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老師の日記  作者: 佐々木 英治


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9/10

老師試験:本選六試合目。対ネズミ


老師試験:本選六試合目



審判「お題!次は知名度勝負!」


知名度!? 無茶を言ってくれる…

俺は近所のガキに「正義のヒーロー」と思われてるくらいが限界だ

(普段、働いてない言い訳だったんだ…)


アリーナとかクララが来たら、知名度では負ける!

圧倒的敗北ッ!



と。場内のライトが消えて。音楽が流れてきた

ん? 聞いたことあるな…

映画「フルメタルジャケット」の最後で流れてたし


いや、そもそも、一人で行った『ネズミーランド』で、狂ったように流れてた音楽…




♪

ぽくらのクラブのリーダーは

ミッキーマ○ス ミッ○ーマウス

ミッ○ー ○ッキーマウス


強くて明るい元気者

ミッキー○ウス ミッキーマウ○

○ッキー ミッ○ーマウス


ミッキ○マウス ミッキーマウ○

さあ歌おう声高く へイ ヘイ ヘイ!

♪




あ、あのネズミ…

無理だ

勝てっこない…

圧倒的だ…

世界が違う…

次元が違う…!

知名度では、ドラゴンボールの悟空さですら負けると思う



そのネズミが、リングに上がろうとした瞬間…

大会役員や警備員が大勢で、そのネズミを引きずり倒していた

彼らは大声で、喚いている


「バカ!これ裁判になったらどうすんだよ!」

「絶対負けるぞ!?」

「向こうは訴訟社会だしな!」

「っつーか、JASRAC(注1)も怖ぇええよ!!」


注1:悪の組織



そのネズミは…袋叩きになりながら、会場の外に連行されて行った



審判「……」


……。


審判「そっちの老師さんの、不戦勝で…」



…あのネズミが何の「老師」なのかも不思議だったが








訴訟が怖いなら、そもそもエントリーさせるなよ!!





<六回戦突破! 決まり手:大人の事情>




(っつーかあのネズミ、今まで「勝ち抜いて」きたんだよなぁ…?)








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