殺人事件が相次ぐ
クランフェル王国、地下。
「ブルーメタリックの動きが厄介だ。だが、今戦力を出しても意味はない」
「ああ。こちらは戦力をだいぶ失った。今、ブルーメタリックを潰しにかかっても、返り討ちになるだけだ」
ロウソクを円卓の真ん中に置き、話す、不気味な集団。
「なら、この国を見捨てるか」
「それが良い」
「いや、少し待て。エミリア王女が、こちら側に付いたばかりだ。まだ、我々達がやることではない」
「……なら、ブルーメタリックの一員を出す」
「それが一番だ」
「ローレライ」
「は〜い」
後ろから現れたのは、ネオンを堕とした男……だが、声は女。
「元の姿に戻れ」
「はいはい」
一瞬で、姿が変わった。
濃い紫色の髪、すべてを見通すかのような目を持つ女、ローレライ。
「堕天使・ローレライ。あいつを呼べ」
「堕天使って、言わなくていいから〜」
「早くしろ」
「はいは〜い」
パチッ、と指を鳴らすと、ネオンが現れる。
違う場所から、急に。
「ネオン。お前に命令をする」
「……」
「まあ、いい。この王国、黒の色素に反対する貴族をすべて殺せ」
「……はい」
小さく言った。
「ブルーメタリックには見つかるなよ」
「はい」
「ローレライ。お前は、空か、その目で監視をしろ。ブルーメタリックに見つかりそうなら、ネオンを戻せ」
「はぁ〜君たちは私のことをなんだと思ってるの……まあ分かったよ」
そう言い、会議は解散された。
■
「誰か助けて―――」
何も言えず、死んでいく貴族は、数え切れない。
王国騎士団は1日中、休む日まもなく、現場を飛び回っている。
「おかしい……明らかに、殺意がある筈なのだが……綺麗に殺されている」
「ああ。殺人犯の殆どは、殺意のせいで、死体を滅多刺しなど、死体がグロい事が多いが……」
「頭に、細い針一本、か」
「ああ。こんな細い針で殺すとなると……」
「手練、だな」
騎士団はそう言い、事件の処理を始めた……
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