フランちゃん凄い…
はい、皆さん更新が遅くなって誠に申し訳ございません
遅くなったと言うのにクオリティは低いしまた妙な自己解釈はあるわ、新キャラは登場するわ
なんかめちゃくちゃです
「フラン、私に隠し事してない?」
「してないよ? なんでそう思ったの?」
「なんとなくよ、してないなら良いわ」
…帰ったね、ふぅ~危ない危ない
出来る限り秘密にしとかないと何言われるか分からないからね、まさかパチェに借りて興味本位でやったら出来ちゃうなんて
私が凄いのかこの本が凄いのか、まあ十中八九本が凄いんだろうね
だって細かな説明から作った後どうするかまで丁寧に書いてるし、これでもお姉さまは分からなそうだけど…
うーうー言って咲夜に頼るのが目に浮かぶよ…
「おね…さま…今の、誰?」
「私の姉だよ、レミリアっていうの」
「レミリア…おねえ…さま…」
無口な子だよね、紅魔館にはいない新しいタイプだよ
咲夜が見たら発狂しそうだから出来るだけこの事は隠しておかなきゃ…
でないとナニされるか分かったもんじゃないよ、早く来ないかなぁ…魅夏
☆ ☆ ☆
「……暇」
「なら霊夢んとこr「咲夜の所に行ってくる」…一応主はレミリアなんだけどな彼処」
主人より従者の方が良くできてるじゃんあそこ、なんか玉座に飴とか隠してそうだし
まあ、とりあえず暇潰しに行ってこようっと
☆ ☆ ☆
「でですね、レミリアお嬢様ったらあの後フランお嬢様に散々弄られてうーうー言ってたんですよ」
「それは見たかった、残念」
紅魔館に来たら美鈴に捕まってレミリアの恥ずかしい話を聞かされてます
前に私が説教みたいな事をした後もワンワン泣いた後フランに弄られたらしい、例えば泣き顔が可愛かったとか放さないでとか言ってたらしい
「で今日はどんなご用ですか?」
「フランに会いに」
「そうですか、では中へどうぞ」
姉ちゃんだと帰れで終わらせられるのに私だと普通に入れてくれる、この差はいったいなんなんだろ
多分信頼されてるかされてないかの違いだとは思うけど、普通ならここまでの差はないと思う
「とりあえず中に入ろっか…」
「魅夏ぅぅぅぅぅ!!!」
「…ほいっと」
中に入った瞬間フランが飛んで来たから避けた、吸血鬼に突撃されたら死んじゃうかも知れないからこれは自己防衛…という事にしといて
「なんで避けるのさ」
「なんで突撃したの」
「そりゃ会いたかったからだよ」
「…フラン、貴女の部屋からなんか出てきたわよ」
「お姉…さま…」
ちょっと待って、今レミリアが連れてきた人物なんて言った?
フランの事お姉さまって言ったよね、スカーレットって三姉妹だったの?
「どういう事か説明しなさい」
「パチェに借りた本で実験してみた、そしたらなんか出来ちゃった、私にも妹が出来た、お姉さまにバレた←いまここ」
凄く分かりやすい、回想に入るまでもなかったよ
そしてフランの才能に驚いた、普通人工生命体なんて[なんか出来た]で出来はしないよ
少し育てれば妖術とかも使えたりして…教育係とか探し出したら立候補しよ
「パチェにどんな本を借りたのよ、見せなさい」
「はいこれ」
「……なによこれ、本格的なホムンクルスの作り方じゃない」
フランって魔術師に近い素質持ってたりする?
ただ本を読んだだけでそんな高等技術は出来やしないよ、予備知識とか色々なかったら難しいし失敗するよ普通
というかまず、血と何を使ったらこうなるんだろうか
私はそれが知りたい
「魅夏…ねえ、さま…」
「フラン」
「えへへ、実は私が「魅夏がお姉さまだったらな」って言ったら覚えちゃって…テヘ」
テヘ、じゃないよ
レミリアが膝を付いて落ち込んでるじゃん、まさか姉扱いされなくなったなんて思ってもなかったらしいし
しかもなんかぶつぶつ言ってるし、なになに…
「魔理沙みたいな扱いなんて嫌よ私はあんなド変態とは違うわ妹の部屋に勝手に入って下着の匂い嗅いだりしないわよお風呂に入ったのを確認して脱ぎたての服を盗んだりしないわよ…」
身に覚えがありすぎる、レミリアが言った事がだいたい合ってるから怖いよ
というかレミリアがそこまで逝ってたらフランが泣いてると思うよ、私でも枕を濡らしそうになったし
って今はそうじゃなくて、フランがどうやって妹を創ったかだよ
「とりあえずパチェのところに行くわよ、何か手を貸したハズだし」
「確かに材料は用意して貰ったけど…」
「ちなみに、どんな材料を?」
「若い女性の血と少しの人肉と魅夏の髪の毛と私とお姉さまの血と…パチェの魔力」
なんで私の髪の毛まで、というか何気にハイスペックになってるよフランの妹
吸血鬼姉妹の血と魔法使いの髪の毛と魔女の魔力、それらが上手いこと交わった存在なんて相手にしたくないよ
負ける確率が高いし、負けるとわかってる勝負には出たくないし
「ほら、魅夏も行くわよ!!」
「はいはい」
☆ ☆ ☆
「確かに手伝ったわよ、だけど材料だけでそれ以外はフランに丸投げしたわ」
「その結果がアレよ!!」
「おねえ…さま…」
