黒の色素のお話……?
暗闇に、一つのロウソクの明かりが灯る。
「今日は一体何の会議だ」
「ローレライの愚痴でも言い合おうじゃないか」
「合意」
ここには、五人。
よく顔が見えない、二人を除き、喋っている。
「ローレライは、天使。謎が多すぎる」
「そうっすね」
「あいつはゲスだ」
「それはわかるわ」
「あいつは、殺し足りないとか、ほざいているが、決して、自分の手は、遊びでは汚さない」
他、四人が、頷く。
「あいつが、自分の手を汚す事があるとすれば……」
「その相手は、神に近い存在と言う事、か」
「そういう可能性も考えられるっすね」
「でも、そんな力を持つ人なんていないわよね……?」
「今は、な。いつかは現れる」
その言葉が最後に、ロウソクが消えた。
■
「団長」
「おう、お前か」
「今日も殺人事件っすか?」
「見ての通り、そうだ」
「またっすか」
「夜の怪物の仕業で間違いないだろう」
「そうっすか」
ここ、王都では、更に、貴族殺しの件数が増えた。
「団長、今日の夜、酒場に来てください」
「珍しいな」
「たまには、良いじゃないっすか」
「まあな」
「では、夜、キガラシVIPの酒場に来てください」
「いいところじゃねぇか。ありがとな」
「良いっすよ」
■【シン】
俺の名前は、シン・ゲディレア。
騎士団、殺人事件処理部隊。
「団長、遅いっすよ」
「ああ、たまには、ちゃんとしようとしてたらな、遅くなった」
「まあ、良いっすよ」
そうして、入っていく。
「会員とわかるものをご提示ください」
「キガラシカード」
「俺もキガラシカードを」
「はい。キガラシ会員様ですね。お好きな席へどうぞ。それとも、闇深い話なら、奥の部屋にいかがで?」
「ハッ……感が鋭いな」
「奥の部屋がご希望ですね。奥の2番の個室へどうぞ」
そう言われると、奥の部屋へ。
「闇深い話とは、なんだ」
「まあ、ゆっくり飲みましょうよ」
「あ、ああ」
その後、色々話す。
「団長」
「あんだ?」
すっかり、酔っ払った団長は舌足らずになっていた。
「団長は、厄介っす。ここで死んでもらいます」
「あー?シン……なにえってんだ?」
団長の頭に、針を刺す。
「王国反乱団長」
「なに……を」
その時、ドアが開く。
「用は済みましたか、ラグナ様」
「ああ」
姿が、変わっていく。
ブルーメタリックのロングコートが着た男が立っていた。
「こいつは処理をしておけ。黒の色素の幹部クラスだ。もちろん、シン・ゲディレア、もな。ふたりとも、我が処理した。後始末だけやってくれ」
「直々にお仕事をもらえる、光栄です」
その言葉を聞き、ラグナは消えた。
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(誰も予想できなかったでしょう?シンはいつの間にか死んでいたのです)




