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ネーム[星々は今紡がれる] 零話 ここで俺の物語は終わるがお前らは終わらせてくれるなよ?

「なあ。そっちはどうだい?なにか重要なもんは掴んだかい?」

顔に紙が貼られている男が時代遅れのガラケーに話しかけている。

「そもそも俺はそういう役で送られたわけじゃないだろう。そういうことはお前はなにか掴んだのか?なぜお前がそういう運命にあっているか。」

男は座りながら椅子を回しつつ答える。

「インやぁ?掴んだとかじゃないさ。まじでそういうの見つけられなかった。まさかここまで世界に深く隠されていると思わなくてね。だから、そっちの神は全員殺した。」

「...たしかにそうすればこの廃れた運命はなくなるな。ただ、それはこちらの世界のものにすべて委ねられることになるのはわかっているな?」

大きく笑い出す。

「はははは!!だからお前をそっちに送りつけたんだろうに。多分俺が行くと色々とまずいことになるからね。そっちの世界にいる偽物が消えちゃうからね。矛盾が生じちゃってね。」

通話先の男がため息を付く。

「今そういう話を聞いているんじゃない。そもそも神は殺したとしてもだ。鍵となっている世界の道具は見つけたのか。それを壊さない限りどうしようもないぞ。」

「ああ、それなら見つけてもう壊しといた。俺がその手をうってないとでも?」

「こっちに来たのか?偽物が消えるとさっき話したのにか。」

相手が少し動揺する。

「ああ、すまんすまん。俺が言いたいのは確かに行くのはまだ全然消えないんだ。ただ、もうすぐ多分そっちで色々起きる。それで運命が開始されるんだろう。それまでに帰らないと消えちゃうぜっていう意味での行ったら消える。そういうことだに。」

「もう用がなくなったなら俺は帰る用意をするが?」

「いや、お前にその件で任せたいことがあるんだ。多分お前がいないと俺の運命は変えられない。」

「どういうことだ?」

「運命を知っているお前がいるだけで効果があるんだ。あくまで俺は儀式のための道具を壊しただけだ。運命は殆ど変わっていない。何ならこのままだと俺はまた殺される。それはお前的にも他の奴らも嫌だろう?」

「俺はただこの世界で運命が変わるまで待ってればいいと?」

「まあ確かにそれでもいいんだけどなぁー。それは面白くないじゃないかい?」

相手が飽きたような声で

「それはお前だろうが。俺は世界にいるだけじゃなくてなにか行動を起こさなければいけない。なら、だったら何をやればいいか要件を言え。じゃないと今すぐそっちに行って殺すぞ。」

「理解が早くて助かるね!これだからあんたに任せたかいがあったよ!他の奴らだとなんかいろいろ愚痴言ったり先に俺のこと粉々にしそうだしね?それはちょっとだるいからね!俺はあんまちからを使いたくないしね。使ったらアイツラ死ぬからね!」

再び大きく笑う。

「先程も言ったが要件を早くいえ。俺がこの手でお前を殺す結末にしてもいいんだぞ。」

徐々に笑い声が小さくなっていく。

「はいはい。わかったよ。お前に頼みたいことは唯一つ!!俺が今から言うやつにあって話をしたりしろ。ほんとにそれだけ。その後は全部お前に任せるんちゃい。」

相手が椅子から立つ音が聞こえる。

「一つ聞こう。なぜ俺はそいつに会う必要がある。そしてなぜその後は全部俺に任せる。」

「一つじゃなくて2つじゃん!そういうのどうかと思うぜ!医者なのにそういうのどうかなぁ?嘘つくのって本当にだめだぞー!!」

深くため息をつかれる。

「言い方が悪かったがお前も早く要件を言え。時間も限られているだろう。お前が死ぬ運命は変えなければいけないからな。これ限りのワンチャンスでもあるしな。」

「あー?言ってなかったっけ。俺が死ぬ運命は変わらないの。ちょっと別の世界のあいつを見てきたんだけどなぁ...ちょっとあいつは倒せんわ。流石に災厄の力を持っているのは想定外だしな。多分十中八九というか確実だ。まだ確定しとか即死とかならまだ良かったんだがな...存在からの死の付与は少し俺にはどうしようもできないな。左手を使えば多分どうにかなるんだろうがその代償で世界も侵食されるからなぁー。流石にやすやすと使えないな。多分使ったら俺も動けなくなるから世界の侵食は止められなくなっちゃうからこれはnoでねぇ、だからこそ俺は多分死ぬんだ。」

