能力確認とスペカ作成、らしいですよ
今回はサブタイトルの通りです
魔理沙がシスコン発動してます、霊夢がまともです
魔理沙だぜ、あれから数日が経って今は博麗神社にいるぜ
何でも能力を調べるらしい、そういや一度も教えてもらったことなかったぜ
私はてっきり同じ能力だから教えなくても良いんだなって考えてたぜ
「それじゃみるわよ…はい終了」
「「ハヤッ!!」」
見つめただけだぜ、それで分かるのかよ
というかチラチラ魅夏を見るんじゃねえ、渡さないぞ
魅夏は私の妹だからな、誰にも渡さないからな
「で、魔理沙伝えるわよ。本人は言う気が全くないらしいから」
「ああ分かったぜ、それでどんな能力なんだ?」
「純粋を操る程度の能力よ、使い方によっちゃ危なっかしいわね」
「まあね、幼い頃の純粋な気持ちにさせたら大変な事になるし」
…さらっとヤバい事言ってないか? 能力が危険ってのを分かってるのは良いけどさ
なんで霊夢みたいにスラッと言えるんだ、まるで興味がないみたいによ
「確かに興味はないけどね」
「心を読むなよ、ところでこれはどういうことだ霊夢?」
「私と同じよ、常に浮いている状態…と言っても分からないわよね。私の能力は空を飛ぶ程度だけれど、これじゃ役に立たないわよね? だけれど言い方を変えれば意味が変わるわ、ありとあらゆる事から浮く程度の能力。こう言えば私がなんで貴女達を追い出さないか分かるでしょ?」
「えーとつまり、一歩引いた場所にいるって事か?」
「そうよ、それと同じように彼女も引いた場所で物事を見てるのよ。だから自分の能力がどれだけ危険なものであろうと他人事みたいに言うしね、日常生活に支障はでないから大丈夫よ」
おいおいそりゃなんの間違いだ? 純粋に物事を見つめてるって言えば聞こえは良いけど言い方変えたら、上の人間にも容赦なく思った事を口に出したり周りに誰か居ようが常に一人と変わらないって事じゃないか
そんなので良く平気でいられるな、いや魅夏の中ではそれが普通だったんだろうな
だって霊夢に抱き着かれて頬擦りされて…も鬱陶しそうな顔してるだけだしな
というか霊夢うぅぅぅぅ!!! 私でもまだそこまでしてないのに人の妹になにさらしてくれてんだ!!!
そんな羨まけしからん事をするやつは私が成敗してくれるぜ、そしてそのあとスリスリするんだ!!!
「魔理沙が怖いから離れるわ、また抱き着かさせてね」
「いやだ」
そうだそれで良いんだ、魅夏ももっと言ってやれ
この貧乏暴力巫女、賽銭無し神社
早苗に全て持ってかれて悔しいか、バーカバーカ
「夢想封印!! さて、次はスペルカード作成よ。作り方は念じるだけはいやって」
「……できたよ」
「やっぱり早かったわね、やっぱり能力が影響してるのかしら」
「っと、早くて当たり前だぜ。なんてったってこの私の妹だからな」
「とか言ってるけど?」
「邪魔ね、せっかくだからあんたのスペカ披露しなさい」
ハッハッハ霊夢も甘いな、魅夏は私の妹だぜ? 妹が姉にスペルカード使うなんてあるわけないじゃないか
…ないじゃないか、って思ってた私がバカだったかも知れないぜ
構えてる、私の自慢の妹がすぐにでも使える状態になってるぜ
「それじゃ、恋符「結ばれない糸」」
ちょっと待て!! 本気で弾幕撃ってっ…てなんだ、赤い弾幕避けてりゃ簡単じゃないか
結ばれないなんて名前だったからどんな物かと思ったら拍子抜けだぜ
気のせいか赤い弾幕がだんだん青くなってきてるような…しかも魅夏もなんかニヤニヤしてるし、いったいどうなr
「あれってどういう弾幕なのよ?」
「最初は赤弾幕が適当に放たれる、けど一定時間経つと青弾幕に変わって狙ってくる。ていう油断したらすぐ落ちる弾幕」
「へぇ~、赤と赤は繋がるけど青と赤や青と青は繋がらないって訳ね」
「そういうこと、で案の定落ちたよ」
「いきなりスピードが上がった上に不規則な軌道なんて反則だぜ・・・」
良くあんな弾幕張れるぜ、私でも難しいのに
いったい誰から魔法の使い方とか集中の仕方教わったんだ?
一度その人物に会ってみたいぜ、多分仙人みたいなやつなんだろうな
「魔理沙、魅夏が違うって言ってるわよ」
「だってよ霊夢、私も師匠から魔法を習ったけどここまで集中は出来なかったぜ?」
「雑念があるからよ、全てを振り切るなんて無理よ先に言っとくけど」
魅夏がおかしいんだな、というかおかしいのは能力だな
口に出したら殴られるか蹴られるけどな、前はもっとポカポカ叩いてたのに今じゃドゴッだからな
いったいあの見た目のどこにそんな力があるんだよ、私と1つしか違わないのに色々負けてる気がするぜ
「魔理沙が妹が姉より勝ってるから落ち込んでるわよ」
「それを私に言われても困るんだけど、というか勝ってるから落ち込んでる訳じゃないと思うけど? 逆に「妹に負けたまま姉としてみっともないぜ」とか言いながら無茶なことしそうだし」
「それもそうね」
霊夢が私をどう見てるのか良くわかったぜ、そして魅夏も私をそうみてるのか・・・・ショックだぜ
誰がこんな性格にしたんだ、魅夏をこんな性格にしたヤツを私は絶対に許さないぜ
「魔理沙、悪いけど魅夏先に帰っちゃったわよ。「後はよろしく、なんか頭痛くなってきたから帰って寝る」って言って」
「なん…だと…」
なぜだなぜなんだ、最近というか久しぶりに会ってから物凄く私に冷たいぜ
まさかこれが反抗期なのか!! もう魅夏もそんな年になったんだな
「魔理沙、隣の木に手紙付きで矢が刺さってるから読んでみなさい」
「なんでこんなところに、なになに…勝手な妄想してると鍵閉めて追い出すぞ PS今日の夕御飯は筍ご飯とキノコの味噌汁だから…さて、帰るぜ」
「残りは持ってきてね」
「残らないから持って来ないぜ~」
魅夏の手料理を残すかってんだ、というわけで私は愛しい妹の作る夕御飯を食べに我が家へ帰るのであった
魅夏も恋を表しますが繋がらない恋です、魔理沙とは逆です
弾幕の説明を簡単にすると
赤弾幕がゆっくり向かってくる→時間が経つにつれ青弾幕に変わっていく→だんだん早くなって向かってくる→最終的に自機狙いになる
以上です
次に能力説明を
純粋を操る程度の能力
物事を他人目線から見ている魅夏の能力
雑じり気がない純粋な物に変える事が出来る、相手の精神を純粋な子供並にする事も可能
物事を一歩引いた場所から見つめたりするため霊夢のように浮いたりしている、だがなぜか好かれる
好かれるのである、大事な事なので二回言いました
はい、能力説明は以上です
簡単に言っちゃえば相手がフランでもすぐ仲良くなっちゃう程度の能力です、例え狂気状態であろうと
次回は魅夏の師匠の話しです、いったい誰なんでしょうね~
ヒントは「お母さん」です、てか答えかもw
ではまた次回で合いましょう~