ラグナ、地球に登場
「あ、あれ……ここはどこだろ」
適当に技の練習を、していたら、変なところに来てしまった。
「お困りですか?」
その時声をかけられた。その言語はどこか懐かしかった。
「ここは、日本ですか?」
「いいえ。ここはアメリカですよ」
「ではなぜ、日本語を?」
「日本は未確認生物により、なくなりました。そのため、アメリカの半分は日本人です」
「なるほど」
地球には、魔力があるようだ。おかしい。
「あの高い建物はなんのために?」
「一般人はあの建物の詳細はわかりません。わかることとして、あの中には覚醒者、という、特定の力に目覚めた人を収納する、刑務所に似た感じらしいです」
結構詳しい説明ではある気が……まあいいや。
「そうですか。ありがとうございました」
肩を掴まれる。
先ほどと、圧が違う。
「貴方、覚醒者ね?」
「な、なんで?」
「本来は女性だけ、なのだけれど、たまに、男性も覚醒することがあるの。その場合も、あそこに入ってもらうわ!」
「……関係者って訳か」
ガチャン、という重い扉が閉まる音が耳を貫く。
「はあ……」
「貴方が726番ね」
僕は振り向く。
「はじめ……まして??」
「何処かで、お会いしました、か?」
「いえ、無いわ。私は001番、椎名明よ。よろしく」
「椎名、ねぇ」
前世で同じ苗字の女子いたけど、こんな強そうなわけ……。
「ねぇ」
「あ、はい」
「ここに来たってことは、貴方も覚醒者……?」
「覚醒者とか、わからないけど、似てる力は元から」
「じゃあ、ブルーメタリックの光を見たことある?」
「何百回も」
「……貴方は、何者?」
「そんな事、今は関係ないじゃないか」
「そ、そうようね」
■
私は、726番を見つめた。
「名前、聞いてなかったわ」
「え、あークロウです」
「クロウ君ね」
「クロウでいいです」
「はい」
間を置き、クロウが質問を投げてきた。
「日本が消滅したのはなぜ?」
「未確認生物が、日本全体を破壊し、なす術なく、崩壊……が、表向きの話し」
「闇深い、と」
「そう。テレビの闇みたいなものよ」
「ということは、抵抗はしたと」
クロウは感が鋭いらしい。
「正解。でも、崩壊した」
「それはなぜ?」
「……教えないわ」
「気が向いたら、教えてください」
「いえ……それはないわ」
あんな事、話せるわけがない。
「そうですか」
クロウは落ち着いていた。まるで、リオみたいに。
でも、今の時代、その落ち着きが命取りになる。だから私は言った。
「このアメリカも、決して安全とは言えない。3週間に一度、大規模な襲撃が起きる」
「スタンピードに近しいものですか?」
「そう。その場合、貴方も最前線に配置される可能性があるわ」
「それは、成績などで決まるのですか?」
「いいえ、魔力密度の高さで決まるわ」
私は、その後も、事細かに、現状を話した。
クロウは記憶喪失なのだろう。
■
夜。
椎名明は寝ていた。
僕は、眠らない街の空を飛んでいた。
「ボス」
「ミレイア、どうした」
「この世界の言語はニホンゴに統一されているようです」
「そうか。では、日本語を勉強しておくと良い。引き続き、調査、元日本を調査してきてくれ」
「了解」
ミレイアは姿を消した。
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(頑張るぞい)