「見てきたのか?前のやつを。」

「いや、見はしたけど流石にあっちの世界にはいけない。ちょっとあってはいけない二人がいる...」

話している男の声のトーンが少し落ちる。

「あと、多分行ったら色々捕まって話をさせられるしな。流石に何度も戦いは無理だ。ましてはアイツラだ。一人だけで星を破壊できるクラスの奴らが何人もいるんだぜ?そいつらと何度も戦わないといけないの本当に腰が...あっ、ちげぇ。アイツラ一人で宇宙一つぐらいは壊せるな。ていうかそうかぁ...いかなくて本当に良かったわ。あっちに行ったら座標がより増えるから帰るのもこんなになってたかも知んねぇ。でも師匠とかあの人がいるからまぁ大丈夫ではあるか...でも、     と    に絶対捕まるから流石にパスだなぁ。多分他にも色々

「そろそろ戻させてもらうぞ。」

相手のトーンが少し苛ついた様子になっている。

「ああすまんすまん。まじでこのクセどうにかしないとだなぁ。まあいっか。戻そうか。とにかくお前にはさっき言った通り    というやつにあってほしい。その後は自由でね。」

「なぜそいつなんだ。」

少し考える。

「なぜそいつというかねぇ...特に理由ないって言ったら怒るよね?ただ簡単な話なだけだよ。そいつは世界の歯車だ。そいつの周りを回る。星々は。だから新しくお前という名の星がそいつの周りに入ることで運命を変えられるという魂胆だ。」

「そんな簡単な話じゃないだろう。信用もつけなければいけない。そもそもどこにいるかわからないだろうに。それでいてお前は俺に任せるというのか?」

「何回も言うがお前しか頼めない。ていうか5年もいるからわかっているだろう?アイツ、いや二人もいることに。」

「...別になぜ知っているかを詮索するつもりはない。ただ、アイツラは私に任せてほしい。なるほど、だから私か。嫌な運命なものだな。」

「いや!?こっちも何度も殺されているというか...ちょっと待ってろ今ちょっと見るから。」

男は椅子を立ちノートを取る。ノートに触れるときに少し時空が歪む。

「え~と...何回かなぁ...今ここにいる俺で34268回だね。マジかそんなに同じやつに殺されて...いや、多分今回の俺は別のやつに殺されるだろうな。因果が変わるんだ。それは当然だろう。それでも俺を殺していたという事実は変わらないが。面白い結末だな。神が作り出した人間が神を殺しまくった結末が...別に今ここで言う必要はないな。少し脱線したなすまない。時間がないからな。お前が言ったとおりだ。ただ、俺があってほしいのは話に出したやつではないけどな。ただ、星の中の二人にいるんだぜ。そいつらが。だから勝手に会うことにはなるだろうさ。多分アイツラは気づいてないだろうけどね。それだとしてもお前に任せると言っている。」

少しの間沈黙が生まれる。

「...わかった。他に情報をくれ。できれば準備をしておきたい。」

「ならば   と言うやつにはあまり会わないほうがいい。いや、あっちゃだめというか回数を重ねるなという意味だ。そいつは少し色々と厄介でね...世界の道具を持っている。運命には関係ないんだ。あくまでそれは記載するだけだからな。それでもこっちの世界の情報は記載されていない。どういうことかわかるな。」

「わかっている。こちらの素性がバレてしまったら意味はないからな。自由に動けなくなるのはこちらとしても困る。挙句の果てに捕まったりなどしたら洒落にならないからな。」

