神、降臨
初の小説投稿です。皆さんに喜んでいただけるか不安ですが頑張って最後まで書きます!どうか応援してください!!
南坂岡学園高等学校
ここは南坂岡学園高等学校、白石杏奈の通う学校である。丁度今、屋上で昼休憩をしている杏奈は、大好物の卵焼きを楽しみに取り、最後に食べようとしていた。
杏奈「んぐ、さて!いよいよ出番ですよ〜、卵焼きちゃん!」
そういい、卵焼きを箸で掴もうとしたその時、何やら巨大な光の玉のようなものがこちらに向かってくる。
杏奈「ん?あれ?流れ星?いやでも、まだ昼だし...ってどんどん近づいてくる!?」
次の瞬間、杏奈の目の前にその光の玉が床に激突し、大爆発を起こし、杏奈は吹き飛んでしまう。
杏奈「ぎょぇぇぇ!?」
杏奈の間抜けな断末魔と共に、玉が激突した時に発生した煙が晴れてきた。すると、そこには全身肌が黒く、腕が4本、2つの目の間にもう1つ目のある人間離れした人物がいた。彼は杏奈を見るなりこう言った。
?「俺はアイコス!人々が恐れる闘いの神だ!」
杏奈「....はい?」
杏奈は一瞬耳を疑った、無理もない、いきなり目の前に神様が落ちてくるなんてありえないとそう自分に言い聞かせた。
杏奈「いやいやぁ、なんですかその変なコスプレは...」
アイコス「コスプレではない!」
杏奈「ぎぇぇぇ!?」
アイコスの怒号で杏奈はまた吹き飛んだ。2回も吹き飛ばされた、と、頭の中で考えつつ、ようやく冷静になってアイコスを再び見る。
杏奈「....マジかよ」
アイコス「マジだ。」
杏奈「ご、ご用件は?」
アイコス「人類抹消だ。」
杏奈「........はい?」
いきなりそんな物騒な事言われても...と杏奈は苦笑いしているが、アイコスの顔は本気だ。
杏奈「...マジ?」
アイコス「マジだ」
杏奈「マジ!?」
アイコス「騒がしい小娘だな!お前も始末してやるから覚悟しろよ!」
杏奈「ちょ!?」
アイコスが槍を片手に持ち、杏奈にジリジリ近づき、杏奈は顔を真っ青にさて少しづつ後退して行く。
杏奈「.....(ヤバいヤバい!これ本気で殺される!!)」
アイコス「.....ひひ。」
杏奈「(終わった.....)」
その時、アイコスが槍を杏奈の心臓目掛けて突き刺そうとしたその時、黒い斧らしきものがアイコスと杏奈の間に突き刺さる。アイコスもこれは予想出来ていなかったのか驚きを隠せない様子だ。
?「.....大丈夫?」
アイコス「っ!?」
杏奈「ま、また神様的な!?」
?「.....下がって」
杏奈「え、あ、は、はい!」
?「.....アイコス....勝手な真似..は....許さぬぞ...」
アイコス「ま、マリエイヌ様....」
その斧を投げた者の正体は、中心側に縦に赤い細いラインが2本左右に入ったショルダーレスの薄い衣に、紺色のズボンに青紫の腰布を巻いていて黒ブーツを履いた腰まで長い銀髪の紅い瞳の中性的な顔付きの人物だった。
杏奈「マリエイヌ....様?お、お偉い様でしたか?!」
?「.....?お前....」
杏奈「え?わ、私?」
?「.....利き手、見てみろ」
マリエイヌと言われた人物に指示され、杏奈は自分の利き手である右腕を見てみる。
杏奈「...何...これ...?」
そこには奇妙な模様の紋章が刻まれていた。今まで無かったのに、と、杏奈は同様する。
マリエイヌ「....レイジング」
杏奈「...え?」
マリエイヌ「...レイジング...選ばれし人間のみが持つ力...その力があればあいつ(アイコス)と互角に戦えるだろう...」
杏奈「レイジング?...選ばれし人間...?戦うって...え!?戦うって私が!?あいつと!?」
