第一話
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光舞。
これが私の名前
でもこれはもう一人の私の名前。
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「荒木君、これ食べない?」
「おぉ。サンキュウサンキュウ。」
荒木裕はこの中学校で一番モテる中学2年生(14)。
しかし裕は学校一の女たらしだった
「好きな人いねぇんだもん。しょうがねぇって!」
裕はこんなことでいつもごまかしていた。
「荒木君!今日は私のを食べてくれるんじゃなかった?」
「ゲッ・・・ま、いいじゃんか。一緒に食べようよ♪」
「・・・(かっこぃぃ・・・)・・・・いいわよ★」
だから近づいてくる女子生徒も軽い人ばっかりだったが。
「おいおい荒木ー。今日もモテてるねぇ?」
「おかげさまで。」
「いいな。俺とか一回も告白されたことないんだぜ?」
「いつかはあるんじゃない?」
「ヘッ、お前の近くにいる軽い女じゃなくてよー
俺はあの競争率の高い光舞にするよ!」
「誰?光舞。」
「知らねえの?」
花道光舞。男の歌舞伎役者のような名前だが、
この学校の生徒会長を勤めている。
気品のある顔立ち、おとなしげな性格。
この学校で一番美少女と言った方がふさわしいだろう。
「ほらっ、今目の前を通り過ぎた人だよ!」
確かに美少女だった。
「ふーん・・・よし。決めた。」
「なにをだよ。」
「俺、光舞って子を狙うよ。」
「はぁ?
・・・よく考えてみろ。お前は、学校一有名な女たらしだぞ?
相手にされるか!」
「いや。今のでピンと来た。俺、あのこ狙う。」
裕は直感でこの人だと思った。
その直感がこの話の始まりだった。
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初めて小説を投稿する中2です。
見てくれてありがとうございました。