「そういうこと。多分5年間いた情報は記載されている。だからあまり回数を重ねるなということだ。他には...あまり最初にあってほしいと言ったやつには絶対に感情を出すな。いや、感情を多分出さなくてはいけないんだろうが...それでもがんばってやってくれ。あと、最後になるまでお前の情報は出すな。でなければ運命が最悪に切り替わる。まあ俺はそれでもいいんだけどなぁ...こっちとかそっちがやばいことになるしな。そんくらいかなぁ?」

「わかった。俺はこのあと手術の予定があるから切るぞ。」

「あっ!まだあったぜ!大丈夫すぐに終わるから気にすんな。手術終わったらすぐに    の家に行ってくれ。ちょっと、面白いところに世界の道具があってねぇ...それで外していたらその家の人が寝起きかけてね。それを回収してきてほしい。すぐには何も不審には思わないと思うがそれでも最悪に変わってしまうのは防ぎたい。わかったな?」

「なるほどそういうことか。」

「うん。多分お前が思っているとおりだと思う。以上で要件は終了だ。次会うときはないかもしれない。これで最後の話にはなると思う。そのことを前提としてこの言葉をお前にかける。すまない、アイツラのことを任せた。多分動揺するとは思うが悲しまないからね。それでいてもお前が調節しないとまずい。だからこそお前に頼む。俺は人の心は見れるが人の思いは見れない。お前が今どう思っているかも正直あまりわからない。それでも、俺はお前と会えたことはいいと思っている。本当に済まないこんな俺が無能で。約束を破ってすまない。とアイツラにいってくれ。お前にも言ってはいるがな。すまない時間を使わせてもらって。」

「...それだけだな。」

「あと!もし俺が生きてお前と会うことになったら俺にこう言え!何勝手に死ぬ気で行こうとしてんだよ。Fook you!!とな!」

「おい、さいごにふざける

電話を切り、家を出る。後ろから声が聞こえてくる。

「なあ、本当に本当のことを教えなくてよかったのか?」

後ろからクスクスと笑い声が聞こえる。マジシャンが被るような帽子をかぶっている。

「本当の事ってなんだい?こういうのは言わないとだめだろう。」

「白を切るんじゃねえよ。わかっているんだろう?2つ嘘を言ったのを。」

笑顔のまま答える。

「具体的に何だ?それを言ってもらわないと教えてあげられないね。」

「いいぜ。まず1つ目は何回も殺しているやつは災厄じゃないだろう?本当は気づいて

「それ以上を言うのならば流石に放っておかない訳にはいないぞ。」

「ははは、すまないすまない。それは禁句だな。ならばもう一つ。偽物が消えると言ってはいたが違うだろう。消えるのが違うんじゃない。偽物はいないだろうということだな。」

「じゃあなぜそう嘘をついた。」

「これ以上行ったら消えそうだから俺は言えないぜ。お前も相当ひどいだろう。だってこの先を言ったら殺すと言っているのに言わせようとするのは卑怯じゃないのか?」

男は顔につけられていた紙をしまう。

「まあそれはごめんって謝るわ。ただ、これ以上は詮索しないでほしい。いや、お前は知っているとは思うがな。ほな行ってくるわ。」

再び歩き出そうと進もうとする。再び声がかかる。

「なあ?それは俺がどうなるかをわかっていていくのか?俺がお前と一緒に死ぬことをわかっていて。」

「別にお前はそれでもいいと思っているだろう。逆にお前が行くか?」

「いや、行きたくはないね。だって本物よりも偽物が行ったほうが面白くないかい?」

「それは同感だ。だったら引き止めないでほしかったけどなぁ。」

「少し、もう少し聞こうではないか。なぜお前が行く?お前は俺にいかせるという選択肢があるじゃないか。それなのに何回も自分が死ぬことを望む。俺がすべて引き受けるって感じかい?」

「...俺がいかなかったらそれはそれでだめなんだ。アイツラには気づかれたらだめなんだ。これは俺の責任とかそういうきれいなもんじゃない。ただ俺がこっちがいいというエゴだ。」

「ok。俺は止める必要はないな。たしかにお前らしくはあるな。他に何も言うことはない。死にに行ってこい。」

少し黙ったあと手を振り。

「行ってくる。クソ野郎が。」


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