表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

72/85

また、聞きたい事があれば喚んでね

氷系の魔法を含む戦闘方法を使うキャラは強いと思うよ。

何故か、噛ませにされ易いけど……

 


 ユイ達に心配させたみたいだし、きちんと説明しないとな。


「ユイ達は、邪炎竜の内に封印されていた聖炎竜を覚えているか?」

「勿論よ」

「勿論です」

「それで、聖炎竜は俺が取り込んだだろ?」


 頷くユイとリン。


「その聖炎竜が、氷獄魔熊ブリザードエビルベアーとの戦闘中に話し掛けてきたんだ」

「力だけかと思っていたら、まだ意識も残っていたんだね」

「そうみたいだな。 それで、あの時に力を貸してくれたんだ。

 もっとも、この右手を見るかぎり、不足が有ったみたいだな」

「つまり、この右手が代償という訳ね。

 それで、その右手は治るの?

 私の完全治癒パーフェクトヒールで治らなかったけど……」

「一生引きずる事はないと言っていたから自然治癒で治るのだろう」

「良かった」

「良かったですね、ユイ」

「ありがとう、リン」


 次は、確認をしないとな。


「それで、俺は何日寝ていた?」

「今日で3日目だよ」

「3日か。 それで、あの後は?」

「レンが気絶した後は、周りの氷も溶けて騎士達が入ってきて、色々と聞かれたけど、リンが対応してくれたわ」

「リン、済まないな」

「いえ。 こういう事は私に任せてください。

 以降は私が説明します」

「ああ」


 我ながら不謹慎だが、この時のリンが堅い女教師に見えて、背後に黒板を幻視した。


氷獄魔熊ブリザードエビルベアーの魔石が残りましたので、討伐達成は騎士達もすんなりと納得されましたし、魔石は私達の所有となりました。

 それと死体が残っていない理由は、致命傷を与えて倒したら、魔石を残して霧散したと言ってあります」


 後は政治も絡む報告で、国王は悠崎達に厳重な抗議文を送り、向こうの国に対して損害賠償を請求する事が決まったらしい。

 そして、誕生日会も緊急事態になったにも関わらず冷静に対応した事で、政治的にもアンジーに対して高評価で終わったみたいだ。


「良かった。 それで……」

「はい。 氷獄魔熊ブリザードエビルベアーの討伐は、国難を救った事と同義となり表彰の対象になりますが、ユイと相談して名声や地位は最低限で、冒険者が喜ぶ物品を報酬としてお願いしてあります」

「そうか」


 ラノベ的に見れば、地位だと「子爵」か「伯爵」を与えられる内容だし、名声だと隣国に大々的に公表する偉業だからなぁ。

 それに、初代国王となった勇者ですら討伐出来なかったモンスターを、我が国に討伐した者が手駒に居るぞと威嚇出来るしな。

 そうなると、今後の自由が無くなるかもしれない。


 それに、あのボルジアル王国にバレると色々と大変だし、慰謝料代わりに色々と貰ったしな。


「……以上となります。 そして、表彰式は15日後と決まりました」

「分かった」


 後、俺が気絶してからは、キサラはリンの武器で通して、ラピスは慌てるユイを落ち着かせてから送還させたらしい。


 これで報告は以上となり、それから20分後にメイドさんが来て、昼食の時間を告げたのでユイ達は食堂に行き、俺には病院食的なものを用意された。

 利き手である左手は無事だったからメイドさんの補助は殆ど必要無く終わった。


 ……ちょっとだけ残念。


 食事が終わったからメイドさんが「失礼します」と退室した事で、本命に今後の事を聞いた。


【待っていたよ】


 話してくれるな?


【勿論。 先ず、レンの右手は予想通りで、それほど時を待たずに、自然治癒で完治するよ】


 そうか。


【それで、まだ魔力量が不足していたから右手が代償になったんだ。

 それと、今後の事だけど、レンが僕を完全に支配して制御出来たとしても、人の器では身体から溢れて影響を与えてしまうから、何か抑える物が必要だよ】


 分かった。

 それで、あの時に放ったアレは?


【何故、炎が黒いかはレンの総合的な結果だから、色は気にする事は無いよ。

 そもそも、色に聖邪は関係無いしね】


 そうだよな。

 それなら、アレの分類や威力のランクは?


【分類上は精霊系の上位になる聖獣系に入るよ。

 階級的に言うと、下位に精霊魔法、中位に聖獣魔法、上位に神霊魔法となる。

 それで威力のランクは、人族が認識している位階に当てはめると第3位階になるね】


 アレで、第3位階相当!?


【うん。 精霊魔法を人族にも使える様に簡単にしたのが、人族が使う『魔法』だからね】


 そうなると……


【そうだね。 人族が使う魔法だと、第10位階魔法でも、精霊には効かないし、発動自体が出来ないよ】


 色々とありがとう。


【また、聞きたい事があれば喚んでね】


 ……さて、今後の基礎部分の目標が決まったが、問題点をどうするか……あ!


「聖骸布が有ったな!」


 俺は彼を推していて、邪眼で炎術士だ。

 でも、本当に「包帯」を巻く事になるとはな。

 もしかして、今までの右腕の痛みは今回の前兆か?


「……まあ、良いか」


 聖炎竜からの説明が終わってから、約10分後にメイドさんとユイ達と医者らしき男性が入ってきた。

 そして、この男性が本当に医者で、診察と問診を受けると「3日は安静にしてください」と言われた。

 どうやら、右手の火傷も有るが、魔法を放って気絶した事を重視され安静3日になったらしい。


 自覚的には身体も魔力も異常が無いが、一応は医者に安静を言われたし、それを聞いたユイを安心させる為に3日間、大人しくする事にした。

 そうなると、暇を持て余す3日間を潰す方法を考えた結果、魔力操作と制御の鍛練に勤しむ事にした……が、周りから「気になる!」というクレームが入り、アンジーを経由して魔力を外に漏らさない結界石を借りて続ける事となった。





厳しくも温かいメッセージを待みっています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