや!?


そいつは参加させたらダメだろ!!




「そいつはパソコンなんだからダメだろ!」


「大丈夫だよ。プログラムをいじったりできないようにしてるから。」




そういう問題じゃないから!!




「それに、準決勝にはシード枠があるから人数的には問題ないよ。」




シード!?


まさかゲストでも呼んでんの!?


誰を呼んだんだよ!?



…まぁ、大体察しはつくけど。






「…な、なぁ?せめてちゃんと人数を揃えてから……」


「さぁ、まずは一回戦!対戦相手はくじで決めるよ。同じ番号の人で戦ってね。余った人はKYO-YAと対戦ね。」




誰かコイツの暴走を止めてください!!






============

【対戦表】



1戦目:大地VS澪


2戦目:カゲリVSヒカリ


3戦目:恭也VSKYO-YA


============




…いきなりKYO-YAと対戦かよ…


人間が機械に勝てるのかな…?




「ちなみに恭也とKYO-YAの勝った方がシードの人と戦うから♪」




…絶望的じゃない?








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


【1戦目】



大地

使用キャラ:大地


VS


使用キャラ:ヒカリ








「…大地?お前、本当にそのキャラでいいのか?」


「もちろん!俺はコイツと一緒に優勝を目指す!」




全キャラ中最弱だと思うんだけど…


…後悔するなよ?




「澪さんは何で私を選んだんですか?」


「……大地君に対して、一番強そうだと思ったから…」


「そ、それってどういう意味で…!?」



《Ready…!》



「……あ、始まるからまた後で…」


「…はい。」






《…Fight!!》



「よしっ!行くぞ!!先手必勝!」




…まぁ、この試合は見るまでも無いな。


だって大地だよ?


大地が勝ち残るわけないじゃん。




「あ、あれ…?」


「…ん?どうした?先手必勝じゃなかったのか?全然動いてないじゃん。」


「動かない…?カゲリちゃん、このコントローラー壊れてない?」


「壊れてないよ?そのキャラの特性でそうなってるだけ。」


「…特性?」


「ほら、ダイチって女の子に攻撃しないじゃん?だから対戦相手が女の子の場合、全く動けなくなるの。」


「えぇ〜っ!?」




勝負以前の問題じゃねぇか!?


やっぱり最弱キャラだったな…




「それ、もっと早く言ってくれない!?」


「いや、自分の特徴くらいわかってると思って……」


「……せっかくだからトドメは必殺技で…」


「いやぁぁぁぁっっ!!?」




「…ところで、ヒカリの必殺技ってどんなのなんだ?」


「見てればわかりますよ。」




見てればって……


澪、ゲームに慣れてないからなかなかコマンド入力できてないんだけど……


どれくらい待ってればいいの?




「……できない…」


「いや、俺に言われても…」


「もうトドメをさすだけだからキョーヤがレイの代わりにやってあげてもいいよ。」




…さすがに待つだけっていうのもヒマだから別にいいけど、澪はこの腕で2回戦勝てるのか?




「えっと…コマンドは…これでいいのか?」




なんかややこしいコマンドなんだけど…


これなら澪も苦戦するよな…



…おっ?


ヒカリが画面外に出て行った…?



…………。



…あっ、戻ってき…!?


あれ!?


何か馬鹿でかい筒みたいなモノ持ってきてる!?




《必殺!ヒカリバズーカっ!!》


《ズドォーーン!!!!》


《…K・O!》






…何今の?


驚きすぎて何も言えねぇよ…




「……今のがヒカリさんの必殺技…?」


「そうだよ♪全キャラ中、二番目の攻撃力!なんと、体力ゲージの半分も削っちゃう威力!ただ、入力コマンドが他のキャラに比べて難しいけどね。」




まさかここまでカオスなゲームだったとは…!


本当にヒカリがプログラムしたのか…?




