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不慮の事故

作者: ミスタートルコ

ある怪談話を紹介しよう。

その男の傍らには遺書が置いてあり、親類一同、誰も男が死ぬ理由なぞ分からなかった。

数日前、「やってしまった!」あまりに急いでいたので、道端にいる少女に気が付かなかった。

幸い、誰も見ていない。轢き逃げだが、構うものか。私はそそくさと逃げ帰った。

数日後、ニュースを見ると、あの女の子はガンで余命いくばくもないという。

「なんだ、良かったじゃないか」どうせ死ぬんだからと、私は罪悪感から解放された。

しかし、何という運の悪さか!ニュースを見ると、子供は病気を克服したらしい。

が、子供は数日後に死んでしまったという。ニュース欄を見ると、脳震盪を起こしていたらしい。明らかに私の自転車事故の後遺症である。

主人公の傍らには遺書が、しかし、誰もなぜ男が首を括ったか知らなかったという。

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