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所詮人間なんてね

説明不足?いつもの事です

グダグダ?いつもの事です

ワケワカメ?いつもの事です

魅夏prpr?夜道に気を付けて

「…ただいま」

「元気ないね、二週間前のまだ怒ってる?」

「いやそうじゃないぜ、ただ人を助けたんだけど…偽善者言われて」


偽善者ね、確かにそうかもね

片方助ければ片方は助からない、これは確実で絶対…


「なぁ魅夏、私は偽善者なのか?」

「全て助けられる? 幻想郷でこういうことは言いたくないけど、そんな幻想捨てちまえよ」

「え…」

「ハッキリ言うけど、妖怪が人を襲うのは存在の為、人が妖怪を嫌い減らそうとするのは自分より強く強大だから、だけどそれじゃ幻想郷は保てないから八雲紫と博麗の巫女がある程度のルールを作ったから今の幻想郷がある。スペルカードルールも保つため、外の人間に構うよりルールを破る妖怪をシバいた方が良いよ」

「紫達みたいなこと言うなよ、私は外も幻想も関係なく人の味方だぜ」



スキマ妖怪みたいねえ…修行してた場所に実力を隠してる強者が多かったから多分その影響だろうね、狩りすぎず狩られるずで教えられたしなあ


「なら私は信じる方の味方かな、誰が敵で味方かなんてその場で変わるしね」

「そんなもんかね、まぁそれより飯だ! 魅夏頼んだぜ」

「はいはい」


こんなどうでも良い毎日が続けば良かった、口に出さなくても分かるようなそんな事が壊れるのは分かっていた

だけどもし、それがいきなり壊れたら…どうする






数日後







「眠い…」

「おはよう、魅夏」

「誰、隣の」


朝から騒がしいから起きてきたら、姉ちゃんの隣に見知らぬ男がいたんだけど


「なんか惚れられちまった」

「魔理沙さんの勇敢な姿に惚れてしまって…」


へへっと笑う男、なんか気に食わない

嘘臭い以上に何か感じる、嫌な何かを

だけど姉ちゃんの幸せそうな顔を見てるとそんなのは気のせいだと思うし…今は保留か


「それより「トーストぐらい自分で焼いたら」え、あ魅夏どこ行くんだよ!」






はぁ、朝から嫌な気分になってきた

気分転換しよう


「……調子も悪い」


いつもなら中心に当たるのに、なんで大きくズレるの

ただの笑い話なら良いのに、どうしてこう胸騒ぎというかなんというか…嫌な予感が


「どうしたのよ、そんな暗い顔して」

「ちょっと自分が嫌になってきただけ」

「魔理沙にくっついてる男? 私もなんか気に食わないわ」


アリスもか、なんか姉ちゃんと付き合いの長い人物ばかりだねそんな気がするのは気のせい?


「それじゃちょっと、情報集めてみる?」

「そうしましょ、ある程度集まったら人里にある茶屋でね」


アリスはそういうなり人里に向かった、それじゃ私はまずあの人物が何者かを調べますか




少女移動中・・・




「ということで姉ちゃんに付いてる男が何者か教えて」

「外来人よ、外では…詐欺師? だったかしら、そんなのをやってたらしいわ」


詐欺師って確か、人を騙してお金を奪ったりしたりする人物じゃなかったっけ?

そんな人物に目を付けられるなんて、軽い女として見られてない?


「ん分かった、ありがと。あと、面白そうという理由だけで外の人間入れない方が良いよ、その内後悔するはめになるから」







☆ ☆ ☆









「私から言うわよ、色んな女性と付き合ってる事が分かったわ。それともうひとつ、あの男・・・女性の純粋を奪って逃げてるわよ」

「へ~、こっちからは一つだけ口先だけで生きてたロクデナシだったよ」


女性の純粋を奪ってとんずらね、良い度胸してるねあの野郎

どうやって離そうか、というかもう殺っちゃって良い?


