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プロローグ

プロローグ

~×820年~

飛び交う悲鳴。

崩壊する町。

少年―黒崎真広(くろさきまひろ)―の日常はあっけなく崩れ去った。

真広は走っていた。突如現れた飛竜から逃げるために。

飛竜はもう真広の背後まで迫っていた。

「あっ」

と間抜けな声を上げ真広は地面に倒れた。立ち上がろうとしても足が言うことをきかない。

「・・・あ・・あ・・」

パニックを起こして騒ぐには、目の前に迫るものはあまりに異常で、圧倒的すぎた。

「キュキューン」

飛竜が甲高い咆哮ととも鉤爪を真広目掛けて振り下ろした。

真広は目を瞑った。飛竜の鉤爪が真広捉えようとしたとき

「―キーン」

すさまじい音とともに真広は燃えるような暑さを感じた。

目を開けると

「なっ・・・」

世界が、町が燃えていた。

炎に包まれた世界を写すように空が朱色に染まっていた。

まるで地獄のような世界に、炎のように赤い長髪に白と赤を基調とした服、灼熱をまとった刀身を持った刀を手にした少女が立っている。

真広は少女のあまりの美しさに絶句した。

「危ないところだったわね・・・。」

彼女は真広の言葉をまたずに真広に歩みより何かを唱え始めた。

真広は今目の前で、何が起きているのかわからず混乱していた。

彼女が唱え終わり飛竜に向き直る。

だんだんと意識が遠のくのを感じながら真広は彼女を見上げていた。

彼女はもう一度真広を見ると

「          」

彼女は唇を動かした。遠のく意識では彼女が何を言っているのか聞き取れなかった。

そして真広の目の前はまっくらになった・・・。

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