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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

"恋"って…何ですか?

作者: 黒音娘†

ザワザワ…ザワザワ…


今日は高校入学式。

自分のクラスを確認しようと、クラス表を見に行くが…


(人多い…;)


周りの皆もクラスを確認しようとしている。だからクラス表のあたりは…お祭りか?というほど混雑している。



オマケに自分は背が低い…

周りの人達に押し潰されそうになる。


(うーん…背が低くて見えない…)


最近は女子でも背が高い。

背伸びをしても前の人達の身長には勝てず…


(あーっもうっ!!なんなんだよぉ~)


だんだんと、自分の身長に泣けてくる。


さっきよりも人が増えた気がする…

急に体が大きく傾く


ドンッ!!! ズテーンっ!!


そう、誰かに押され

とうとう転んでしまったのだ…


(え…え…?えと…えーーーっ!?)


転んでしまった自分に驚く、

周りの皆は僕をガン見。


最悪だ。

入学そうそう最悪だ。


とりあえず起き上がろう…

何もなかったかのように素早く起き上がる

そして、何もなかったかのような顔をする。


僕の周りには

僕のことを不思議そうに見ている人たち…



また押されて転びたくない。

木の隅っこで人が減るのを待つことにした。


(入学そうそう最悪…この学校で上手くやっていけるのか?)


不安な気持ちが溢れる、

こんなに入学そうそう最悪な人なんて


僕くらいなもんだろう…



こんなアンハッピーな僕の名前は


川上カワカミ 流リュウ 15歳


なんとも涼しそうな名前だ…。



10分くらいたち

さっきのお祭り騒ぎが嘘みたいに

静けさが戻る。


(だいぶ人が減ってきたな…)


クラス表の前にたち

自分のクラスを確認する。


自分の名前は"3組"の欄に書かれていた。


さっそく自分のクラス"3組"に向かった…



[教室]


(うあー…やっと着いた…)


実は方向音痴だったりする。

入学式が始まるまで

まだ時間があるためか


教室の中は少しうるさかった…

もう友達ができてる人もいる。



自分の席を確認する

席はちょうど真ん中だった


やっと自分の席に座る

(ふぅ…)


しばらくボーとしていると

誰かに話しかけられた


初めは違う人に話しかけているのだろう、

思ったが明らかに僕に向かって話しかけていた。


話しかけてきたのは隣の席の女の子だった

茶色のショートカットにピンをしている。


第一印象としては元気でスポーツが出来そうなイメージだった



女の子「ねぇ…腕から血が出てるけど…大丈夫?」


この言葉に驚いた

なんせ全然痛さを感じなかったからだ。


「え…?あ…ほんとだ…気づかなかった…」

きっとさっき転んだ時に擦りむいたのだろう



「まだ式が始まるまで時間あるし保健室で手当てしてもらったら…?」


「うん…そうだね…行ってこようかな…」

席から立つと


「うん。そうしなよっ」

微笑みながら僕を見送ってくれた




(保健室…保健室…)

本当の事を言うと勘で廊下を進んでいる。

少し疲れてきた時…


(あっ…あった)

目の前に保健室と書かれた部屋を見つけた


おそるおそるドアを開ける


「…失礼しまぁす…」

小声で言うと


「おっ?さっそく患者さんかな?」

と声が帰ってくる



「はいっえと…ちょっと転んじゃって血が…」

優しそうな声に安心し

先生の顔を見る


「っ…!!!」

そこには…



黒色だが日の光で茶色く輝く髪の毛。

シュッと伸びてる高い鼻。

眼鏡をかけているが日に照らされキラキラと輝く瞳。

やや薄めのピンク色に染まった唇。

色白で整っている輪郭。

そして白衣をまとっていて…ベットのシーツを替えてい…



ん?てことは…

この人が保健室の先生…?


この…ちょー美少年なお方が先生?


あまりにも綺麗すぎて

しばらく見惚れていると…



「ん?そんなに僕のことを見てどうしたんだい?なにかついてるかな?」


少し困った表情になりながら僕に話しかけてくる、

ちょっと美しすぎてガン見してしまった…



続く

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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして(・∀・)♪ 読ませていただきました* とても面白かったです\(^O^)/ これからも頑張ってください(*^-^*)
2012/09/12 21:36 退会済み
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