38.振り下ろされる
「なんで……なんで俺はこんなに弱ぇんだよぉぉぉぉぉ!!!!」
「空ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
剣は、俺に振り下ろされる────────
「────────────っ!?」
だが、いつまで経っても、振り下ろされた剣は俺の体を断ち切らなかった。
「………なっ…なにが、なんだよ……?」
俺は閉じていた目を恐る恐る開ける。
「────うわぁぁぁぁっ!!?」
目の前には剣先をこちらに向けたスケルトン・ナイトが突っ立っていた。
「────────え?」
一体何が、そう口にしようとした時だった。
ズバァァァァァァァァァァン!!!!
「カラッ!!?……ッカ……」
スケルトン・ナイトの横腹部分に大きな穴が開き、次の瞬間には遥か遠くへ吹き飛んでいた。
「っ!?じ、次元斬……あ、いや、これは……」
言葉に出したのは俺ではなく、放った張本人であるはずのアグネーゼ。
「………アグ、アグネーゼ!!助かった…本当に、助かったっ!!」
「え、いや、その……え?」
「今のスゲェじゃねぇか!さっきのより全然強いぞ!っゴホッ……」
「へ?あ、うん、そ…そう、だね?」
今の次元斬は先程のものよりも威力が桁違いだった。
空間が開いてから斬るまでの早さ、単純威力、範囲、全てがパワーアップしていた。
今の攻撃を喰らったスケルトン・ナイトは、正直可哀想なくらいである。
「あ、あの、空?一応言っておくけ────」
「カラッカラカラカラ…………」
「ダメだ!まだまだ数が多い!どうすれば………」
俺は自分にヒールをかけながら考える。
アグネーゼが何か言っているが今は無視だ!
現に一体倒せただけで、周りにはまだ数十体いる。
俺は立ち上がって戦闘態勢をとる。
「くそ……どうすればいいんだよこれ……アグネーゼ、もう一回今の技でこいつら吹き飛ばせねぇのか!?」
「だーかーらぁ!!!今のは僕じゃ────」
この、俺がアグネーゼに話しかけた、ちょうどそのタイミングで、一体のスケルトン・ナイトが襲いかかってきた。
「な、なっ!?」
いきなりの攻撃だったため上手く対処できず、
なんとか持っていた剣で凌ぐにとどまった。
「くぅっ!!」
「カラッ!」
だが、凌いだ時にあまりの力の強さに俺の腕は跳ね返されてしまった。
その隙をついてスケルトン・ナイトは俺に剣を突き刺そうとする。
「空っっ!!!」
「わかってるっ!!!」
なんとか体勢を立て直せた俺は、横に体を逸らし、相手の突き出された右腕を左手で押さえ、そして右手に持つ剣で相手の頭めがけて突いた。
「死ねっっ!!」
「カラッ……カラカラッ!」
だが、俺の突きをまるで読んでいたかのようにスケルトン・ナイトは空いている左腕で俺の右腕を押さえ、反撃の態勢に入った────のだが
ズバァァァァァァァァァァン!!
とまたもや、大きな音が鳴り響く。
「なっ……そ、空…………」
「────────うそ……だろ………?」
俺の右腕を掴んでいたはずのスケルトン・ナイトは────────
その頭部を破裂させ、倒れたのだった。
えーと、更新止めてるわけではなく、体調が悪いんです
基本ここから先の更新はいつかの19時予定です
更新したのに気付いてくれた方は読んでいただければ助かりますm(_ _)m




