ラノベで見掛ける誤字誤用(私的見解)
誤字誤用と銘打ってはいますが、私的見解です。
また、今後の実際に投稿する際のテストも兼ねています。
誤字誤用の多くは、概ね日本語入力ソフト任せの誤変換の放置もしくは見逃し、ないしは単なる勘違いですよね。まぁ中には「一生懸命」のような誤字誤用がそのまま一般化(多分)したものもあります。言葉は生きていますからそうした変化まで声高に論う(あげつらう)必要はないと思いますが如何でしょう。
誤字誤用ではなく、文法や辞書の類いからは正しくとも、その場面におけるニュアンスからは別な表現が望ましい場合があります。
例えば、逢う、遭う、会う、或いは見る、看る、診る、視る、でしょうか。
また気になるのは助数詞ですかね。
匹・体・柱・尾、等々。
著者が、通して動物を匹で表すというならそれで良いと思いますし、日本語として鳥や兎を何羽、と書き分けをするというのもありだと思います。好みの範疇でしょう。
ただ、書き分けるのであれば、大型犬のような大きさの兎、或いは駝鳥やプテラノドン程の体躯のもの等を何羽というのは流石に無理がありますし、二階建て程の巨大な竜を何匹と表現するのも、どうかなとも思います。何頭もしくは何体とすべきでしょうね。
更に言うなら、敬語、です。
これは難しい。
言う、仰る、述べる、申す。
持論を述べる、とは言っても、持論を言う、とはまぁ余り言わない、かな。
王が仰る、とは言っても、王が言う、とは言わないよなぁ。王を下に置いての表現であれば別です。
まぁとは言え、これらはあくまでも個人的見解です。
この事をご承知の上、ご照覧下さい。
暑い・熱い・厚い
後・跡・痕
会う・合う・遭う・逢う
言い・良い
以外・意外
痛める・傷める・炒める
行った・言った
一所懸命・一生懸命(これはなんというか……もう今となっては誤字誤用誤認とは言えないかも。常用されていて恐らくは後者で覚えてしまっている人も多いと思う)
居る・要る・射る
美味い(旨い)・上手い
怒る・起こる
思い・重い
回答・解答
開放・解放
変える・替える・換える・代える
関心・感心
方・肩
感化・看過
聞く・効く・訊く・利く
来た・着た
切る・斬る
激・檄・撃
件・軒
答える・応える・堪える
堪える(こらえる・こたえる)
再開・再会
割く・裂く・咲く
時期・次期
指示・支持
自体・事態
スケープゴート・エスケープゴート
精算・清算・生産・凄惨
成長・生長
先頭・戦闘
先行・先攻
責める・攻める
族・賊する
対して・大して
尋ねる・訪ねる
立つ・経つ
血・地
着く・付く
同行・動向
訛る・鈍る
除く・覗く・覘く
望む・臨む
話す(し)・離す(し)・放す
不信・不審・不振
減る・経る
降る・振る
方向・咆哮
混ぜる・交ぜる
見る・観る・診る・視る・看る
持つ・保つ(たもつ)
野党・野盗
用・様
ような・様な・用な
ところで、これは好みだなぁと思うWeb小説が書籍化される、この事は様々ないみで喜ばしいのですが、何故かWeb上でエタルものも多く、非常に残念なのですよね。登った梯子を外されたようなものです。
この昂りをどう収めろと!?(笑)
無論書籍の方がそのまま継続されて、更には完結されるのであれば文句をいうつもりは毛頭ありません。印税だけでなく、両方を全うするなんて労力が半端なく必要でしょうから。
ですが、Webと書籍が共に止まってしまっているのは、問題だと思うのですよ。
諸事情により一時的に中断されてしまうとか、或いは不幸にも断筆を余儀なくされるというのもあるでしょう。まぁ仕方がないかなとは思います。
ただ、出来うるならば、その辺は明示して欲しいかな、と個人的にはおもいます。
Web版と書籍版との中味をのディテール等を変えるとかの努力や工夫をされている方もいらっしゃるのには頭が下がります。
続けたいのに、続けられないのは辛いし、言いたくないのかもしれないですが、それまで読み続けてきた読者への礼儀は最低限欲しいかな。
と思うものですが如何でしょうか?