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賢者と純粋

グダグダですよ相変わらず

何が言いたいか分からないような会話大量にあります、ご注意ください


「藍、少し留守にするわ」

「どこへ行かれるのですか」

「純粋の元へ、とだけ言っておくわ」

「分かりました、お気をつけて」





☆ ☆ ☆





はい皆さんこんにちは、最近頭痛薬が欲しくなってきた魅夏さんです

ファレンが姉ちゃんと違う意味でシスコンだから疲れます、純粋に狂った愛情を注がれてます

あれから二週間経ってるけど色々酷かったよ、目が覚めたら拘束されてて「姉様ぁ…」って言い寄られた時は焦った

魔術使ってぶっ飛ばした後に逃げ出したよ、気合いで拘束具って破壊出来るんだね初めて知ったよ


「おーい、魅夏に客だぞ」

「私に? いったい誰が…」


って言いながらドア開けたらスキマへ放り込まれました、今すぐ帰らせてください

紫が絡むと大抵ろくな事にならない、前回も紫のせいで詐欺師に姉ちゃんが引っ掛かってたし

今度は何をやらかす気なんだか


「久しぶりね、さっさと本題に入らせてもらうわ」

「用件はなに?」

「滅亡する者についてよ、彼女を生かすか殺すか答えなさい。それによって貴女への対処も考えるわ」

「生かすと言えば私もろとも消す、殺すと言えば私に殺らせる。こういう解釈でいい?」

「えぇ、賢くて助かるわ。それでは答えを聞きましょうか?」


なんでこんな事するか、って聞くほどバカではない

多分だけど、純粋(あたし)のマイナス意識だから事を起こせば大惨事になるだろうからそうなる前に駆除しようとしている

幻想郷を想うなら当たり前の判断、だがそれをすればまた一部の住人から恨まれ憎まれる

だから今度は根源にやらせようとしている、自らの手を汚さず他人のを汚させる


「答えは生かす、一度拾った物を捨てる程私は冷酷非道じゃないよ。興味があるうちは、だけど」

「探求心旺盛な貴女が手放すとも思えないわね、やっぱり私が手を下した方が手っ取り早…」

「待てって言ってんだろ、何かやらかしたら私が殺るって言ってんだから」





☆ ☆ ☆





驚いたわね、純粋に私を殺そうとしてきたわ

殺気を感じてスキマを開かなければ今頃短剣が刺さってたわね…

それに口調まで荒々しくなってるわ、これがあのファレンって子に移らなかったのは疑問でもあり安心出来るわね

もし移ってたとしたら、フランドール・スカーレット以上の化け物になってるか、今頃紅魔館の動かない図書館もろとも消されてたでしょうね


「ファレンが出来てからの数日で分かったのは幾つかだけ、一つは私が本当に空な事。霊夢みたいに浮いていて自分から動こうとはせず同じことを繰返してる、二つ目は意外と溜め込んでた事。私も驚くぐらいにね」

