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竜騎士様のお通りだ!  作者: 闇砂糖
グレン王国編
26/41

26.そりが合わない

「どうした、君。僕への非礼を謝りに来たのか?一応言っておくが、僕は幼き頃から剣の稽古をつけてもらっているのだ。しかも、このフォードにな。つまり、僕のほうが新米冒険者如きの君より何倍も強いんだ。それも含めて僕に謝罪するべきだ」


…………うっぜぇぇぇ!!!!


謝りに来たのは確かだが色々言いやがって……

こんなに気の強い、可愛げのない奴は初めてだ!……って、ん?


え?フォードが剣を教えたの?

ちらっとフォードを見ると「いやぁ、ま、まぁね(笑)」みたいな表情を返してきた。


以下、心トーク。


(おい、フォード。助けてください。後でマリーさんと過ごす夜をアドバイスしてあげるから!)

(ふむ、なかなかいい交換条件だ。しかしまだ足りないな!はっはっは!)

(わかった!俺の必殺技も伝授してやる!それでマリーさんもイチコロだ!マリーさんをいじめてみたいだろ?)

(よしのったぜ!)


「まぁまぁそこら辺にしてやってくだせぇお嬢さま。こいつはぁ、まだまだこっちに出てきたばっかで世間知らずなんですよ」


なっ!?このやろう!俺を世間知らず扱いしやがった!でも一応助けてもらってるから文句つけにくいんだよちきしょう。


「ふん!例えお前の頼みだとしてもそれは聞けないな!土下座するまで許さないからな!」


そして使えねーフォードさん使えねー。俺を下げても何も出てこなかったじゃねぇかこの野郎!おい、そのテヘペロやめろうぜぇぇ!


「おいフォード!このクソウゼェお嬢さまと一体なにをするんだよ!」

「なっ、うざいだと!貴様………」

「はいはい!これから2人のクエスト兼戦闘訓練を始める!これから始めるクエストは時計台修理の素材集めだ!そして、ついでに君達の実戦訓練を行わせてもらう!決着はそこでつけろ!いいな?」


使えねーフォードさんはそう言って無理矢理場を収めたが、俺は全く納得していない!


「は!?こいつとやんの!?まじで!?意味分かんねぇ絶対やだっ!!」

「ふっ、僕に負けるのが怖いから逃げるのか?所詮その程度か雑魚が」

「な、なんだとこの糞ガキが………じゃあいいぜ?決着つけてやろうじゃねぇか、あぁ?」

「望むところだ!その前に貴様、名を名乗れ!僕にここまでの無礼を働いたものは初めてだ!」

「俺の名は神木空だ!さっさと決着つけよーぜ?お・じょ・お・さ・ま!」

「〜〜貴様ぁ……!」


はっ!怒ってろ怒ってろ!あっまあまに育てられたお嬢さまに俺が負けるわけねぇだろ!


「お前ら面倒くさそうだな!はっはっは!」


そして、フォードは雰囲気を、ぶち壊す天才だった。

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