ブルーメタリックの危機を知らない
「馬鹿野郎!!」
「……」
僕は、普通に失敗した。
「王家に摘発されただろうが!!」
失敗したのはわざと。もう、邪神夜行は使えない。
このパーティーですべて潰す。
「黙れ」
第二席の首が飛んだ。
返り血を浴びる。
「何があったッ!!」
「第二席が殺されたぞ!!」
「バグダッド・メディナ!!貴様ッ!!」
細い、魔力の糸を、会場全体に張った。
「貴様らは、我の手の上で踊っていただけだ」
手で、糸を引く。
その瞬間、シュパッ、と言う音と共に、人々の体がバラバラになる。
一瞬で、血の匂いが広まる。
その時、勢いよくドアが開く。
「王国騎士団だ!!貴様ら手をあげ……」
騎士団員が見た光景は恐怖でしかなかった。
「な、何をッ!!」
騎士団員は足が震えていた。
自分が殺されるかもしれない恐怖。
だが、もう誰もいない。気配もなかった。
■
「危ない危ない」
今年の修学旅行はムダにした。
少し日はあるけど、疲れた。
寮に戻って休もう。
「主様」
ネオンだ
「なに」
「バグダッド・メディナと言う、危険人物の処理を……」
「もう終わったよ」
「!?」
「もう、こっちで処理はした」
「さすが主様!」
「それで、言いたいことが他にあるんじゃないのか?」
シリアスな雰囲気を出す。
「はい。私にとって、重要なことです」
「重要なことなら、自分で決めれば良いのでは?」
「ですが……」
「言いたいのなら、言ってもいいけど」
「……もしかすると、ブルーメタリックを裏切る事になるかもしれません」
「敵側に回る、と?」
「いえ、そういうわけではないです……ただ……」
「なんだ」
「しばらく、単独での行動、をお許しください」
それだけなら、許可を取らなくたって、良いのに。
「まあ、それを望むなら、好きにしなよ」
「ありがとうございます」
そう言い、ネオンは消えた
■【ネオン視点】
私は主に許可をもらった。
私は、しばらくブルーメタリックから離れ、目標に向かって、動く。
「ミレイア様は甘すぎる……甘いから、亀裂が生じる」
「私はそこを正さないといけない……だから私は……」
その時、カタッ……カタッ、と言う、革靴の音が聞こえる。
音を聞く限り、キガラシ製だ。
「感情が高ぶっていますね」
非常に落ち着いた声、不思議な感覚に陥る。
「貴方は何者で」
「まだ、教えられません……まあ、すぐに分かるかもしれませんけど、ね」
その瞬間、体が動かなくなった。
痛みもない。ただ、動けなくなっただけ。
「離しなさいッ!!」
油断を誘われた。今頃気付いた。
「判断力の低下が起きている」
男はそういった。
「非常に入りやすい」
「入りやすいって……なんのこと……」
「知らなくて良い」
その瞬間、首筋に、針が刺さる。
「あ……あ゛ッ゛」
思考が麻痺する。何かに、乗っ取られる感覚ではない。
意志が変えられていく。主に知らせなけれ……。
「効き目が速い。やはり、感情が高ぶっている間に入れると、堕ちるのが速いようだ」
「ラグナを……殺します……」
「そうだ、その調子」
闇が深まっていく。
まだ、ラグナは知らない。今から起きること。
ブルーメタリックの危機を。
気に入ったら、積極的にブックマークや、評価を!(☆が並んでいるところ)
評価や、ブックマークをしてくれると、作者の励みにもなりますので、ぜひ!!
コメントや、リアクションも忘れずに!
(新章が始まります!!)