「そう、つまり消してもまた出来るって事ね…貴女を消した方が早いかしら?」

「やってみろ化け物、何年掛かろうと必ず殺すから」

「やってみなさい、人間風情が図に乗らない事ね。目の前で姉妹や知り合いを殺され食い散らかされたくなければ」

「好きにしたら、私は自分に害がなければ動かないから」


コイツ、もしかしたら霊夢以上かも知れないわ

血の繋がった姉を殺されるというのに冷静になってる、いや興味がないって言った方が的確ね

まるで心がないかのように冷たいかと思えば嫌ってる筈の人物を消そうとすれば怒る優しさみたいなのはある、興味がなくて興味がある…

矛盾した考えの中で生きている、白が黒を飲み黒が白を飲むかのように


「……今日は帰るわ、だけれどもし貴女が何か起こせば…どんな手を使ってでも消す、いや殺しに行くから覚悟しなさい」

「そっちこそ、私に変なことしたら…首輪の着いた狐もろとも殺すから」

「それじゃ、純粋を操る妹さん」





☆ ☆ ☆





やっと帰った、長話に付き合わせるわ腹の探り合いするわで大変だったよ

というかぶつぶつ何言ってたのか物凄く気になる、本当になんかしてこないか物凄く不安なんだけど

主にファレン関係で、私の中の禍だなんて凄い言われ方されてるけどその気にさせなければ無害なんだよね

「姉様〜、長話終わった〜? 結婚する?」

「ノックしろ、そして結婚しないから」

「いや私とだろ、姉が優勢されるって知らないのか?」


なんだかいきなり空気が変わった気がする、シリアルからギャグ空間になった

いつ私は固有結界に引きずり込まれたのか、誰か教えてくれないかな

とりあえず今は部屋の前でピーキャーピーキャー騒いでるバカ二匹をどうにかしようかな、正直ウザイ


「だから魅夏は私とだな」

「いやいや、姉様は私と」

「両方ないから、というか人の部屋の前で騒がないでよ五月蝿いしウザイから」

「姉様言うなら仕方ない、私は先に下で待ってるからな」


なぜか姉ちゃんより私の言うこと聞くファレン、まぁいいけどさ

私がいないときはどうするんだろうか、たまに何も言わずに魔界へ行ったりすれのに


「仕方ない、もう少しファレンと決着付けに行くか……何があっても私はお前の味方だぜ」

「〜〜〜さっさと行けバカ姉」

「はいはい」


ったく、あんな恥ずかしい台詞を耳元で呟かなっつの

まぁ…少し嬉しかったけどさ、正直精神的に来てたし

紫の言葉も意外にザックリ来るからね、興味がないと言っても死が近付くかも知れないと言われたら少しは不安になるしマイナスに考えちゃうし


「はぁ、そういうのが感じ取れるのかなぁ…やっぱ腐っても姉妹だね」


まぁ、だからといってあのシスコン精神を認めた訳じゃないけどね

ファレンにも愛を注いでる辺りは流石と言いたくなるけど、もういいや考えるのやめて寝よ……





☆ ☆ ☆





「で、姉様の気分は直ったか? 魔理沙姉様や」

「私等に呆れてたのは確かだな、まあそれでも少し笑ってたけどな」

「なら大丈夫だな、まさかスキマ妖怪が私を彼処まで危険視してるとは思わなかったわ」


それには私も驚いた、魅夏と腹の探り合いみたいな事し出すし参ったぜ

ファレンに頼んで覗き見させて貰ったけど、相当シリアスな空間だったと思うぜ多分きっと

魅夏はまだあんなのでも少女なんだから加減してやってくれよな、妖怪染みた思考したりするけど精神は人間の少女なんだから


「まぁいい、それより魅夏姉様の嫁は誰か決着を」

「いいぜ、やってやろうじゃねえか」


このあと、私とファレンは魅夏から三連マスパからの衝撃波的なのを受けるまで長々と話してたぜ

眠気全開の魅夏は容赦がなかったぜ……

ねぇ、なんで腹の探り合いみたいな事やってんの?バカなの死ぬの?

バカで死ぬのは私ですねはい、という事で更新です

三話連続ファレン編でしたね、正直紫と魅夏は相性最悪だと思ってます

挑発すれば挑発仕返し、脅迫すれば仕返すとかコイツらなにやってんのホントにさ

魅夏「だって殺すとか言われたし」

紫「だって脅迫されたし」

それであんな事されたらこっちのSAN値が減少されるわ、魔理沙いなけりゃ不定の狂気に突入してたわ

紫「いあいあくとぅるふ」


もういいよ、とりあえず最後に出た魔理沙の補足を簡単に

紫が来たからろくな事にはならないな→監視的な事出来ないかファレンに聞こう→出来るらしいからやるか→魅夏の奴参ってるからふざけて調子戻すか


という内容です、まぁ演技からマジ話に発展して魅夏に怒られたんですけどね

とりあえず次回はまともになる、はずです

ではまた次回にて~

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