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傭兵的な生き方はどうだろうか?

おはよう。



・・・最近は暑さが本格的になりだしてきたね。


日差しも強いし、セミの鳴き声もしている。


もしかしたらもう梅雨も明けてしまったのかもしれない。






・・・先週、皆に出してもらったレポートを読ませていただいた。



中々奥が深かったよ。


皆色々な理由で以て「不本意」で、皆色々と計画を考えていることも分かった。




寝食を忘れて皆のレポートを読んだ。



ちなみに、提出してもらったレポートは最終の講義の時にコメントを添えて返却するつもりだ。書かれている内容が個人的なものだからね。




それでは、授業を始めようか。




先週は「プロの大学生」について話をした。



皆色々と思うところがあったらしく、「既に「プロ大学生」生活してますよ?」というコメントもあれば、「早速奨学金課に問い合わせてみます!!」というコメントも寄せられていた。




今回はその「プロ大学生」と「不本意」の両方に関する話だ。




何度も確認している通り、現在この授業を受講している人は多かれ少なかれ「不本意」を大学なり学部なり環境なり何なりに感じているはずだ。



そして、可能ならばその「不本意」を打破したい、とも。



そのために「不本意」な大学なり学部なりの利点(メリット)を最大限利用し活用し、「プロの大学生」として活動しながら「不本意」な現状を変えるために勉強なり資金集めなりに奔走しているのだろう。



正直、「不本意」な状況に、また、「不本意」でも現状打破のために不本意の元を利用する生活にうんざりしている、という人もいるかもしれない。


資金集めに於いてうんざりするような目に遭っている人がいるかもしれない。


・・・勿論気にならない人もいるのかもしれないが。



今日の講義では、そんな「うんざり」な気分を少しは楽にしてくれる考え方について提案したい。






それが、「傭兵的」「ゲリラ的」「草の根的」生き方だ。






『デジタル大辞泉』(小学館)によると、「傭兵」とは、「雇用契約でやとわれる兵。雇い兵」のことであるらしい。


また、「ゲリラ」とは、「小部隊による奇襲などで敵を混乱させる戦法。また、その部隊や戦闘員」のことだそうだ。


そして、「草の根」とは、「隠れて見えない草の根もと。民衆ひとりひとり。一般大衆」のことを指すとのこと。



三つを(無理矢理)総合すると、「雇用関係(主に金銭)と割り切って少数で表立ってはいないながらも、大胆に行動して相手を混乱させること」ということになる。



・・・・・・少々無理矢理すぎるかな?




「不本意」から来る「うんざり」した気分も、「金銭」だと割り切れば少しは軽減されるかもしれないし、少数で行動すれば「不本意」の元から怪しまれることもない。何かしら大事を為すのはもとは少数派であった、ということも歴史の流れの中ではよくあることだ。


そして、「草の根」の力を侮ってはいけない。変化が上からは見えない草の根から起こる場合も多々ある。



これらは君たちが「不本意」を打破して自分の「本意」を遂げたのちも忘れないで頂けると嬉しい。教育者冥利に尽きる、というやつだ。



「不本意打破」のために動くことが面倒くさくなったとき、やる気を失った時、周りに阻まれそうなとき、そして「うんざり」した時に、このことを思い出してもらえるとありがたい。





・・・・・・今日の講義はここまで。



今からレスポンスペーパーを配るので、学籍番号、学年、学部、学科、専攻、氏名、今日の日付と共に、感想や疑問点などを書いて前に提出すること。




・・・先週レポートが提出できなかった人は、今週なら多少点数は引くが提出を受け付けている。



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