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無職の俺は追放されてもへっちゃらカタログスペック100%があるから【旧作】~現実を強引に俺の真実で塗り替える~  作者: 喰寝丸太
クラスメイト相談編

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第58話 罠解除

 ネズミの情報によれば門は夜、閉じている。

 通用門があるのだが鍵が掛かっていて開けられない。

 盗賊のジョブを持っている人がいれば良いのだが、生憎といない。

 そこで俺が罠解除の技能を覚えようと考えた。

 しかし、二人に知られると夜中に女の子の部屋に忍びこんだりしないわよねとか言われそうだ。


 次善の策として黒谷(くろや)さんがテイムしているスケルトンに覚えさせる事にした。

 これなら罠解除に失敗しても被害が出ない。

 スケルトンに罠解除なんてできるかと言えばできる。

 感情がない分、人間よりある意味優秀かもしれない。

 決まりきったルーチンは特に得意だ。

 緊張のあまり指先が震えるなんて事もない。

 黒谷(くろや)さんが秘伝書を読んでスケルトンに伝えた。


「お前のジョブは今日から盗賊な。みんなもこのスケルトンは盗賊と認識するように」


 分かったのかスケルトンはカタカタと歯を鳴らし、見物人のクラスメイトはうなづいた。

 怪盗からもらった盗賊の秘伝書を片手にスケルトンに手を置いて。


「カタログスペック100%」


 スケルトンは光り盗賊の秘伝が使えるようになった。

 試験も無しに実戦は無理だという事でギルドで貸し出している訓練用の宝箱を開けさせる。


「スケルクロウ、頑張って」


 黒谷(くろや)さんがスケルトンを応援する。

 スケルクロウなんて苦労しそうな名前だな、スケアクロウが案山子だからそこから名前を取ったのか。

 それとも九男なのか。

 まあいいや。


 スケルクロウは器用に骨の手を使い宝箱の鍵穴に針金を入れて中を探る。

 カチッという音がして宝箱が開いた。


 次は魔法罠だ。

 宝箱に掛けられた魔法を解く為に聴診器型魔道具で宝箱を探る。

 魔法の核を見つけたみたいだ。

 針型の魔道具で宝箱を突く。

 見事宝箱は開いた。


「みんな、城に侵入するよ」


 桜沢さんの声で俺達は城の通用門に行くべく行動を開始した。

 スケルクロウが通用門の鍵解除に掛かり、俺達は手に汗握り経緯を見守る。

 おおっとスケルクロウは罠解除に失敗した。

 剣が門から突き出されたが骨の間に入って事なきを得た。


 奥義書には罠解除に絶対は無いって書いてあるもんな。

 確率が上がるとしか書いてないんだよ。


 再びスケルクロウが挑戦する。

 しばらくして、軋んだ音をたてて通用門が開いた。

 俺達は通用門をくぐる。

 そこには驚いた顔の門番がいる。

 御花畑の睡眠魔法が炸裂した。

 崩れ落ちた門番に猿轡をかませて俺達は先に進んだ。


 道順は大野原さんのネズミが調べていた。

 門の先には中庭があり城の居住区に通ずる扉にはまたもや罠がある。

 スケルクロウが解除に掛かる。

 魔法罠と機械式の複合の罠のようだ。

 魔道具と針金を器用に操り解除に成功した。

 踏み込んだ居住区は静まり返っている。

 中の案内は俺がした。

 ネズミは昼間に扉の前で発見され危うく駆除されるところだったからだ。

 なんで知ってるのと聞かれたので、ダウジングを見せこれで誘導していると答えた。


 トラブルも無く領主の寝室の前に到着。

 やっぱり罠があったのでスケルクロウが解除に掛かる。

 その時突然警報が鳴り響く。

 おおっと警報ってところか。


 足音が石造りの通路に響く。

 さてと荒事か。

 こんな時の為に色々と準備したんだよ。


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