マリエイヌ「そうだ」
杏奈「無理無理無理!?てかレイジングってどゆこと!?なんで私が!?」
マリエイヌ「.....選ばれし人間...だからだ」
杏奈「いや意味わかんないよ!!戦うなんて無理!絶対死んじゃうよ!」
マリエイヌ「大丈夫だ...」
杏奈「大丈夫って!何を根拠に大丈夫なのよ!」
マリエイヌ「頑張れ」
杏奈「鬼ぃぃ!」
マリエイヌ「鬼じゃない、神」
杏奈「どうでもいいわぁぁ!」
アイコス「何ごちゃごちゃ言ってんだァ!しねぇぇ!」
アイコスは痺れを切らして再び槍を杏奈に向けて突き刺そうとする。杏奈は心の中で強く祈った。
杏奈「(誰か助けて〜!)」
すると、刻まれていた紋章が白く輝き初め、杏奈の周りにシールドが貼られ、アイコスの槍を防いだ。杏奈がゆっくり目を開けると、そこには折れた槍が地面に転がっていて、それに驚きを隠せないアイコスがいた。
マリエイヌ「やはりな....。」
杏奈「....今、何が起きたん?!」
アイコス「そ、その紋章はまさか...レイジング!?」
杏奈「ってあんたも知ってんのかい!」
アイコス「そんなまさか...!」
杏奈「(あーもう!お願いだからだれかアイコスを追っ払って!)」
また次の瞬間、謎の光の斬撃が現れ、それがアイコスに命中し、アイコスはかなり吹き飛んだ。
アイコス「ぐはぁぁぁ!」
杏奈「な、何なのこれ!」
マリエイヌ「...それがレイジング、お前が祈ったものが現実に起こる特殊能力だ...」
杏奈「....なんじゃ、そりゃ...」
アイコス「このっ!」
杏奈「ま、また来た!?(よし、また吹き飛べ!)」
アイコス「ぎゃぁぁ!」
アイコスが立ち上がり杏奈に殴り掛かるが、杏奈が吹き飛べと祈った瞬間、その通りアイコスが何の前触れもなく吹き飛んだ。
マリエイヌ「....もう使いこなしておる...」
アイコス「くそ!」
杏奈「マジだ...よし!いけるかも!」
アイコス「オラァァ!」
アイコスは再び立ち、新しく槍を生成してまた杏奈に向かって走り出す。
杏奈「学習しないねぇ、貴方。(剣よ、出ろ)」
杏奈は祈りで、光の剣を生成し、アイコスの槍と鍔迫り合いになった。
アイコス「はぁぁぁ!」
杏奈「っ....!!(もっと力を!)」
アイコス「....な、なに!?」
杏奈「おぉ!」
杏奈のレイジングの能力で彼女自身の力が増し、意図も容易くアイコスの槍を切り落とし、アイコスの腹部に剣を突き刺した。
アイコス「が....は....!?」
杏奈「やっ、やった!?」
アイコス「てめぇ!」
アイコスは今にも力尽きそうになりながらも爪で杏奈を引き裂こうとするが、杏奈は余裕そうにニヤリと笑い、こう言った。
杏奈「......剣よ、爆発しろ。」
アイコス「っ!しまっ!?」
アイコスが気づいた時にはもう遅かった。なぜなら、自分に刺さっていた剣が光りだし、杏奈が離れると同時に凄まじい大爆発が起きた。煙が晴れると、そこにアイコスの姿はなく、跡形もなく消えてしまったようだ。杏奈のレイジングの力が解除され、杏奈はその場に座り込む。
杏奈「こ、怖かった...」
マリエイヌ「...やるものだ」
マリエイヌは杏奈に言う。杏奈は疲れたようで、ずっと息を切らしている。
杏奈「はぁはぁ...とんでもない力だね...」
マリエイヌ「...白石杏奈、行くぞ」
杏奈「行くって何処へ?てか、なんで私の名前を!?自己紹介してないのに!?」
マリエイヌ「....お前の...両親の元へ...!」
杏奈「......え?」
〜to be continued〜
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