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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

夕焼けの瞳と愛し愛される証明

作者: 白雪
掲載日:2025/10/04

初めまして


初めて文字を書きます

拙い文ですがお付き合いしていただけると幸いです。

ぬるいですが一応BLなので悪しからず

夕焼けが眩しくカーテンを閉めた

街全体が燃えているかのような赤い夕焼け

そんな日が照らす夕方の教室に向かい合って座っていた。


「ねぇこの日誌ってどれくらい書けば終わるの?」

「分からん。でも全部埋めといた方が先生喜ぶんじゃね?」


嘘だ。全部埋めるなんて小学生のすることだ。

日誌なんて適当に書けば5分もかからず終わることを知っている。でも全て埋める努力をする。

そうすれば2人でいれる時間が長くなることを知っているから。


俺はうーんと唸っているそいつに目をやる。

高木志音。俺のクラスメイトだ。

男の中では可愛い顔立ち、背の順では前の方であろう背丈、ふわふわとした癖っ毛。女子に人気の高い男子の1人だ。

そして俺が一目惚れした人。


春休み明け2年に上がりクラスメイトとして初めて会った時だった。

初めてだった。目を奪われたのは、まして男になんて。

でも俺はまるでイルミネーションを眺める子どものように目が離せなかった。

俺が目を惹かれたのはその中性的な見た目だけではなく、どこか憂いのある瞳だった。悲しさや苦しさとは言い切れないようなどこか切ない瞳が美しかった。

1年の時からこんな感じだったか?


「ねぇ…ねぇ小林くんってば!」


一気に現実に引き戻された。

一目惚れした顔が近くにあったのだ


「おっおう!どうした!」

俺はびっくりして背中で椅子を押してしまった。自然と声も上擦ってしまう。


「どうした!じゃないよ。日誌の内容ちゃんと考えてよ」

「悪い悪い。考え事してた」 

「考え事って?」


志音が机に肘をつき俺を見つめる。

ぐっ…可愛い


「いや…別に…」

俺は視界には床が入る。

「ふーん…ねぇ俺さ小林くんと仲良くなりたいんだよね」

仲良くなりたいのかぁ。仲良く…

「えっっっっ!」

な、仲良く!!?俺と!?

また俺は背中で椅子を押してしまう

後ろに倒れそうになった。

「ななな、なんで…!?」

「なんでってクラスメイトなんだし出席番号前後なんだしさ」

「高木と俺が!?仲良く!?!?」

「小林くん以外だったら俺は今誰にこの提案してるのさ」

志音の美しい目が俺をジトっと睨む。

仲良くなんて俺としては願ってもないことだけど…


「わかったけど一体何すればいいんだよ」

「うーんそうだなぁ…まずは名前で呼び合おう!さっそく…智樹!」

ズキューーーン

俺のハートは撃ち抜かれた。今日世界が終わっても後悔はない

「ねぇどうかな智樹?」

ズキューーーーーーーン

短時間で2回もありがとうございます神様

昨日ご老人に席を譲ったのが功を奏したのか

「ねぇ俺のことも名前で呼んでみてよ!」


なんて幸せな時間なんだ

俺は恥ずかしさ99%で答える

「わかったよ。し、志音…」

照れくさくなってしまいそっぽ向いてしまった。相手に聞こえるんじゃないかと思うくらい心臓の音がうるさい。聞こえてませんように…!

「何照れてるのさぁ」

ケラケラと志音が笑う。可愛すぎるありがとう神様


「次は何しようかなねぇ」

もう日誌など忘却の彼方。仲良くなるTimeに移った。

「智樹は何したい?俺に聞きたいことある?」


志音に聞きたいこと…

思い浮かんだ一つのことが口から出た

「恋人とかいるの…?」


教室内に静寂が流れる

(あっっっっやっちゃった!!!!!)

俺は自分の節操の無さに愕然とする


ぜっったい初手で聞くことじゃなかった!

恋バナましてヤロー同士なんて修学旅行のテンションでしかしないわ!!俺は内心そのテンションだったけど!


やばいやばいと焦っていると志音は首を傾げて不敵に笑う

「…気になる?」

俺はその仕草にドキッとしてしまった。

名前を呼ばれた時とは違う、一目惚れした時に似た感覚。

そうだ俺があの日見た瞳はこれだ…

でもなんであの時と同じ瞳なのか…


「あ、いや違う違くてその…」

俺はいい言い訳が思いつかずしどろもどろしていたとき志音が答える。


「いたよ。春休みまで」


いたのか。案外あっさり答えるんだな。

過去形ということは今はいないのか。別れたということなのか?