「さぁ、2戦目いってみよ〜♪」




…もうどうにでもしてくれ。


これは俺1人じゃツッコミきれん……








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


【2戦目】



カゲリ

使用キャラ:千秋


VS


ヒカリ

使用キャラ:加賀








「…2人とも自分を使わないんだな?」


「私はさっき澪さんが使ったので、せっかくだから違うキャラを使おうかと…」


「私も本当は自分を使いたかったんだけど、ヒカリがそのキャラを使うんだもん。諦めるしかないよ。」




…使いたいキャラを諦めなくちゃいけない程、加賀はヤバいキャラなのか?




「…よし!時間も無くなってきたから早く始めよ!」


「負けませんよ!」




製作者同士の対決か…


これはハイレベルな戦いになりそうだな…






《Ready…!》


《…Fight!!》 




「行きますよっ!『爆薬攻撃』!!」




予想はしてたけど、加賀の攻撃はやっぱり爆薬か!?




「ちなみに、この爆薬攻撃は攻撃力が高いけど、弧を描いて飛んでいくから狙い通りに投げるのが難しいんだよ。ちゃんとバランス考えて作ってあるでしょ?」


「説明どうも。…てかお前、よく避けながら会話できるな?」


「チアキは全キャラ中最速だからね。避けるのなんか簡単だよ♪」




…簡単?


一度に五個も爆薬が飛んできてるのに?


俺だったらいくら速くても避けきれないよ?




「…今だっ!」



《…ガッ!》



「くっ!?やりますね!でも甘いですよ!」


「きゃっ!?カウンター!?やるじゃん!」


「そう簡単には負けませんよ!」




…もうこれが決勝でいいんじゃないの?


俺たちはこんなハイレベルな戦いできないよ?




「……爆薬は遠距離攻撃なんだから近くに寄ればいいんじゃない…?」


「あんまり近くに寄りすぎると注射攻撃してくるもん。チアキはスピード以外は弱いから麻酔で痺れさせられたら負けちゃうよ。かと言って離れすぎると必殺技使われるし……」


「ちなみに、加賀先生の必殺技は全キャラ中最強にして最悪の必殺技なんですよ。発動したら相手を一撃で倒すことができます。…発動までに時間がかかるのが欠点ですけど。」




一撃!?


加賀の性能良すぎじゃない!?


攻撃の軌道さえ把握したら最強じゃん!?




「ただ、体力が低いので黒城先生とか遠距離攻撃のあるキャラに対しては弱いんですよね。」


「でも遠距離攻撃ある人ってスピード遅いから爆薬攻撃くらっちゃうもん。だから私は速いキャラで勝負するの。」




いや、多少のダメージは覚悟しないと勝てないんじゃ…?






「…こうなったら本気で行くからね!」




いや、本気出すって言っても千秋は近距離系の攻撃しか無いんだろ?


だったら勝ち目無いんじゃ…?




「何をする気ですか?今の状況じゃカゲリちゃんに勝ち目は……」


「ほら、よく見てよ。微妙に私の方が体力多いじゃん?」


「…?確かにほんのちょっとだけそっちの方が多いですけど……」


「だから時間切れまで逃げ切る!!」


「えぇっ!?」




卑怯じゃね!?


確かにそれも戦法の一つだけど、それで勝って嬉しいか!?




「ちょっと!?正々堂々勝負してくださいよ!」


「べーっだ♪チアキのスピードについて来れるかな?」




…てか、ステージ広すぎだろ!?


離れすぎてキャラが小さくなっちゃってるじゃん!?




「……あれ?…あまり離れたら必殺技使われるんじゃ…?」


「そうですよ!使っちゃいますよ!?カゲリちゃんも知ってるだろうけど、加賀先生の必殺技に距離なんか関係ないんですから!」




だからそんな最強設定は無しにしろ!


もっとゲームバランスを考えろ!!




「使ってもいいけど、ヒカリこそわかってるの?一度コマンド入力したらキャンセルできないんだよ?加賀センセーの必殺技は『毒ガスの調合』。調合までに時間がかかるし、もし調合中に攻撃を受けたら……」




…もしかして自爆?


なるほど、ちゃんとリスクはあるんだな……



…それでも強すぎるけどな。




「…わかってますよ。でもこの距離なら……」


「チアキのスピードを甘く見ちゃダメだよ?このくらいの距離ならギリギリ間に合うはず。」


「…………。」




…ただの格闘ゲームにここまで駆け引きが求められるなんて…!