「恐ろしい事考えてない? まあ多分同じ事でしょうね」

「「魔理沙/姉ちゃんからどうやってあの男を離すか」」


このあとアリスとある程度話してどうやって離すか決めた、作戦はアリスが夜に魔理沙を呼んで私が男に真実を問い掛ける

もし本当にクズならその時は…フフフ







☆ ☆ ☆








「ただいま」

「おかえり魅夏」

「おかえり魅夏さん」


…無視して台所へ向かう、見事に洗われてないし

姉ちゃんに本当に惚れてるなら気きかせても良いはずだし、というか楽しく話してるけど目が興味ないって言ってるし

人を疑うなら目を見ろ、純粋に見て善悪を見極めろ

どの師匠だったか忘れたけど師匠の言葉、確かにその通りだね

目は口ほどにものを言うとはこの事か、とりあえず夜まで家事しとこ


「今日は…鍋、は止めて煮物にしよう」








☆ ☆ ☆







「いや~食った食った」

「魅夏さんって料理上手なんですね」

「別に、ただ姉がこれだから」


アリス早く来て、ストレスで胃が痛い

人里で何してたか知ってから余計に痛い、胸じゃなくてから嫌な気分になるし

というかコイツ私までじろじろ見てたし、足とか胸とか腰とか目がずっと見てて殴りたかった


「魔理沙? ちょっと良いかしら?」

「アリス、どうしたんだ?」

「ちょっと珍しいキノコを見付けてね」

「今いくぜ!!」


早い、珍しいキノコと耳に入った瞬間アリス連れて飛んでった

さて、私はこの男から真実を聞き出しますか


「ねぇ、外で何してたか教えてくれない?」

「私は会社員をしてましたy「真実を教えて」…どういう意味で?」

「人里であんたは女性を騙して彼氏のような振る舞いをしていた、そして純粋を奪ってとんずらこいてた。違う?」

「いったい誰がそんなうs「人里で聞き込み、八雲の賢者」…チッ」


舌打ちねぇ、本性表して来たかな

でもまぁ家を汚す訳にはいかないから、追い出すか

というわけで外に出しました、さすがに一人でいる気はないらしく私が出てったら着いてきたよ

で今は家から遠く離れた場所、ここなら邪魔はないしね


「あんたが姉ちゃんの純粋を狙ってるのは分かった、で奪った後はどうする気」

「後は捨てるに決まってんだろ? あんなガキ奪っちまったら価値なんてあるわけないだろ、価値のあるもんも持ってないしな」


殺す、苦しみを与えながら絶望させながら殺す

姉がこんな酷いやつに騙されて、価値のあるものまで盗もうとか

落ちぶれてるというより元から落ちてた、女性を道具としてしか見ていないような人物に姉を渡す訳にはね

あんだけウザくくっついてシスコンでも幸せは与えたいからね、だから死んでもらうよ


「遺言はある?」

「俺がたかが女にやられるわけないだろ、力の差考えろよ」


それが遺言ね、幻想郷では常識を頭から外した方が良いのに可哀想な最後だね

だが同情はしない、自らが招いた不幸に踊らされて死ね


「まぁ良いよ、すぐにおさらばするんだから」

「はぁ? なにいっt…」


言葉が途切れる、腕に短剣を刺したから仕方ないけどね

簡単には終わらさない、痛みを味あわすだけ味あわせてから殺す


「こんなの…っ」

「悪いね、苦しませて・・・だからもっと苦しんでもっと絶望してもっともっと泣き叫んで良いぜ」

「あ、悪魔! 本当にあの女の妹かよ、狂ってやがるぞコイツ」


そうだね、あんな場所にいたから少し狂ってるかもね

だけどそれを起こしたのはあんただけどね、だからもっと苦しみなよ?