「智樹はどうなのさ?いるの恋人とか好きな人?」

「お、俺!?」

「答えてよ。俺だけなんて不公平じゃない?」

ずいっと顔を近づけられる。可愛い

ぐっ確かに…

「俺も過去に何人か…今は恋人はいない」

「恋人はってことは好きな人はいるんだ!」

やっっべ。変なこと言うんじゃなかった…


俺はこの想いは伝えようとは思わない。クラスメイトのましてヤローから受ける恋心なんて気持ち悪いに決まっている。

だからこの想いは俺の中で甘酸っぱい青春の1ページに留めておこうと思っていた。のに…


「だれ!?どんな人!?このクラス!?」

この有様だ…我ながら理性のなさが情けない

志音はキラキラと大人の内緒話を聞いた子供のように聞いてくる。

「あーいやそれはぁ…」

前のめりに聞いてくる志音に目を背けるしかできることがなかった。

(何か会話を切り替える話題を探せ…!)


「お前はどうなんだよ!誰か好きな人いるのかよ!」

(切り替え方これかよー!逃げにもなってねぇ俺!)


志音の纏う雰囲気が変わる

「いるよ…ずっと好きな人」

シンっとまた静寂が訪れた気がした。

ふと目をやると悲しそうな表情をしていた。


つい気になって

「その人には告白とかしないのかよ」

と藪蛇を突く気持ちで聞いてしまった。


「できることならしたかったなぁ。今も伝えたいなぁ好きだって」


余程のバカではない限り、その表情と声色で好きな人の今が分かった。

(コイツには忘れられない人がいるのか)


多分俺がどれだけアピールしようが、その人を越えようと努力しようが無理なのだと察してしまった。


「気になる?」

目が合う。

夕日に照らされ火事が起きているような目は心の中まで見透かされている気がした。


全て包み込んで大丈夫だよって言いたい。なんでも話してと伝えたい。けど聞いたら後には戻れない気がする。

「明るい話じゃないし理解されない恋愛だよ?」

でも、俺は、

「聞きたい」

(コイツを知りたい)

まっすぐその目を見つめた。


「まったく欲張りさんだなぁ智樹は」

「わ、悪い。話したくなかったら全然…」

「いいよ。でも気持ち悪いとか思わないでね。俺ね大好きな幼馴染がいたんだ」


意を決して話してくれた

「幼馴染なんて普通じゃんか」

「勘違いさせると悪いから先に言っておくけど男だからね」

男なのかぁ…

おとこ!!!??

思考がまとまらなかったがまずは空いた口を無理矢理閉めた。


「やっぱり気持ち悪いとか思う…?」

上目遣いで伺ってくる

「まっっっったく!!!思いません!!!」

俺は力強く否定する

「ふふっありがとう。智樹嘘とかつけなさそうだから安心したよ」

誤解させなくてよかったと一安心したところで話が続けられる。


「俺は春まで幼馴染と付き合ってたんだ。そいつは俺と正反対の性格でさ。なんでも熱くてなんでも全力でずっと元気だった」

一つ一つ思い出すように目を閉じて語る

「俺たちが付き合っていったのはすごく自然だった。お互いちょっと好き同士から始まって、その好きが自然とわかり合っていって自然と手を繋いでキスをしていた」

楽しそうな情景が表情から見て取れる。記憶のアルバムを一枚ずつめくる時の表情だ

「なんでも全力だったから俺に好かれるのも全力だったんだろうね。少しでもその全力にヒビが入ると立ち止まってしまった」

暗い声色に変わる。この先のことが読めてしまう。


「喧嘩したんだ…なんでなのか思い出せないくらい些細なこと。でもアイツにはそれが許せなかったんだと思う」

今にも泣きそうだ

「もっと愛してるって言われたかったなぁ。もっと好きって伝えとけばよかったなぁ」

なんて悲しいことを言うのか。許されるなら抱きしめてあげたかった。でも俺は触れることすら許されていない。


「だから俺はこの恋が忘れられずにいる。何回季節が巡っても俺は誰も愛せないし誰にも愛されない」


「そんなことない!」

俺は立ち上がって声を荒げてしまった。

でも伝えなきゃコイツが壊れてしまいそうで

「お前は絶対に愛されるし愛すことができる!」


海のような瞳が俺を貫く

「なんでそんなこと言えるのさ…」

「俺が証明する!お前が愛されることも愛することができることも!」

「どうやってなのさ!」

「俺がお前に愛をやる!お前が俺を好きになれたらそれが証明だろ!」

「えっ…!」


あたりが静まり返った気がした。何度目かの静寂。

そして俺はハッと我に帰る


(なんてことを!言ってるだ!俺は!!)

こんなものもうほぼ告白ではないか。数秒前の発言を思い返して羞恥に悶える。

今まで関わりがほぼないやつになんてことを…!志音だって困っているはず…と目をやると


「本当に…?」

驚きと嬉しさと戸惑いが混ざったようななんとも言えない表情をしていた

「ハハッ…ハハハッ…!アッハハハ!」

楽しそうに笑いながら椅子に座り背中で押す。

「そっか智樹が俺に愛を教えてくれるのか…!ハハハッ!」

「わ、悪いかよ…」

「いや全然!むしろ…」

志音は机に肘をつきその上に顎を乗せて目をへの字に曲げ見つめてくる。


「楽しみにしてるね♪」


これはとんでもないやつを好きになってしまったのかも知れない。



ここまでお付き合いいただきありがとうございます。


読みづらい文だったと思います。初めてなので許してください。

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