表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無職の俺は追放されてもへっちゃらカタログスペック100%があるから【旧作】~現実を強引に俺の真実で塗り替える~  作者: 喰寝丸太
偽魔王編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/100

第77話 龍勢ベルト

 上の階ではまたもやゴブリンが居た。

 ふっとゴブリンの姿が霞んでクラスメイトの前衛職がなぎ倒された。


 俺は『アミオンの目』でゴブリンを捉えようとして気持ち悪くなった。

 人間の脳は超高速には対応していないらしい。

 しょうがないので『アミオンの目』をオフにした。


 俊足スキルを持っているクラスメイトが発動させようとして失敗。

 魔法も不発。

 どうやらその力をスピードに変えているらしい。

 和銅(わどう)さんが俺の推測を裏付けしてくれた。


 これに対抗する道具なら持っている。

 下の階でコレクションした中に『龍勢ベルト』というのがあった。

 ワームがもの凄い勢いで空を駆け上がり龍になるという伝説があり、その龍の皮で作ったベルトらしい。

 身につけると神速で動けると説明書きにあった。




「動きの早くなるベルトがあるんだけど誰が使う?」

「痛ててて。ちくしょうリベンジだ。私がやる」


 武川(たけかわ)さんがダメージを負った身体をさすりながら名乗り出た。

 こうしている間も前衛職は立ち上がっては倒され、また立ち上がるという事を繰り返している。

 このゴブリン遊んでやがる。

 武川(たけかわ)さん頼んだよ、みんなの仇をとってくれ。

 そう思いながらベルトを渡した。

 武川(たけかわ)さんはベルトを着けると姿がぶれて、ゴブリンと戦闘に入った。

 どしゅっと音がして一瞬だけパンチを振りぬいた武川(たけかわ)さんが見える。

 衝撃波で壁にひびが入った。


 ゴブリンも負けじとパンチを放つ。

 武川(たけかわ)さんを拳が貫くが当たっていないようだ。

 武川(たけかわ)さんの残像が消えた。


 ゴブリンのパンチの衝撃波で壁が揺れる。

 裏拳を放つ武川(たけかわ)さんの像が一瞬見える。

 立っているゴブリンとしゃがんでいるゴブリンが同時に見える。

 風が巻き起こりクラスメイトの衣服をひらひらさせた。




 らちが明かないな。

 援護に使えそうなのは『必中の弓』か。

 弓道部のクラスメイトに弓を渡す。

 彼女は目を瞑り弓を引き絞った。

 矢を放つと矢はクルクルと回りグギャっという苦鳴が聞こえる。

 一瞬矢が刺さったゴブリンが現れる。


 武川(たけかわ)さんの放ったパンチが遂にゴブリンを捉えた。

 ゴブリンらしき影がもの凄い勢いで壁に叩きつけられる。

 口から血を吐くゴブリンの姿が見えた。


 武川(たけかわ)さんが全力で正拳突きを放ち、衝撃波がゴブリンに追い討ちを掛けた。

 ゴブリンは魔石になった。




 武川(たけかわ)さんはベルトを外し、一言。


「腹減ったぁー」


 そんな副作用が。

 そりゃそうだよな何倍もの速さで動いているのだから、数分でも一時間フルに運動したぐらいのカロリーは消費するよな。

 俺はアイテム鞄から『もはや神の味』って銘打たれていたパンを取り出した。

 それと『神の肉』のステーキと飲み物に『女神の涙』。

 武川(たけかわ)さんはそれらにかぶりついた。


 なんかみんなも食いたそうだな。

 旅の間の楽しみだったけど振舞ってやるか。

 カロリー大目の三時のおやつになった。


「おい、二人共そんなに食うと太るぞ」

「女の子に太るは禁句だよ」

「ダイエットできる鏡があるから平気さ」

「そういえばそんなのもあったな」

「えっ、なになに。ダイエットできる鏡ですって」

「みんなダイエットできる反則道具らしいわよ」


 クラスメイトに嗅ぎつけられてしまった。




「おい押すなよ。今出すから。壊れ物だから順番にな」

「じゃあいくわよ。じゃんけんぽん」


 じゃんけん大会が始まってしまった。

 貸してよという声が多いが、貸すと返ってこないパターンだな。

 しょうがないのでダイエットできる鏡は桜沢さんの管理物件となった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