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無職の俺は追放されてもへっちゃらカタログスペック100%があるから【旧作】~現実を強引に俺の真実で塗り替える~  作者: 喰寝丸太
勇者こらしめ編

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第11話 三人の取り巻きを罠に嵌める

 俺達三人と一頭は幾つもの村を経由して無事次の街に入った。

 情報によればここに野上達一行がいるはずだ。


 俺達は情報収集の為に単独行動を取ることになった。

 俺は書店で使えそうな物語を探す。


 その中に『来訪者戦記』を発見した。

 来訪者が力を合わせて魔王を退治。

 そして、元の世界に帰っていく物語だ。

 これを使えば元の世界に帰れるな。

 それには、魔王を退治しなけりゃいけないが。

 なんとかなるだろう。


 そして、その他にも使えそうな本をいくつかゲットした。




 二人が帰ってきたので宿で作戦会議を開く。


「でどうだった」

「クラスの友達に聞いたのだけど、野上達やりたい放題だって。クラスメイトに被害は出てないけど、色々な女の子にいやーんあはーんで凄いらしいよ。後、生産職の扱いが酷いって言ってた」


 小前田が報告する。

 やはり反省が必要みたいだ。


「取り巻き三人が厄介よ」


 御花畑が言う。


 正面突破は駄目だな。

 御花畑に任せると死人が出そうだ。

 いくら何でも殺人はな。




 各個撃破が出来れば良いな。

 取り巻きの三人をどう無力化するかだが、ちょっと思いついた事がある。


「二人に頼みがある。取り巻きと野上を呼び出すために偽のラブレターを書いて欲しい」

「ラブレターでいたずらってなんか良いわね。あいつらにふさわしいわ」

「私は売られそうになって、ラブレターは不自然だと思う。未依子(みいこ)ちゃんが書いて」

「そうね、また集団に戻りたいから、仲介してくれれば良い事してあげるとか書いておくわ」


 俺達は出来上がったラブレターにスキルを掛ける。

 左手には『誘惑する手紙の書き方』、右手には偽のラブレターだ。

 もちろんラブレターはこの本を読んでその方法に従って書いた。

 絶対上手くいく事間違いなしと書いてあるから間違いないだろう。


 手紙を野上達を快く思っていないクラスメイトに渡す。

 そっと部屋にでも置いておくように依頼した。


 一人目は樋口(ひぐち)だ。

 こいつはちくり屋で嫌われている。

 職業は暗殺者だ。

 のこのこと宿の裏手にやって来た。

 しめしめ、気を抜いているぞ。

 物影に隠れた俺が死角から近づき、ギルド規約片手にカタログスペック100%。

 現れた御花畑が魔法を唱えようとしたところを見て反撃しようとする。

 しかし、ギルド規約に縛られて反撃不可能。

 反撃できないのに気づいた時には御花畑のスリープが炸裂。

 いっちょあがりだ。

 宿の馬小屋に転がして置く。



 二人目は親鼻(おやはな)でこいつは理事の息子だ。

 職業は重戦士で、でっぷりと太っている。

 宿の裏手で同じようにギルド規約片手にカタログスペック100%。

 御花畑が魔法を唱えようとしたところ何を考えたのか抱きつきに来る。

 小前田が麻痺薬を浴びせ事なきを得た。


「ちょっと、キスを迫りながら抱きつきに来るなんて、聞いてないんだけど」

「誘惑が効き過ぎたのかも。後、二人だから我慢してくれ」




 三人目は寄居(よりい)でひょうきんものだが、おべっか使いで何を考えているのか分からない所がある。

 職業は幻術士だ。

 周囲をうかがいながら、宿の裏手に来た。

 意外と隙がない。

 御花畑が姿を現すと寄居(よりい)はいやらしい笑みを浮かべた。

 俺は死角から近づきギルド規約片手にカタログスペック100%を掛けた。

 俺がスキルを掛けたのを見て、なんと寄居(よりい)は幻の自分を生み出して逃げに掛かる。

 しかし、小前田の結界の魔道具で阻まれ御用となった。

 次はいよいよ本命の野上だ。


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