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……国としての対応は?

金田一の解答編は毎回楽しみでした。

 


 ……確かに、統制の取れた動きは凄いが、そんなのはAランクモンスターのベルセルクベアーには関係無かった。


「……ば、バカな!?」


 護衛騎士6人の内、5人が薙ぎ払いの一撃を喰らい気絶中で、あの日に来た2人の内の1人が指揮官で、ワナワナと驚愕していた。


「……く、くそー!」

「Ga!」

「ぎゃあー!」

「Garururu……」

「きゃあああーーー!?」

「お、お逃げください!」

「で、でも……」

「クローディア王女殿下!」

「大丈夫だ」

「レン!」

「き、貴様も雇われているのだから、その身体を盾にしてクローディア王女殿下が逃げ出す為の時間を稼げ!」


 Aランクモンスターのベルセルクベアーの一撃を貰ったのに元気だなぁ。


「俺が殺る」

「……分かったわ」

「油断しない様に」

「見ておるぞ、我が主よ」

「任せろ!」


 そして、俺1人がベルセルクベアーの前に立つ。


「Gaーーー!」


 近くで見るとデカいなー。

 目測で3mは越えているぞ。

 最初は奴の攻撃を1分間全て躱した。

 次に、奴の噛み付き以外の攻撃を1分間全て防御した。

 次に、身体強化して殴る蹴るを繰り返す。

 最後に、腰の刀を抜き、素振りの様な形でベルセルクベアーの腹回りを輪切りにした。


「「「「「……!?」」」」」


 毛皮が高く売れるAランクモンスターなのが、ちょっと勿体無かったが、俺の強さをアピールする材料にさせて貰った。

 避けたり躱したりする事で、攻撃一辺倒の脳筋では無い事を証明し、防御する事で身体の頑強さとチキンでは無い事を証明し、Aランクモンスターを輪切りにする事で攻撃力を証明し、1人で討伐する事で俺の強さを証明した。


 ……最低限、此処まですれば、俺の強さは認められるだろうと思う。


 この後、ユイを除く俺達3人でベルセルクベアーの解体をし、ユイは護衛騎士の身体の治療をしている。


 勿論、この時に「……は! ベルセルクベアーは?」となったが、視界に入る場所でクローディアにはティータイムをして貰う事で危機は去ったと分からせた。


「……済まなかった」

「「「「「済まなかった!」」」」」

「タメ口で会話し、どれ程仲良くしようとも所詮は雇い主と雇われた冒険者だ」

「……そうだな。 もう一度言う。 済まなかった」

「分かってくれたなら、それで良い」


 護衛騎士達の後ろで、頬を膨らませ俺を睨んでいるクローディアが居るが無視だ。


 ベルセルクベアーとの一戦で、護衛騎士達が6人掛かりで手も足も出ないモンスター相手に、アピールという余計な事をした上で、1人で討伐する事で俺との実力差が有る事を理解してやっと和解出来た。


 そして、この後は昼食をする事にして、熊鍋で腹を満たした。

 リンが言ったんだけど、ベアー系は内臓入りの鍋が美味いらしい。

 アク取り等で少々手間だったが、その労力に見合う美味さだった。


「赤身が濃くて美味い!」

「美味しい!」

「美味しいですね」

「美味いのじゃ!」

「美味しいです!」


 因みに、俺達の熊鍋にはクローディアも加わったが、別の場所で熊鍋を囲っている護衛騎士達やマーロやメイド達からのクレームは無かった。


 2日後、国境を越えてアガシス国に入った所で、アガシス国の王都から来た騎士達が待ち構えていた。


「緊急事態が発生しました」

「何が有ったのです?」

「此処では話せません」

「早急に王都に来て頂きます」

「……分かりました」


 このまま目的のダンジョンに直行から、王都への直行に変更となった。


 強行軍の移動で4日後の午前8時に王都に到着した。

 まあ、王都を中心に綺麗な円形や正方形の国境線って訳じゃないからな。

 後で知ったが、アガシス国で1番遠い国境の関所から王都まで、馬車で5週間の所が有るらしい。


 王城に到着して、俺達はクローディア王女の客人扱いとなった。


 充てがわれた部屋で待つ事4時間後にクローディアが入ってきた。


 ……一応は客人扱いの為、あいだに軽食を頂いた。


「何が有った?」


 この部屋には、俺達とクローディアと旅を一緒に居たマーロとメイドしか居ないからタメ口で聞いた。


「……お父様……いえ、国王陛下の暗殺未遂が発生していました」

「「「……は!?」」」

「……マジか?」

「……はい」

「……国としての対応は?」

「目下、実行犯の暗殺者に、命令を下した者の捜索を続けています」

「クローディアも招集した理由は?」

「未遂とはいえ、使われた毒の影響で療養している国王陛下の代行をしている王太子の命令です」

「クローディアの立場は?」

「現段階では白寄りのグレーです」

「暗殺に関わっていないと見せ掛けて……の可能性が有るからか」

「……はい」


 異世界系に関わらず、こういった状況になると、何故か主人公達が動き出し捜索に参加するものだが、現実リアルはそんな事は無く、借りた本を読書して時間を潰し、軟禁されたまま3週間後に、実行犯や黒幕を捕らえる事が出来たと報告を聞いた。


 ……トカゲの尻尾切りじゃなければいいが。


 それと捜索で、命令されての強制参加にならなくて良かったよ。


 因みに、クローディアから教えて貰った黒幕は、第2王子の後見人のグリマリアル侯爵で、実行犯はグリマリアル侯爵の子飼いの私兵の1人だった。

 それで、本当の狙いは、その時、国王の横に居た王太子だったんだと。




厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。


福引等で、観光地のホテルに到着しました。

すると、宿泊の手続きをしている集団が居ました。

どちらが、足が一歩後ろに下がりますか?

コナン御一行

金田一御一行

どっち?

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― 新着の感想 ―
読みやすくある意味では容赦なく 貴族が良い人が多いのも好きです この先も楽しみにしてます 2択と言いますが・・ 出来たら事件に巻き込まれたくないので 自腹でホテルを変更するを選びたくなります
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