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こうして、午前中ゆっくりと家事とマーティンとの時間を取り

午後から仕込み、子ども達が帰宅後OPENとなった


営業時間は違えど、お客様は来てくれた。


メニューも増えた

コロッケ定食(持ち帰り不可)

カレーライス(持ち帰り不可)

タマゴサンド

焼きそばパン

クロワッサン

ショートケーキ

チョコレートケーキ

モンブラン

ブルーベリーレアチーズタルト

ドーナツ各種

クッキー盛り合わせ

団子3種盛り合わせ

飲み物飲み放題(1杯目だけお代いただきます。200ルピ)

コーヒー

紅茶

緑茶

オレンジジュース

リンゴジュース

レモンスカッシュ

レモネード


ケーキとドーナツはショーケースに所狭しと並んだ。

こんなにならんだのは初めてじゃないだろうか…


「いらっしゃいませ~!」

今日も大賑わいだった


お客さんの噂話が耳に入る

「ねぇ、きいた?」

「王都の転移門の噂?」

「聞いた聞いた!」

「この近くに転移門置かれるって!」

「通行料高いんでしょ?」

「それがそうでもないらしいのよ!みんなが使えば高くしなくても

そのうち元が取れるとかなんとか言っててね。」

「そうそう、遠い所とつなげば安全が確保されて人の行き来がどうとか」

「今度王都のカフェ行ってみる?」

「行ってみたい!」

「でも、その噂王様と宰相様がここに来たいから急いだって話も聞いたよ~」

「ほんとー?」

「ホントホント!だから案外ここが一番美味しいのかもね」

「でも王都も憧れない?」

「ものは試しだから行ってみるだけ行ってみましょう」


あの人達、マジで転移門作ったのか…。

ま、売上になるならいいか…。


その後、マリアンヌのベル喫茶店は王都でも大流行だった。

マリアンヌの店で修業して、レシピを20個ほど覚えてのれん分けみたいな店もできた。

王都でも流行った。

ただ、どうしても作れないメニューもあるのだ。

この世界に無い材料がある…レベルが上がればわかるのか…鑑定士もレベル上げを国から依頼されたそうだ。


ただ、転移門により世界は発展した

転移門は続々とあちこちにつなげられ、町が発展して人口が増え

教育も施された

ベル喫茶店は超有名店となり、予約だけで席が埋まりマリアンヌを悩ませた。

このままでいいのかな…と

なので惜しみなくレシピを解放、覚えたいという料理人は通いで店を手伝わせつつレシピを教えた

でも、状況は変わらず、予約だけで席が埋まる

ただ、料金は料理次第なので先の予約なら平民でも取ることはできた。

誕生日などのお祝いにお店を使ってくれる常連さんもおりそこは嬉しかった。


マーティンも学校に通うようになり、午前も午後もお店を開けることになった。

月に何回かはディナーの予約も取った。

どうしてもという依頼から、こっちは完全貴族様しか予約が入らなかった。高いのだ。

マリアンヌが家族との時間を確保できないので怒りぼったくりのような値段設定にしたのだが予約が1年先まで埋まっていた…。

そんな中


「俺、冒険者になる!」15歳になったロッタが夕食の時に宣言した。

ロッタは小学部となった無料の学校を卒業後、冒険者養成学校のようなところに行きたいと言い

行かせた。そこは1年なのですぐに卒業、オーディンと同じ冒険者を目指したいと言ってきたのだ


「そっか、夢できたんだね。」とマリアンヌ

まさか、家を出るとは思わなかったので結構寂しいと思ってはいたが

ここで何か否定すれば家に縛り付けることになってしまうと、言葉を飲み込んだのだ

ロッタは養子だ。世話になったと人一倍思っているのは痛いほどわかってる

甘えて欲しいと思ったことも沢山あった。

私はあなたに精一杯の愛情注ぐことができたのだろうか?と自問自答することも1度や2度じゃない。我儘をあまり言わないロッタとキキ好きなことをして生きて行って欲しいと心から願うマリアンヌだった。


「怪我に気を付けてね。必要な物があったら言うのよ。あと、帰ってきたくなったらいつでも帰ってきてね。ここがあなたの家なのはずっと変わらないからね。」とマリアンヌは言った

「そうだぞ。怪我は付きものだが命だけは落とすな。頑張れよ」とオーディン

どこか嬉しそうだ。

「兄ちゃんいつ家出るの?」とキキ

「準備が整い次第だけど2,3日で出るよ。パーティも組んだんだ。養成学校の友達と5人

バランスいいんだぜ」とロッタ


「オーディン、ロッタの旅支度手伝ってあげて。」とマリアンヌ

「おお、ロッタ、俺と買い物行くか?」とオーディン

「いいの!」とロッタ嬉しそうだ。

「どうしたのキキ?」不安げなキキをマリアンヌが気遣う

「ううん。私ね。医者になりたいの。だから、医者になる学校に入学しようと思って。

でも、そこ完全寮制でね…受かったら家を」とキキ

「大丈夫よ。きっと受かるわ。」とマリアンヌ

「でも、受かったら…」

「オーディンもマーティンも居るわ。キキとロッタはうちの子だけど

ずっとここに住まないといけないなんてルールはないわ。夢を追いかけてしたいことすればいい

なりたいものになって元気に生きて行って欲しい。これがパパとママの希望よ。

お医者様は忙しいもの、なかなか家に帰って来れないだろうけどしっかり頑張ってね。」と大きくなったキキを抱きしめる


「ママー」とキキが抱きつくと

「ママぼくもー」とマーティンも混ざる

「キキもお買い物しないとね。必要な物とかお金とかきちんと教えて。それくらいしかできることはないもの」とマリアンヌ

「そうだぞ。2人とも俺たちの子どもなんだから遠慮なんかしないでしっかり準備して、頑張れよ。」とオーディン


「私は受験の結果が出たらだからまだ2週間くらい時間ある。」とキキ

特待を狙ったそうだ。学費が免除になるからと

ホント出来た子どもだ。

特待じゃなくても行っていいのよ。と話すと嬉しそうに微笑んでた


こうして、子ども達は巣立つのだ。

マーティンは小学部で勉強をしている

マーティンにはスキルはあるのかもまだ調べていなかったので今度スチュアート様の所で見て貰おうということになった

キキが医学部へ旅立った後になるだろう、しばらく準備で忙しくなりそうだ


実は次回最終話です。

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