「次はコイツで…キリオトス」

「ひっ、嫌だ…許してくれ、俺が悪かった…だから…」


今私は多分笑ってる、フランの狂気か幻月達並だとは思う

でもやめる気はない、純粋に喜んでた人物をバカにしたのだから


「さすがに血は浴びたくないね、人里で買ってて良かったよ」


目の前で腰を抜かしてるバカを放っておいて私は、人里で買っておいた黒いローブと狐の面をつける

万が一姉ちゃんか誰かに見つかっても分からないようにな、暗い森に木霊するのはただの人間の悲鳴だけ…


「……さようなら」

「いやだ…しにた…く…」


死にたくない、多分そう言いたかったのだろう

だけれど願いは叶わず、十色の万能魔法使いなんて言われてるけどそんなものじゃない

さて、と刺した短剣を抜かなきゃ






☆ ☆ ☆







「っ……な、なにしたんだお前!!」


間に合わなかったか、出来れば見付かる前に逃げたかったのに

まあ見付かったなら仕方ない、無視しよう


「なんで…なんでこんなことしたんだ!! マスター…」

「…恐怖「知るが救いか知らぬが救いか」」

「なんだよ、それ…!?」


霊夢からもらったカードは三枚、これは二枚目のスペルカード

相手に何が起こったかを、自分の視点で強制的に見せるもの

知る恐怖と知らない恐怖、矛盾してるけど人はこれに恐れる

だから見せる、言っても納得しないのやら見せれば良い


「嘘だ…嘘だ嘘だ嘘だあぁぁぁぁぁぁ!!!」

「真実、コイツは貴女の気持ちで遊んでただけ」

「嘘だ!! 私に優しくしてくれて、一緒に笑ったあれも嘘だって言うのか!!」

「全て嘘偽り、貴女は騙されてただけ」


既に泣きそうな姉に止めをさす、今あるのは知りたくなかったという想いと嘘だと信じたい気持ち

悪いけど全て、壊すよ


「偽りの影に真実あり、貴女がどう思おうが勝手だが真実に変わりはない」

「うるさいうるさいうるさい!!! マスタアァァァァァスパアァァァァァク!!!」


……転移、場所はアリスの家

転移する瞬間に私の名前を呼んだ気がしたけど無視した、時に非情になることも大事だし







☆ ☆ ☆








「魔理沙泣いてたでしょうね」

「泣いてたよ」


アリスが「非情ね」とか言ってるけど仕方ないでしょ、バラす訳にもいかないでしょ

妹が自分の、例え嘘でも彼氏みたいなものを殺したところなんて見たくないし

それに私だって見せたくないしね、姿隠して事を起こせって誰かが言ってたし


「で、家に帰るの?」

「いや、泊まるけど?」

「はぁ…魔理沙に伝えてくるわ」


行ってらっしゃい、私は面とローブ処分してくるから

燃やすか…いや魔界に転送しよう、夢子がなんとかしてくれそうだし

多分できるはず、物を転移させるだけだから

…出来た、いや冗談でやったけど出来たよ

人間やってみるもんだね、これって魔術だけど人によったらスキマだよねどう見ても


「寝よう、疲れたし」


翌日、家に帰ったら姉ちゃんが泣きわめいてきた

それを慰めるのに一苦労した後、一緒に寝てと甘えられた・・・・ちょっと可愛いと思ってしまった自分を殴りたかった

新しいスペルカード、説明は文中通りです

真実を無理矢理見せる、結構酷いもんですよねこれ

さとりはトラウマを見せたりするけど、魅夏は知りたくもない真実を見せる

なんてむごい…


さて、今回は魅夏がクズ野郎にキレるという話でした

発狂を使わなかった理由は一撃で終わるから、魅夏はSっ気が少しあるかも知れないから相手が苦しむ姿を見たかったんです

それにしても幻想郷だから出来るネタかも、リアルネタだとやったら苦情来そうだ

魅夏は魔理沙の事を姉としてはちゃんと見てますよ皆さん、姉妹なんで

魔理沙は…妹を越えたなにかでしょうね


ではこんな内容を最後まで読んでいただきありがとうございました、また次回もよろしけば読んでください

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