最後には楽な死に方を
「ゥ゙ギャァァァァァァァァァァ!!!!!」
甲高い叫びが、鼓膜を揺らす。
「理性すらも手放したか……」
「マイ。貴様とは、もう少し話せそうだったのにな。残念だ」
ラグナは、レディット・ツー・マイに向かって走る。
「お前が決めたことなんだ。我慢しろ」
ラグナは、そう言い、マイの神経とつながるレディット・ツー・マイの腕を切り落とす。
「ギャァァァアアアアアアア!!!」
「叫ぶことしかできない存在まで成り下がるのか。マイよ」
だが、マイは再生する。
「だろうな。そうじゃないと……面白くはないからなぁあああああ!!」
ラグナの戦闘欲を引き立てたマイは、更に強くなる。
痛みを受けるほど、どこまでも……。
ラグナはブルーメタリックの剣を大鎌に変える。
その大鎌は以前の大鎌とは違い、マイが持っていたような、形の大鎌だった。
「これはパクリではなさ。リスペクトだ。使いやすそうだしな」
その大鎌で、レディット・ツー・マイの首を足首を切断する。
飛び散るのは、緑色のオイルと肉片。
「人造兵器は、ムダに完成度が高い。無駄な努力だと言うのに……」
その時。
「!?」
レディット・ツー・マイの手はラグナを飛ばした。
ラグナは油断していたためか、壁に激突し、起き上がる。
「先ほどとは比べ物にならないな」
「……コア以外は結局は飾りか?」
「手足がついていても、所詮は、機械。生身の人間には勝てない……。そう、勝てない」
「ましてや、化物に成り下がった者にはな」
ラグナは間をおいて、唱え始める。
「我に死を求めるものよ……最後には楽な死に方をエターナル・ヴォイド・オブリビオン・リターン」
大鎌から放たれたブルーメタリックの光は一瞬にして消え、衝撃波が発生する。
ラグナの目の前には、マイが映っていた。
瞳に映るマイは微笑んでいた。
「殺してくれてありがとう……」
「楽に死ねたか?」
「もちろん」
最後の最後まで、マイは微笑んでいた。
そして、すべてが終わる。
何もなかったかのような、静かさを感じる。
「墓ぐらいは立ててやろう」
■
ラグナは墓の前で手を合わせる。
「楽に死ねたなら良かったではないか」
ラグナは、墓に背を向け、去っていく。
「また来てやろう。マイよ」
それに答えるように、温かい風がラグナのロングコートをなびかせた……。
未開の地。古代文明がある事がわかった。
この先、ここに来れるのは、ブルーメタリックのメンバーだけだろう。
今後一生……。
そして、墓には、マイが大事に持っていた大鎌が置かれていたのであった。
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(一応、未開の地の探索は終わりです。短い章でしたが、深みがあったかと思います。ぜひ応援を!!)
「うんうん。頑張れそうだ」




