十三歳になったので
さて、僕は十三歳になった。なので、この国の王都に行くことになった。そう、剣術や魔法が学べる学園へ入学することになったのだ。
僕は最強になるためにも新しい環境やいろんな術など、使える様になりたい。剣術は別にいらないけど、魔法はあまり知らない。だからだ。
■
「おにいちゃ〜ん。帰ってこなくていいよ〜」
「うんうん」
「二年後に行くから〜。その間に強くなっててね〜」
クスクスと笑うエリナ。いつも通り。どうでもいい。
さて、駅に向かおう。まさか、この世界にも電車があるとは思わなかったよ。
あ、忘れてた。この国の名前はクランフェル王国で、王都はヴェネラル。学園の名前もヴェネラル剣術魔法指導学園。
この学園は歴史が長いらしく、今の生徒会は校則に厳しいらしい。だって、今年は第一王女が生徒会長であり、今年の入学生には第二王女と第一王子がいる。
■
駅に来た。
「……あれ?」
「どうされましたか?」
「電車は?」
「先程行かれました」
「……うぅ……」
おいおい!僕は時間通りに来たでしょ!
腕時計をみてから、駅にある時計を見る。
「二分ズレてたぁ!!」
「……んぅ……。どんまいですね」
どうしよう……。
あ!走っていこう!目立つのは嫌だけど、ここは仕方ない。
「なら、走っていきます」
「え?」
走る。僕の速さはエリナ以上だし。
その後。
「ついたついた」
途中、電車抜かしてきちゃったけど、まあいっか。
今日入学式だっけ。早く行かないと。
■
「入学式を始めます。まずは、生徒会長のお話からです」
生徒会長、第一王女エミリア・クランフェル。すごいオーラだ。まあ、僕のほうがすごいけど。出すつもりはないし。
「皆のもの!まずは入学おめでとう」
少し間を開け、話し始める。
「まず、この学園を甘く見るな。授業はもちろん、実技まで、様々なことで、完璧を求められるこの学園で、校則を破ることや、授業態度、テストの点数などで、すべてが決まる。だが!もちろん楽しいこともある。剣術祭や、魔法祭だってある。その日は、何でもできるのだ。もちろん、非論理的なことは禁止だが、校則を破っても、その日は何も言われないのだ。だから、普段はちゃんとしてほしい。私からは以上だ」
話は短かったが、よくわかった。さすが、生徒会長と言うだけある。
■
入学式が終わり、クラスに来た。
まさか、第二王女と同じクラスとは思わなかった。
第二王女レイラ・クランフェル。第一王子ハルト・クランフェル。
まずは名前がわかった。それでも僕は話すことがないし、関係ない。
まずはこの王都でこっそりと最強になっていこう。
気に入ったら、評価やブックマークをお願いします!励みになります