さぁ、この2人が次にどう動くか…!










「……でももし攻撃して爆発させたらカゲリさんも巻き添えになっちゃうんじゃ…?」


「「…あ。」」




まさかの指摘!?


てか、お前らもそのことに気づけよ!!




「えっと…?や、やっぱり正々堂々勝負しよっか♪」




自分も巻き添えになるって分かった瞬間にそれか!?




「ふ、ふふ…!どうやら私の勝ちのようですね!行きますよ!必殺……!!」


「ち、ちょっと待ってよ!?え…えぇい!!こうなったら行くしかない!!」




待てっ!?


もし本当に爆発したら2人とも…!?




「間にあえ〜っ!!」


「えっ!?ま、まさか本当に攻撃するつもりですか!?そ、そんなことしたら…!?」







《…カッ!》


《ズドォーーン…!!》




《…K・O!》




ほ、本当に突っ込みやがった…!


これは2人ともKOか…?






「…なんてね♪」


「…へ?」


「……カゲリさんの体力…少しだけ残ってる…?」


「な、何でですか!?すぐ近くで爆発に巻き込まれたらひとたまりも無いはずですよ!?」


「確かに普通に攻撃したらそうなるけど、ゲームなんだからガードしてたらダメージ軽減できるもん♪」


「…え?攻撃しながらガードできるのか?」


「いえ、通常はできないはずですけど……」


「実はチアキには一回限りの遠距離攻撃があるんだよ。ヒカリも知ってるでしょ?」


「も、もしかして…『木刀投げ』ですか!?」


「その通り!この技を使っちゃうと武器が無くなって弱体化しちゃうけど、トドメなんだから問題ないもん!ある程度の距離からこの技を使って攻撃したからガードする時間があったんだよ。私って頭いいでしょ?」




その頭のよさを勉強に生かせよ!!




「とりあえずこの勝負は私の勝ちだよ!!いぇ〜い♪」


「うぅ〜…。悔しいです。」




…悔しいからって急遽敗者復活枠を作って参戦するなよ?



…てか、お前らと戦う時はハンデをよこせ!


俺たちはまだキャラの特性も把握できてないんだから!










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


【3戦目】



恭也

使用キャラ:黒城


VS


KYO-YA

使用キャラ:KYO-YA(ロボット体)







「…なぁ?本当に人間がコンピューターに勝てると思ってるのか?」


「大丈夫ですよ。KYO-YAは限りなく人間に近いプログラムですから。」




いや、コンピューターに違いは無いだろ…… 




「おい、お前はコンピューターなんだからハンデくらいよこせ。」


『悪いが、ハンデなんかやらん!本気でやらせてもらう!』




この野郎…!


日頃の鬱憤を俺で晴らそうってか?


そういうのはいつもお前で遊んでるカゲリや澪にやれ!




「……ところでKYO-YAはどうやってコントローラーを持つの…?」


「この特別なケーブルをゲーム機とKYO-YAのパソコンに繋げるだけですよ。」


「…つまり負けそうになったらそれを抜けばいいんだな?」


『そんな不正認めてたまるか!!』




まぁ、そんなので勝っても嬉しくないからやらないけどね。






「…よし!やるか!!」


『瞬殺で終わらせてやるよ!』


「キョーヤ、頑張ってね♪」


「おう、任せろ。主人公は絶対に負けないんだよ。」


「…主人公?」




…あ、細かいことは気にしないで。


ノリでいっただけだから。


真面目に返されると恥ずかしいからスルーしておいてよ。






《Ready…!》


《…Fight!!》




「オラァ!!避けれるもんなら避けてみろ!」


「……おー…チョーク投げ…」




俺はこのゲームでの攻略法を思いついてしまった…


もともとこのゲームは現実の人間をベースにしたもの…


つまり、遠距離攻撃を持ってるヤツが少ないんだ!


だからこうやって遠くから少しずつダメージを与えていけば…!






『効かねぇ!効かねぇ!!』


「うそぉ!?」




いや、チョーク当たってるじゃん!?


