老師試験:本選六試合目。対ネズミ
老師試験:本選六試合目
審判「お題!次は知名度勝負!」
知名度!? 無茶を言ってくれる…
俺は近所のガキに「正義のヒーロー」と思われてるくらいが限界だ
(普段、働いてない言い訳だったんだ…)
アリーナとかクララが来たら、知名度では負ける!
圧倒的敗北ッ!
と。場内のライトが消えて。音楽が流れてきた
ん? 聞いたことあるな…
映画「フルメタルジャケット」の最後で流れてたし
いや、そもそも、一人で行った『ネズミーランド』で、狂ったように流れてた音楽…
♪
ぽくらのクラブのリーダーは
ミッキーマ○ス ミッ○ーマウス
ミッ○ー ○ッキーマウス
強くて明るい元気者
ミッキー○ウス ミッキーマウ○
○ッキー ミッ○ーマウス
ミッキ○マウス ミッキーマウ○
さあ歌おう声高く へイ ヘイ ヘイ!
♪
あ、あのネズミ…
無理だ
勝てっこない…
圧倒的だ…
世界が違う…
次元が違う…!
知名度では、ドラゴンボールの悟空さですら負けると思う
そのネズミが、リングに上がろうとした瞬間…
大会役員や警備員が大勢で、そのネズミを引きずり倒していた
彼らは大声で、喚いている
「バカ!これ裁判になったらどうすんだよ!」
「絶対負けるぞ!?」
「向こうは訴訟社会だしな!」
「っつーか、JASRAC(注1)も怖ぇええよ!!」
注1:悪の組織
そのネズミは…袋叩きになりながら、会場の外に連行されて行った
審判「……」
……。
審判「そっちの老師さんの、不戦勝で…」
…あのネズミが何の「老師」なのかも不思議だったが
訴訟が怖いなら、そもそもエントリーさせるなよ!!
<六回戦突破! 決まり手:大人の事情>
(っつーかあのネズミ、今まで「勝ち抜いて」きたんだよなぁ…?)