フランの妹が甘えて来てるんだけど、とりあえず撫でたら大人しくなったから撫で続けとこ
それにしても、吸血鬼っぽい羽がないんだねこの子
牙はあるけど、後髪の色が凄い
金髪なんだけど、サイドテールしてる部分だけ青髪なんだよね
「良いじゃない、紅魔館にはいない静かなタイプよ? 五月蝿いレミィには丁度良いんじゃない?」
「パチェ、私の事嫌い?」
「好きよ、苛めたくなったり泣かしたくなったりするほど」
「それって歪んでませんか? パチュリー様」
「お黙り、空気使い魔小悪魔」
小悪魔って呼ばれたのが膝を付いて泣いてるよ、まぁ関係ないけどね
扱いが悪くて輝く人物もいるし、例えば此処の当主とか姉ちゃんとか
というかフランも甘えて来て背中に登ってきたんだけど、なんで幼女二人に好かれてんの私
「ともかく、あの子どうするのよ!!」
「フランが面倒見てるわよ、私は二人に読み書きとか弾幕の上手いやり方を教えてるけど」
「ねぇ、パチェは家庭教師にでもなる気?」
「いきなり冷静になるわね、だって咲夜に渡したら大変でしょ? それに分かりやすく教えるには簡単な言葉を使いながら教えなきゃならないし」
あ~、もう私これいらなくない? ただ幼女と戯れてる背景だよ
それに名前聞いてなかったような、今聞いとこ
「そういや、この子名前なんて言うの」
「えっとね…考えてなかった」
「はぁ……んじゃ、リンっていうのは?」
「リン…姉様、リンが…いい…」
「んじゃ今日から貴女の名前はリンだよ♪」
意味も知らないで、まあ知ったら怒るから言わないけどね
それじゃ暇潰しにもなったし、私は帰ろっかな
四人に気付かれないように転送で…
☆ ☆ ☆
「良くあんな名前付けれたわね、十色の魔法使い」
気付かれた、門から出ようとしたらパチュリーに捕まったよ
「人が人を作るのは自然の理に反する、だから『ゼロ』や『無』を表すリンって付けた。あの子に罪はなくても、禁忌に近い事で作られた…それ自体が罪」
「貴女らしいわ、魔理沙だったら「良いんじゃないか? フランも喜んでるし」で終らして後々問題が出てきたら一緒に解決させるわね。でも貴女はそんな甘くない、殆ど生まれたばかりと言っても言い様な子に「お前には何もない」とでも言いたそうな名前を付けた」
言いたい放題だね、本人達は意味を知らずに喜んでるんだから追求しなければ良いのに
まあそれが出来ないから、今こうして人を呼び止めてるんだとは思うけど
「ホムンクルスって他の言い方でなんて言うか知ってる? 他の生物の細胞を組み合わせて新たな生物を作る、何かに似てるでしょこれ」
「あんた…そこまで言う気?」
「怒った? けど私は言うよ? キメラ、キマイラ、化け物」
「……キメラもキマイラも語源は同じよ、一つの肉体に別の細胞組織が混じっている。又は見た目でそうだと分かる者、だけどあの子はちゃんとした吸血鬼よ」
ちゃんとした、ね
スカーレット姉妹は吸血鬼だから分かる、だけどなんで私の細胞まで? その時点で『ちゃんとした』なんて言葉は消えた、紛い物の吸血鬼と呼んだ方が合ってるよ
「そ、でも私は後悔してないよ。不老不死を望む者を不老不死が見たら「止めろ」って言うでしょ、それは不老不死になった後の悲しみを知ってるから。私は作られた生命を幾つか見てる、でもそれらの大半は影に身を隠してるよ。そんな事をして良いのは強大な、世界を創れるぐらいの神ぐらいだよ」
「そう…たまには会いに来てあげなさいよ、貴女を姉みたいに思ってるんだから」
「気が向いたらね、それじゃ」
パチュリーもさすがに何も言わなかったか、私が何を言いたいのかわかったらしいしね
魔界、そこには色んな人がいる
けどそれは誰が創ったのか、そこの住人はどうやって出来たのか
それを解明しようとする者はいない、なぜなら本人が創ったとか言ってるから
魔界神神綺、もし本当に彼女が全てを創ったのならその力は強大な物になる
「なんて、下らない事を考えてる辺り私も姉ちゃんに似て研究者体質なのかなっと。まぁ良いや、私が言いたかったのは」
ーもう二度とするな、そして私を使うなー
って事だし、次やったらどうしよっか…
その子をパチュリーかフランに壊させようか、純粋にね
あの後の紅魔館にて
フラン「パチェにもらった本がないよ?」
パチェ「やられたわ…手癖の悪さも姉譲りだったなんて」
で魅夏はというと
魅夏「こんなのは伝えない方が良いでしょ」
魔理沙「なに燃やしてんだよ!もしかしたらスッゴい事が書いてあるかも知れないのに!!」
魅夏「知らぬが身のためって言葉もあるよ」
パチュリーからパクった本を燃やしてました
はい、なんかグダグダな上に前半と後半で魅夏の態度が物凄く違いますね(汗
根は魔理沙と同じなんです、ただ自然と悪役に回ってるんです
キメラや魔界云々は自己解釈なのであまり気にしないでください
それにしても魅夏は遠回し過ぎる言い方好きだよな~、なんかキャラ的に合うんだよね
それでは、また次回にて合いましょう~
リンは0を中国語で読んだだけです