第二王女はラグナの元へたどり着く。
■【レイラ視点】
私が第二王女としての肩書を捨てて二年。私は毎日ラグナを探した。
もちろん鍛錬も忘れずに。
そして、今日。その日が訪れた。
私がいる場所は、うっすら月明かりが見えるくらいの建物の一部屋。
目の前には、獣人が二人、そして、エルフが一人……。
そして、真ん中にいる人物こそ、私が探していた人物。ラグナだ。
魔力は圧倒的、剣術も勝てない。それほど強い人物は、私を見ている。
■【クロウ視点】
……え……第二王女?死んだんじゃなかったの?
と、言いたい気持ちをグッと抑えて、僕はレイラを見下ろしている。
さてと、世界最強になるため訓練として、圧で、勝つ!
「貴様は、レイラ・クランフェルだったか?」
「……今は違う。クランフェルというモノは捨てたわ。だから今は、レイラだけ」
「そうか……。それで、ここに来た理由は、なんだ」
「……私は、あなたの組織、ブルーメタリックに入りたいの……」
「ほう?」
「私は、ブルーメタリックに入るため、王家、王族のすべてを捨てたの。それくらいの覚悟はしているつもりよ……」
王家の地位を捨てたの!?ええ……。そこまでして、こんな、お遊び組織に入りたいの……?
君すごいね、気に入ったよ。断る理由もないし入れとこ。
「……わかった。手を出せ」
レイラは手を差し出す。
僕はレイラの手を触る。
僕は、みんなに支給している、このブルーメタリックの色をした、ピチピチ戦闘スーツを渡す。
「な……ッ///」
ピチピチのせいで体のラインが目立つが、ブルーメタリックという組織では当たり前。僕はどうでもいいけどね。モブトが見たら興奮しそうだけど、僕はそんな欲に飢えてないし。
「これで、貴様は、ブルーメタリックのメンバーだ」
「ありがとうございます……。それと、これ、着替えるには……」
「頭の中で、着たいものを考えれば、勝手に変わる。そのスーツは戦闘時、勝手に着替えられるよう、セットしてあるから、普段は普通の服を着ろ」
「あ、はい。ありがとうございます……」
レイラは考え、服が変わる。
その服は……なんというか……。
「露出が多いな……」
「あ……///ぅ////」
すぐに普通の服へ変わる。
「……見なかったことにしよう」
レイラは耳まで真っ赤にして俯いている。
「まあいい。何かあったら、呼び出す。ブルーメタリックの拠点はあの王都の森の地下にある。入るには、先ほどの戦闘用スーツじゃないと入れない様になっているから、気をつけろ。さらばだ」
一瞬、眩しくなり、風が吹いたと思えば、ラグナと他三人は消えていた。
「ラグナ……」
レイラはそう呟き、拠点に向かう。




