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こうして、慌てて作ったプリンを冷やしながら
黒板の準備をした。
今日は、
コーヒー
紅茶
プリン
クロワッサン
タマゴサンド(数量限定)
ホットケーキ
ショートケーキ(数量限定)
マドレーヌ
可愛く絵もつけてカキカキ
さて、OPEN前に収穫できる物はあるかな?
あ、あったあった
よいっしょっと
フラフラと運んで中を確認
カランコロン
「あ!困ります!まだOPEN前です!」
「失礼、ちょっとお願いがありまして。」
「お客様では無いということですね。」
「はい。実は…商人ギルドのギルマスがお呼びです。」
「え!わ、私何しました?」
「いえ、話がしたいだけだと思うのですが
連れて来いと言われたもので」
「わかりました。直ぐに行きますね。」
戸締りをしてついて行く
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「ギルマスー、連れてきましたよー!」
「おお、すまんな開店前に」
「いえ、こちらも聞きたいことあったので」
「そうかそうか、すまんな。応接室で話そう」
「はい。」
応接室へ案内されて入ると
「辺境伯様!」
「マリー、よく来たね」
「さて、揃ったね。話そうか。」
まず、お店の裏庭の確認をされた。
私が召喚された人だってことはバレてたらしい。
それで、王族から守る為に街の人皆で護ることが決まったと教わった
最悪の事態になったら国の外に逃げること、幸いここは国境ギリギリの辺境の地
王都では交易をしていない貿易商なんかも来ているからどうにかなるだろうということだった。
スキルについては詳しくは聞かれなかったがこちらから質問
裏庭で採れる物は仕入れがかからない
利益ばかりになるけど税金はどうしたら?
その辺は商人ギルドのカードがオートで税金が決まるから気にするなと言うことだった。
流石、魔法の世界だ。
「そんなこんなで、後でお店に寄らせて貰うな。ケーキ食べたいしの」
「ケーキ、数量限定ですからお早目にいらしてくださいね。」
「マジか!」
「マジです。材料の関係で毎日同じ物なかなか準備できないんです。」
「なるほど、スキル使ってもそうなのだな。」
「はい。まだレベルが低くてなかなか」
「そうかそうか、頑張れよ〜
新メニュー楽しみにしておるぞ」
「はい!極力お持ち帰りにも対応する予定ですので、ご贔屓に!」
そんな和やかな呼び出しを終えてすぐ開放された。
温かな周りの人に護られて生きている感じが胸にジワッと広がりマリアンヌは幸せだった
「ちょっと行き遅れだけどね。」
「サファイアさん?今日は焼き鳥が食べたい気分だわ」
「ピーー?!まさかね?!」
「まず、お湯沸かさないとね。毛毟るから」
「ごめんッピ、許してっピ」
「全く!酷いじゃない!」
「早く帰ってOPENするっピ」
「そうね!急ぎましょ」
急いで戻ってOPENするのだった。
さっすが異世界、時間の感覚がやっぱり日本と違うわね。
遅れてOPENしても、店の前でお客様が待っていても文句言われない…
こんなもんなんだろうか…それとも街の人が温かく見守ってくれてる?
甘やかしてる感じが…頑張ろうっと
「お待たせして、申し訳ありません!ただいまオープンです!いらっしゃいませ〜」




