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under 500 Ⅱ

ウーパールーパーによろしく

全くモテない。


誰からも話し掛けられない。


視線も何も感じない。


女子と話をするなんて夢の夢かもしれない。




「ねえねえ」


食堂でうどんを啜っていると、先輩らしき女性に話し掛けられた。


「あなたの友達に聞いたんだけど、ウーパールーパーを飼ってるんだって?」


「はい」


「私、ウーパールーパーが世界で一番好きなの」


「そうなんですか」


「まだ、飼えてはいないんだけど、いつか飼えたらなって思ってるの」


「とても可愛いですよ。写真見ますか?」


「うん。わあ、可愛い。今度、ウーパールーパーを家に見に行ってもいい?」


「あ、はい」


こうして、夢のような時間は過ぎた。


「ウーパールーパーによろしく伝えておいてね」


そう言ったときの女性の優しい笑顔に、僕はあっという間に恋をしていた。

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