妹もメンバーだった
僕は十五歳になった。今日は僕の妹、エリナの入学式である。僕からしたら、居心地が悪くなるけど、仕方ない。仕方……ないよね……。
「おにいちゃ〜ん。久しぶり〜」
エリナは僕に抱きついてきた……様見せかけて、僕の足を永遠と蹴り続ける。
「うんうん。久しぶりだね〜」
「どう?剣術は上達した〜?」
「まあね〜」
「ならさ〜戦おうよ〜雑魚おにいちゃ〜ん」
いつも思うけど、コレがほんとに僕の妹なのかな?何かの間違いとかないの?
今回から、ブチのめしてあげよう。
「うんうん。いいよ」
■
僕は普通の剣をだす。
「お兄ちゃんは〜そんな安い剣しか持てないなんて可哀想だね〜」
クスクスと笑っているエリナ。
エリナ剣を見ると、いろんな装飾が施されているムダなクソ重剣を持っている。
「うんうん。ムダな装飾なんていらないしね」
エリナの表情が変わった。
「今なんて言ったぁ゛?」
うわ……ヤクザか、なんかですか?これ。
「私はブルーメタリックのメンバーよ!!」
「ブルーメタリック??」
「そうよ!!ラグナ様に早くお会いしたいの!!」
え、ええ……いつの間にか、組織が拡大してるんだけど!!
「そ、そうなのね?」
「この話は、他言無用だから。誰にも言うなよ……おにぃちゃぁん?」
「え、はい」
「始めるね」
エリナが剣を捨て、クナイみたいな物を出す。
「ミレイア様、直伝の技、見せてあげる!」
なるほど、確かにミレイアは最近、足利に行ったらしく、クナイを学んだらしい。
「剣士とか、関係ないじゃん……」
「剣術もやってるから!大丈夫〜」
「そっか」
始まった。
エリナはクナイを生成しながら、投げてくる。
「ぶるーそー……」
危なかった……。つい癖で、出そうとしたけど、バレてしまう!
普通の剣を構え、エリナへ向かう。
「クナイの使い方はまだ未熟だね」
実の妹を蹴り飛ばすのは嫌だったけど、蹴り飛ばす。
エリナはゴロゴロと転がり壁へ、激突。
そこには土煙が。
僕は土煙を消す。
やっぱりいない。
「後ろ」
僕は避ける。そのくらい、誰でもわかるし。
「わお……」
ブルーメタリックのピチピチの服。昼間に着るものじゃないんだけど、まあ、ミレイアの部下として、見逃してあげよう。
「どう?ミレイア様が作ってくれた服〜動きやすくていいんだよね〜」
う、うむ。
「そっか。じゃ、チェックメイト」
エリナの顔面を床にめり込ませる。
そのまま起き上がらない。
「やりすぎたかな」
そう思った矢先……。
「まだ……負けないぃぃぃいいいい!!」
「そっかそっか」
そういい、蹴り飛ばす。だが、やはり天才、徐々に、学習し、強くなってきた。
「もう、見切ったわよ〜」
「うんうん」
僕は一瞬で……。
「どこに消えたの……ッ!!」
エリナの後ろに回り込んだ。
「後ろ……ッ!!」
その瞬間、エリナは気絶する。
「なんで……ッ」
そう言い残して、バサっと倒れる。
「兄をナメない方がいいよ」
そう、言い残し、僕はエリナを担いで自分の寮まで運ぶ。
その間に、僕はラグナへと姿を変える。
と言っても、ただ、ブルーメタリックのロングコートを着ればいいだけ。顔は隠蔽魔法で、どこから見ても、見れないようにはなってるし、バレることはない。
「う……ん……」
エリナは目を開ける。エリナが見つめる先には、ブルーメタリックの色をした、ロングコートを着ている者が立っていた。
「ラグナ……様?」
「目を覚ましたか。……エリナよ」
「名前を!知っていてくれていたのですね!!」
「あ、ああ」
僕の妹だしね。知らないわけないし……。
「こ、ここは……で我の部屋ある」
「な!なんと!!ラグナ様に会えただけではなく!!ラグナ様が使っているベッドまで!!」
「う、ああ。そうだな」
ごめんなさい。貴女の兄です。
そのとき。
「ボス!」
「ミレイアか」
「はい!」
ミレイアは、そう言い、エリナの方を見る。
「久しぶり!エリナ!クナイの腕前は、上がった?」
「ちょっと、ね。おにぃちゃぁん゛……に、未熟だと言われちゃったわ」
ミレイアはこちらに目線を向ける。
口元を見ると。
『ラグナ様、クナイ使った事ないでしょ』
と、ミレイアから、お叱りを受けた。まあ、口出しするのは間違いだったかもしれない。
そこは、反省っと……。
2025/12/23の12時20分次話投稿確定でします。




