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無職の俺は追放されてもへっちゃらカタログスペック100%があるから【旧作】~現実を強引に俺の真実で塗り替える~  作者: 喰寝丸太
偽魔王編

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第74話 戦士の咆哮

 俺達は城の大門を開けクラスメイトと共に乗り込んだ。

 王女の護衛の騎士には俺達が全滅した時には助けを呼ぶようにと言って残ってもらった。

 俺達が中に入るとみはらかった様に大門が閉まる。

 まずは閉じ込めるという訳だな。

 お次はどう出る。


 俺達が庭を進むと前方からゴブリンが出てきた。

 何だゴブリンかよ。

 桜沢さんはメイスにヘビークラッシュのスキルを掛けて叩き込む。

 ゴブリンは笑いながら棍棒で払いのけた。


「こいつ強い」

「リーダー、スキルと魔法とレベルの力が封印されているよ。封印された力はゴブリンに流れ込んでる」


 和銅(わどう)さんがヒントを出した。

 スキルと魔法は駄目って所か。

 まずは。


「小前田、爆弾だ。ありったけ投げろ」

「はい」


 小前田が爆弾を投げる。

 ゴブリンを爆発が包む。


「やったか」


 御花畑よ、その一言はフラグだ。


 その隙に俺は飲み物をクラスメイト達に配って回った。

 煙が晴れるとゴブリンはやっぱり笑っていて無傷だった。

 笑い声がむかつく。

 笑ってられるのも今のうちだけだ。


 クラスメイト達は配られた飲み物を飲み始めた。

 みんな顔をしかめてえずいている。

 するとオーラが全身を包んだ。


 桜沢さんがメイスをゴブリンに叩き込むと棍棒で受け止められた。

 だが棍棒からはめぎっという音が確かに聞こえた。

 桜沢さんとゴブリンは鍔迫り合いになるが桜沢さんの方が押している。


 これにはタネがあって、さっき飲んだ飲み物が一時的なパワーアップアイテムという訳だ。

 その名も『戦士の咆哮』。

 材料は『魔力の泉』の水に『ドラゴンの血』。

 それを『戦士の杯』で混ぜる。

 『ドラゴンの血』は塗料なんだが自然由来の物で出来ていて毒性は無い。

 『戦士の杯』は土産物店で売っていた。

 杯にでかでかと『戦士の杯』って書いてあるのが何とも間抜けだ。

 とにかく調合してカタログスペック100%を掛け、大量に生産した。

 味はというとラッパのマークの薬を何倍にも不味くした感じだ。

 毒性はないけど塗料だからな。


 それと『力の腕輪』を皆に装備させた。




「みんな手伝って」


 桜沢さんの呼びかけに応じてクラスメイト達は鈍器を持ってゴブリンに殴り掛かる。

 うわ、文字通りタコ殴りだよ。

 おいおい、フライパンで殴るなよ。

 フライパンが歪んでるぞ。


 力を吸い取って強化されたゴブリンもクラスメイトのタコ殴りには敵わなかったようだ。

 魔石になっていった。

 『戦士の咆哮』を作っておいて良かった。

 備えあれば憂いなしだよな。


 アイテムの時間が切れるまで暇を潰す。

 羽生(はにゅう)さんが小指で倒立してそこからジャンプ三回転捻り。

 続けてアクロバットな演技を見せてくれた。

 みんなの拍手の音がうるさい


 武川(たけかわ)さんの拍手なんかは衝撃波が出ていた。

 なんか恐いな。


 口直しに『女神の涙』を配って回った。

 気が利くのねなんて言われたが、実は俺だけ『戦士の咆哮』を飲んでない。

 試しに飲んだ時、あまりの不味さに閉口したからな。

 御花畑あたりにばれるとバンバン背中を叩かれそうだ。


 アイテムの効果も切れ俺達は一階の広間に足を進めた。


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