表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【プロットタイプ】道化を倒せるのは

作者: 秋暁秋季
掲載日:2025/03/29

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

キングを倒せるのはジョーカーだけ。

王を倒せるのは道化だけ。


じゃあ、道化を倒せるのは?

王と皇帝。何方も似た単語であるが、統治の範囲によって差異がある。王は一つの民族の首領であるのに対し、皇帝というのは複数の民族の首領である。そうした意味ではやはり、皇帝の方が立場が上であるし、彼奴を形容するには皇帝の方が相応しいのだろう。

だが道化を前にしたらそんなものは何の意味も持たない。


鏡花が俺の膝上に座り、顔を近付ける。目はギラギラ。口はニヤニヤ。人格の中では最も狂人に近いが、何方らかと言えば統括出来てないと言った方が近いだろう。

だから顔面に手を当てて、思い切り突き放した。

「駒の統率どうしたよ。何時もの女帝はどうしたよ」

俺のその質問に対して鏡花は笑った。上擦る様な高い声。狂人がする笑い方。あらゆる生命体の背筋を凍らせるものだった。

「鏡花ちゃんはぁ、何時も思うのぉ。何で自分が選ぶ側だと思うのか。選ばれる側だと思うのか。そうやって油断ぶっこいてるから、こぉやって主導権握られちゃうんだよぉ」

その問い掛けは、俺に対して言ってる訳では無い。きっと自分の中の女帝に対して向けられているものなのだろう。

常に自分が真上にいて、相手を縛り、従える側。だが其れは意図も容易く崩れ去る。

「王を殺せるのは道化だけってか?」

「せぇかぁい。自分が一番上だと思って優越感に浸ってるからいけないんだよぉ?」

そう言いながら、俺の首に巻き付いて、過度な戯れを行う。上体を俺の体に押し付けて、ベッタリと擦り寄ってくる。

ジョーカー、切り札、その前では何の役にも立たない札の束。だが、あくまで其れは札の上の話である。駒の使い方の話である。

俺は未だに楽しげにキャラキャラと笑い続ける道化(きょうじん)の首根っこを掴んで引き離す。そうして思い切り顔を合わせた。唇が触れ合う程の、睫毛さえ重なりそうな程の至近距離。そうしてそのまま目線を交わらせると、鏡花の動向が萎縮した。

「油断すると足元救われんなら、油断を許されない騎士こそが、道化殺しなんじゃないか?」

「る……瑠衣たん……? お顔が近い……よ?」

「戻んの遅ぇ」

作者がずっと考えていた事。


狂人を抑える為に女帝の人格を作りました。

だからある意味、裏の秩序としては女帝がありそう。

でも制御ぶっ壊れると、狂人は女帝を押し退けて出てくるんですよ。

本当は押さえられてない。ただ気分が乗らないから黙って従っているだけなんじゃないかなと。


そんな時に『キングを倒せるのはジョーカーだけ』って格言を見て、当てはめてみました。

そうだよね〜。という気分。

秩序に従っていたら面白くないモン。秩序乱してのジョーカー、マジシャンじゃん☆


王って従える側、選ぶ側だから、何処かしらに油断がありそうだなと。

だから付け込まれて後ろから刺されそう。

けれども騎士は常に危険と隣り合わせだから、油断はなさそう。

油断を忠告した側が油断するのって良くある話ですよねって。


これが瑠衣たんが言いたかったこと。


あともう一つ。

人間って自分が何処かで『選ぶ側』だと思ってるんですよ。

『好み、好みじゃない』、『付き合える、付き合えない』、『キス出来る、出来ない』。

でもね、果たして其れを言われた側はどう思っているのか、考えた事あります?

貴方が否定される事もあるんですよ。


『此方から願い下げだよ。失せろ』

『お前、選ばれる側だと思ってんの?』

なんて言われる可能性があるんですよ。


そんな傲慢性、優越感、其れに対して『貴方、何時か刺されるよ。この女帝の様に』という皮肉です。

そう言えば、批判者、利口振った奴の事をジョーカーとも言うらしいですね。

皮肉が凄い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