そしてダメージも受けてるよね!?


なんで怯まないで突っ込んでこれるんだよ!?


普通、ダメージ受けたら怯むだろ!?




「…あ、言い忘れてたけどKYO-YAは痛みを感じない体だからダメージを受けても怯まないよ?」


「それを早く言え!俺の作戦が台無しじゃねぇか!」


「…作戦?何かいい策があったんですか?」


「ほら、このゲームって遠距離攻撃できるヤツって少ないだろ?だから遠くから攻撃してたら勝てるかなって…」


「…勘違いしてるようですけど、実はほとんどのキャラが遠距離攻撃持ってますよ?」




マジで!?


それじゃ俺の作戦、最初からダメだったってこと!?




「確かKYO-YAも遠距離技あるはずだよ。」


『お?それじゃ試してみるか。』




カゲリーっ!?


敵にそんな事教えちゃダメだって!


お前は本当に俺を応援してるのか!?




『…これかな?』




…てか、お前の遠距離技ってどんなのだよ?


前に暴走した時にはそんな攻撃したこと無いはずだけど……








《レーザービーム!》


《…チュドーン!!》




…待て待て待て!?


何そのバカげた攻撃!?




「おい!?実際のKYO-YAの体にはあんな機能無かっただろ!?」


「せっかくのゲームなので戦闘用に改造してみました♪」




笑顔で言うな!!


遠距離技でもこっちが負けてるじゃねぇか!!




『はっはっはっ!どうした!?手も足も出ないか!?』


「…うん。正直勝てそうにないから自爆してくれない?」


『するわけねぇだろ!?ってか負けを認めんのが早ぇよ!?』


「一応、自爆のコマンドはですね……」


『だから自爆なんかしねぇって!!…てか、マジで自爆技あるの!?』




…そうだ!


必殺技を使えばまだチャンスはあるはず…!


どんな攻撃か知らないけど、これで少しでも多くダメージを与えられれば…!










『…はい、トドメ。』



《…K・O!》



「えぇぇぇぇぇーーーっっっ!!!?」




ちょっ…!?


せめて必殺技くらい使わせろよ!


見せ場も無く終わっちまったじゃねぇか!?




『圧勝っ!!』


「……本当にすぐ終わった…」


「キョーヤ弱〜い。」


「うるせぇ!キャラの相性が悪かっただけだ!もう一回やったら俺が勝つ!」


「ていうか、さっき『主人公は絶対に負けない』って…」


「忘れろっ!!」




やっぱり人間がコンピューターに勝てるわけ無かったんだよ!


うん!絶対そうだ!



…でも、コンピューターらしい動きは一切されてなかったけどね。















〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「…次は準決勝ですね。」


「絶対私が優勝するんだから!」


「……負けない…」


『ふん!日頃の恨み晴らしてくれるわ!』


「…なぁ恭也?俺たちはただ見てるだけ?」


「…とりあえず誰かの応援しておけばいいんじゃないか?」




まぁ、俺にはツッコミという役があるけど…






「…ところでシードって結局誰なんだよ?」


『そうだ!俺の対戦相手だろ?そろそろ紹介してくれてもいいんじゃないか?』


「そ、それはですね……」


「本人の意向により、ギリギリまでヒミツだよ♪自分の対戦の時にカッコよく登場したいんだって♪」




…そんなバカげたパフォーマンスを考えそうなヤツっていったら『アイツ』しかいないよな…


ある意味負けててよかったかも…?













============

【対戦表】〜準決勝



1戦目:澪VSカゲリ


2戦目:KYO-YA VS ???(シード)


============




さぁ、この中の誰が優勝するのか…!?


そして謎のシード選手の正体とは…!?




…………。




…バレバレな気がするけどね。







【続く】

せっかくなので格闘ゲームにしてみました。


…格闘ゲームにしてはゲームバランスが悪すぎる気がしますけどね。


まぁ、細かい事は気にしないでください。


細かくなくても気にしないでください。



とりあえず今回はこの辺で。


感想・意見・要望・助言・質問など、お待ちしています!

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