邪神夜光円卓会議
夜になるのはあっという間。
「バグダッド様。お乗りください」
ここで乗るのも良いのだが……。
「いや、走っていく」
「ッ……わかりました」
表情が変わったのが分かった。
予想外だったのだろう。
僕は、走って、ヴェタン海の小屋に着く。
小さな小屋だが、中に入ると目を疑うほど広いのだ。
「ここが、席に着く者しか通れない空間」
「バグダッド殿」
声が聞こえた。
「……これはこれは、カース・ゴーミ第五席ではないですか」
「どうぞ、中へ」
中に入る。
眩しい。
「来たか」
今回の円卓会議、人は少ない。
「ケツ・クサ第一席、お呼びいただき光栄……」
「そう固くなるな。どうせすぐ終わることだ」
「そんなことはないですよ」
「ハッ……見ない間に口が達者になったものだ」
少し馬鹿にされたようだが、どうでもいいさ。
「まあ、座れ」
「はい」
僕は椅子に座った。
「では、会議を始めよう」
一気に空気が重くなる。
「バグダッド、単刀直入に言おう……君は用済みだ」
その言葉を待っていた……。
僕は気持ち悪い笑みを浮かべる。
「何を笑っている。貴様は用済みだと言ったのだぞ!!貴様はここで死ぬのだぞ!!」
まだ、ラグナだと、正体をバラすときではない。
「いいえ、ケツ・クサ第一席……私は死にません」
「ハッ!!貴様は捨て駒なのだ!!」
「フッ……」
鼻で笑う。
「何がおかしいッ!!」
カース・ゴーミ第五席も駆けつけてきた。
「バグダッド。貴様には失望した。死を受け入れろ」
「いいえ、カース・ゴーミ第五席」
「何が間違っていると?」
「カース・ゴーミ第五席は私に嫉妬していたのでは?」
「ッ……」
ま、適当に言ってるだけなんだけど。
賭けさ、賭け。
「ああ、そうだ。貴様に嫉妬していたのもあるかもな」
「……え……んんぅ……そうなのですか?」
「ああ。貴様は偽装工作のプロだ。それが羨ましかった、そして嫉妬した」
「カース・ゴーミ第五席。退くのだ」
「ああ」
ケツ・クサ第一席が剣を向けていた。
「本当に勝てるとでも?」
「ああ」
その時。
「バグダッド様」
メイドの声。
「挟まれた、か」
「気づいていらしたのですね」
「まあ、な」
その瞬間、二人からの攻撃が始まった。
だが、僕は枝一本で同時に攻撃を防ぐ。
「枝だと!!」
「バグダット様、いつの間に……」
バグダッドは枝一本で、剣を粉砕させる。
「枝の魔力伝導率は皆無なはず……なのになぜ、剣を粉砕できるのだ……」
「まさか、実力を隠していたと……」
そういったのは、カース・ゴーミだった。
僕はかっこよく、事を終わらせる。
ニヤッと笑う。
面白くなりそうだ!!
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(後編の山場ははもう少し!!)




