俺達の冒険は、これからだ!!!
この話で完結です。
読んでくださった皆様方、ありがとうございます。
他にも作品がございますので、そちらを読んで応援してくだされば幸いです。
……な、んだと!?
「どうする? このままだと、この国の歴史が終わるぞ?」
「構わない」
「……今、何と言った?」
「構わないと言ったんだ。 別に俺達は、この国に所属していないし、家族とかも居ない。
だから、この国の歴史が終わろうとも別に、構わない。 だから……」
俺は、キサラの切っ先を玉座に座っている者に向けると言った。
「だから、後はお前を殺すだけだ」
「待て! 私を殺すと化け物になった者が元に戻らないぞ?」
「構わない。 それに本当に元に戻るかは分からないしな」
「……くっ」
「……死ね」
ザシュ!
「……かはっ」
俺は、玉座ごと心臓を刺し貫き、バックステップしながらキサラを振り、血糊を払う。
「……し、死ぬぐ……らいな……ら」
玉座に座った者は、懐から紫色の液体が入った小瓶を取り出すと、その中身を飲んだ。
……ゴウ!
玉座に座った者から濃密な巨大な魔力の奔流が始まった。
そして純白のスライムに変容すると白い触手を出して周りの遺体に刺す。
みるみる何かが吸収されミイラになると、触手で持ち上げられ白いスライムの中へと丸ごと吸収されていった。
そして、白いスライムはオーバー〇ードのダークナイトみたいな姿になった。
寧ろ、騎士というよりも聖騎士みたいな感じだ。
「レン!」
静観していたユイ達が、俺の下に駆け寄った。
「レン、どうするの?」
「どうするって、やるしかないだろ」
「そうだね」
ユイが返事した瞬間に、聖騎士な外見とは裏腹に一瞬で俺との距離を縮め白い大剣を振り降ろす。
「Gaーーー!」
「くっ……重い! ……裂空槌!」
「……Ga!」
「リンとラピスで、時間を稼げ!
シュテンはユイを守れ」
「畏まりました」
「任せろ!」
「承知した」
俺は邪眼を開き、右手の封印を解くと前線に。
「破!」
この後、3対1でありながら一進一退を繰り広げる中、白い聖騎士は大剣を青白い光に包ませる。
「……アレは、勇者の技です!」
「本当か?」
「はい。 私は文献を調べるのが仕事でしたが、その文献に載っていました」
「効果は?」
「光と火と風の混合付与で斬撃を強化する技です」
【……やっと馴染んだよ】
どうゆう事だ?
【今までは、1つの器の中に2つの異質な炎が2つ存在していたけど、それが完全に1つになって器である身体や、魂にも穏やかに同調している】
つまり?
【レンのイメージするままに、炎は従う】
……分かった!
俺は、キサラを納刀して居合の構えを取る。
向こうも、溜めが終わったのか向かって来たが、衝突する瞬間に一閃!
白い聖騎士は、振り上げたままの状態で止まり漆黒の炎が発生して灰になる事すら無く、焼滅した。
「……浄炎」
俺から発生した漆黒の炎は、物理的に障害になる筈の壁や床を素通りして王城全てに広がる。
「……レン?」
「ユイ、終わったよ」
俺はキサラを納刀して空中に放ると黒い霧が発生して消えると、人化したキサラが現れた。
「……終わったのじゃ!」
ユイが詰め寄ると言った。
「何となく分かるけど、説明して」
「先程放った漆黒の炎で、王城内の全ての化け物を焼滅させた」
「分かったわ」
「疑わないのか?」
「信じるに決まっているじゃない」
「ありがとう」
ユイは改めて聞いた。
「それで、これからどうするの?」
「今回の異世界召喚に関わるデータを全て破壊するんだ」
「何故?」
「俺の邪眼や魅了を完全に隠蔽する為だ」
「あ!?」
「邪眼や魅了持ちは、国を問わずで良くて地下牢に幽閉だからな」
「……そうだったわね」
「レン様!」
「どうした、リン」
「その為に、隣国達との共同戦線にしなかったのですね」
「そうだ」
「分かったわ」
「それじゃあ、少し休憩してから行こうか。
因みに、場所は千里眼で、確認済みだ」
「うん」
「分かりました」
「分かったのじゃ!」
「分かったぜ」
「承知した」
その後、休憩を終わった俺達は、千里眼で見付けた異世界召喚者の記録を保管している所に行き、俺達のも含む、今代召喚者全ての記録を破壊した。
その後に合図を送り、周りに待機していたマルファーレ王国も含む関係国全てがボルジアル王国の王都に雪崩込んだ。
まあ、王都防衛の衛兵達や騎士達が多少の抵抗をしたが、隣国全ての先発隊が集まっていた為に、最終的には王城の正門は開いた。
王城は、マルファーレ王国が纏め役として取り仕切りをして、目標の第5王子と母親は無事だったから、周りの隣国全てが承認する事で暫定的にボルジアル王国の国王となった。
そして、成人以上の王族は全て処刑が決まり、成人以下で12歳以上は幽閉し、その後は内面次第で、王族以外の道を歩く事になった。
エビルージア第2王女は、最初は隣国からは王女という事で、処刑せずに修道院行きだったのだが、マルファーレ王国が持つ報告書と、密かに行った俺の邪眼を使っての取り調べで、腹が真っ黒だった為に処刑が本決まりになった。
因みに、アレは何処かの盾な勇者の話に出てくる王女と同じで、ユニコーンに乗れない身体になっていました。
そして、今回の勇者達は全滅した為に、隣国合同出資で「天災の大魔獣」は本封印する事に決まった。
それから6週間後にマルファーレ国王達による見送りの中……
「レン達なら、天災の大魔獣を封印どころか討伐が出来るのではないか?」
「可能性は0じゃないな」
「それなら……」
「俺達は冒険者だ」
「……分かった」
「だけど、準備だけはしておくよ」
「それで充分だ」
「それじゃあ、また」
「ああ。 また」
「せ~の……」
「「「「「「俺達の冒険は、これからだ!!!」」」」」」
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