表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目立たず世界最強へ〜モブを装う者には裏の顔がある〜  作者: 冬城レイ
第四章「四大英雄と王家の血」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/37

歴史を戻すと約束しよう

「ラグナ様」

「何だ。エリナ」

「クランフェル王国、中心部の地下に強大な力の反応が」

「……行こうではないか」


 何があるのか、楽しみだ。


 ■【セイ視点】


「ハッハッハ!!ハイブリッドメノヴァンの完成じゃ!!」


 目の前には、倒れている王女とメノヴァン。


「ワシの技術があれば……黒のメンバーになれるのだッ!!なんな若造に任せては―――」


 ムクッと起き上がるメノヴァン。


「もう起きたか。さすが、四大英雄の二番手と言ったところか」


 メノヴァンはその言葉に反応するかのように、こちらを睨む。


「黙れ……」

「二番手、というワードが嫌いなのは知っているわい。ベガルドの域にたどり着けなかった二番手よ」

「黙れッ!!黙れ!!黙れぇええええ!!」


 ワシはわざと、メノヴァンを怒らせる。

 なぜ?理由は簡単じゃよ。


 今のメノヴァンは怒りを蓄積する。そして、強くなる。


 メノヴァンはしゃがみ込み、頭を抱える。


 それは、昔の記憶。表では、祝福や祀られていたが、裏では、所詮二番手と言うレッテルを張られ、馬鹿にされていた。

 なんで、自分だけ、三番四番には触れず、二番手を馬鹿にするのか。

 このときだけは、知能の高い自分を恨んだ。


「もう嫌だ……イヤァアアア!!」


 目尻には涙が溜まる。


「ハッハッハ!!怒れッ!!悲しめッ!!」


 その時、背後から、声が聞こえた……。


「貴様は、何を笑っているのだ?」

「……その声は……ラグナッ!!!」


 ■【クロウ視点】


「貴様は、何を笑っているのだ?」


 僕はそういった。

 こんなかっこいい登場はなかなかできない。ラッキー!!


「ラグナッ!!」

「ほう?メノヴァンを復活させたのか」

「なぜッ!!真実を知っている!!」

「知らないと思っていたのか?」

「ッ……」

「我を甘く見すぎているようだな?貴様は」


 セイは叫ぶ。


「ハイブリットメノヴァン!!こいつを殺せぇえええ!!」


 メノヴァンはセイの言うことを聞くかのように、こちらに向かってきた。


「殺す!!殺す!!もう二番手なんか言わせないッ!!」


 メノヴァンの知能は怒りによって下がっていたが、強さは、増しているのだ。

 二百年前よりも。何千倍と。


「レオニス・べヴァクト!!」


 剣に魔力を乗せ戦う魔剣士型。


「ほう?なかなか速いではないか。だが、我の速度には勝てない。二番手よ」

「二番手じゃないッ!!!殺すッ!!しねぇええええ!!」


 メノヴァンの瞳は縮小し、狂気じみている。


「剣速が増したか。成長が早いのか?それとも、無理な改造のせいか……」

「ぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」


 叫ぶ。メノヴァンは叫ぶ。

 腕や足。無理な改造のせいで、体が持たず筋肉が耐えきれない。

 血が吹き出す。


「うあぁああぁあああああああああああああああ!!!!!!!」


 地下室がボロボロになっていく。

 エミリアを踏まぬよう、位置を調整しながら。


「もういい……」


 剣先にブルーメタリックの魔力が集まる。

 それは邪神龍もろとも消し飛ばすほどの威力を秘めている。


「禁断の研究……。それは呪いだ。決して行って(おこな)はならぬ……」

「貴様の歴史、必ず真実に直してやろう。……安らかに眠るが良い」

「エターナル・ヴォイド・オブリビオン・リターン」


 その瞬間、メノヴァンの体が光った。

 怒りは消え、優しい表情になる。

 ラグナの目には、メノヴァンが微笑んだ様に見えた。

 そして、地下室と共に、邪神龍も全て消える。


 夜の街は一瞬にして、ブルーメタリックの魔力に包まれ、爆発した。

 人は死ぬことはない。

 そう、ラグナは無意味な殺しはしないのだから。

 意味があって殺す。それだけだ。


「……ミレイア。第一王女を、王城前へ置いとけ」

「……了解です。ボス」


 ラグナのブルーメタリックのロングコートは月明かりに照らされ光っていた……。

 まだ、世界最強には届かない。


「まだ……足りない。足りなすぎる。我はまだ……」


 そう呟きながら、月を見た。

 月の近くには、ラグナに知らせるように、強く光る、新たな星があった。


「メノヴァンか……」


 ラグナはその星を見て小さく言った。


気に入ったら、積極的にブックマークや、評価を!(☆が並んでいるところ)

評価や、ブックマークをしてくれると、作者の励みにもなりますので、ぜひ!!


コメントや、リアクションも忘れずに!


(実はね、この章後少し続くのよ)


ニヤニヤしながらこちらを見ているクロウ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